ダメージ DAMAGES

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脚本/Mark Fish 監督/Mario Van Peebles

第6話 忍び寄る恐怖 She Spat at Me

エレンはグレッグと接触。ボスを教えてくれれば罪には
問わないという彼女。だがグレッグは監視の目に怯えて
何も答えなかった。24時間以内に答えなければ召還すると
脅し名刺を置いていくエレン。
一方フロビシャーは先日息子のバスケットボールの試合の
中で後ろの観客から唾を吐きかけられた事に激怒していた。
世間は私のことを極悪人と見ている。なんとかしてそんな
イメージを払拭したいとフロビシャーは自叙伝を出すという。
レイは裁判が終わった後ならば良いというが、彼は今すぐ
出版するためにゴーストライターを探せと指示。仕方なく
バーバーという名のライターを探してくるのだが..。

なんとなくポイントが無く日常生活が進行しているドラマ。
裁判に関して有利になったり不利になったりするわけでもなく、
新しい証言が出てくるわけでもない。

どちらかというと裁判の行方よりも、エレンの彼氏・デビッド
が何故殺されたかの方にドラマの視線は集中するように描かれ
ている。事実冒頭では必ず、デビッドの遺体の映像から始まるし
エレンが口を開いていく様子が克明に描かれている。

グレッグはこのドラマの中でもキーマンだ。
ただこんな面倒な人物をフロビシャー側は泳がせておくという
のも変な話しだ。この人さえ居なければ、この展開を打開する
人物なんて居ないわけだし、パティの万策が尽きるというもの。

グレッグの事を威圧する男は、彼に何の甘い蜜も吸わせずに
ただ威圧するだけ。これでは、いずれ証言するのは明らかだ
よね。

フロビシャーが起こそうとしているアクションもドラマとして
は実に滑稽に映る。こんな大事な時期に自叙伝を出すという。
そんなに世間を気にする人物ならば、会社の方でももっと
誠実な態度を見せればいいのにね。

デビッドの近づく女性・ライラの存在が不気味か。
祖父が死んだと思っていたが生きていた。
合い鍵を使ってデビッドの家にも侵入してくる。実に恐い
存在。
この人はフロビシャー側の人間なのだろうか?それとも
単なるストーカー的な女性なのか。単なる狂信的な人間という
には出来すぎている気がするんだよなぁ。

グレン・クローズ (パティ・ヒューズ) 敏腕弁護士
ローズ・バーン (エレン・パーソンズ) 新米弁護士
テッド・ダンソン (アーサー・フロビシャー) 有名実業家
テイト・ドノヴァン (トム・シェイズ) ヒューズのナンバー2
ジェリコ・イヴァネク (レイ・フィスク) フロビシャーの弁護士
ノア・ビーン (デービッド・コナー) エレンの婚約者
アナスタシア・グリフィス (ケイティ・コナー) デービッドの姉

Tom Aldredge (ピートおじさん) 弁護士事務所
Philip Bosco (ホリス・ナイ) 他の弁護士事務所
Donnie Keshawarz (アンドリュー・ビダ) 弁護士事務所
Marlyne Afflack (フェリシア・マークアンド) 事務所員
Michael Nouri (フィル・グレイ) パティの現在の夫(再婚)
Victor Arnold (ラリー・ポプラー) 被害者代表
Peter Facinelli (グレゴリー・マリーナ) ケイティの彼
Miriam Shor (キャリィ・パーソンズ) エレンの姉
Francie Swift (ホリー・フロビシャー) 妻
Casey Siemaszko (ダン・ウィリアムズ) 刑事
Maya Days (ロサリオ・オルティス) 刑事
Peter McRobbie (サンフォード・トゥーミー) 判事
Nestor Serrano (ジョン・ペトロニ) パティを警護
Zachary Booth (マイケル・ヒューズ) パティの息子
Michael Stuhlbarg (バーナード・ハーシンフェルド) 精神科医

Carmen Goodine (ライラ) デビッドに近づく女
Josh Pais (ジョージ・バーバー) 小説家
Peter Riegert (ジョージ・ムーア) グレッグに圧力?
Madison Arnold (ビンセント) ライラの祖父
Elliot Korte (オーエン・フロビシャー) バスケする息子

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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