ダメージ DAMAGES

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/damages/

脚本/Mark Fish、Jeremy Doner 監督/Timothy Busfield


第10話 家族のように
Sort of like a Family

今回はパティとフィスクが協議し、裁判前に宣誓証言を行う
事になる。協議の結果、3日間、ビデオカメラ撮影有りという
条件の下で執り行われる。

宣誓証言でのパティの押しが弱い事が気になる展開。
パティ側に有利な情報というのが、30年前の交通事故の件
だけであり、肝心の株価操作の件での情報が皆無である点
が展開の先行きを心細させる。

唯一証言を持っていたグレッグを失い、パティがイニシアチブ
を取る為には何が必要なのか。
今回アーサーの妻・ホリーが離婚申請を行ったことにより、
精神的優位に立つことが出来るが、フロビシャーが冒した
犯罪の件は一切触れずに宣誓証言を行うことで一体どんな意味
が有ったのだろうか。
パティが和解に持ち込もうというのならば有利な作戦でも
彼女は彼を社会的に抹殺し、全てを奪おうとしているのだから
あんまり意味がないような感じ。

パティとエレンがケンカ別れする。
元々エレンの裁判方針に関しては認めていない事が、トムとの
会話の中で明らかになるが、今回宣誓証言の場にエレンを
立ち会わせないことで、彼女に出過ぎた行動を与える結果と
なった。
しかしこれで得た情報が今後重要になっていきそうだね。
ジョージ・ムーアの下で働いていたローラという調査チーム
のメンバーが解雇された件。ムーアは本気でフロビシャーの
不正を暴こうとはしていなかった様子。
今回ムーアが情報を漏らしているのは、アーサーに和解を
持ちかけようとするものだと思っていたが、それ以上の意図が
存在するのか、その辺がイマイチよく分からない所かな。

今回の物語は、現在から一ヶ月前の出来事が描かれた。
現在の彼女はトムに協力を仰ぎ、パティの行方を捜している
訳だが、雲隠れのまま。しかし今回パティ家に残されていた
殺人事件を臭わせる血痕が見つかった。
警察の捜査が如何に杜撰なものだったが分かるね。
トムも危険に晒されるのではないかと思ったけど、今回は
一応襲われることもなく無事核心にまた一歩近づいた格好だ。

グレン・クローズ (パティ・ヒューズ) 敏腕弁護士
ローズ・バーン (エレン・パーソンズ) 新米弁護士
テッド・ダンソン (アーサー・フロビシャー) 有名実業家
テイト・ドノヴァン (トム・シェイズ) ヒューズのナンバー2
ジェリコ・イヴァネク (レイ・フィスク) フロビシャーの弁護士
ノア・ビーン (デービッド・コナー) エレンの婚約者
アナスタシア・グリフィス (ケイティ・コナー) デービッドの姉

Tom Aldredge (ピートおじさん) 弁護士事務所
Philip Bosco (ホリス・ナイ) 他の弁護士事務所
Donnie Keshawarz (アンドリュー・ビダ) 弁護士事務所
Marlyne Afflack (フェリシア・マークアンド) 事務所員
Michael Nouri (フィル・グレイ) パティの現在の夫(再婚)
Victor Arnold (ラリー・ポプラー) 被害者代表
Peter Facinelli (グレゴリー・マリーナ) ケイティの彼
Miriam Shor (キャリィ・パーソンズ) エレンの姉
Francie Swift (ホリー・フロビシャー) 妻
Casey Siemaszko (ダン・ウィリアムズ) 刑事
Maya Days (ロサリオ・オルティス) 刑事
Peter McRobbie (サンフォード・トゥーミー) 判事
Zachary Booth (マイケル・ヒューズ) パティの息子

Carmen Goodine (ライラ) デビッドに近づく女
Peter Riegert (ジョージ・ムーア) グレッグに圧力

Garret Dillahunt (マーシャル・フィリップス) 共同経営者
Lisa Emery (ローラ・ワトキンス) 調査チームの一人・解雇
Reade Kelly (カール・ランバート) 交通事故で娘を亡くした
Steven Gilborn (アラン・デニンジャー) 共同経営者

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