ダメージ DAMAGES

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第11話 弁護士のプライド
I Hate These People

脚本/Adam Stein 監督/Edward Bianchi

パティとケンカ別れした事実をナイに相談する。
自力で証拠を見つけたのに、勝手に動いたことを責められ
た。パティが大事にしているのは裁判に勝つことではなく、
マインドゲームであるとエレンは不満をふづける。
8日後、披露宴の座席表を話し合うエレンとデビッドの元に
パティがやってくる。エレンが残していった調査ファイルに
関心を示したパティは何時でも戻ってきて欲しいことを告げる
が一度決めた事を簡単には覆さなかった。

いよいよ核心に迫ってくる展開ですね。

ドラマとしては、8日後、6日後、2日後という時系列で進む
流れと、レイが回想する2002年5月、6月、7月の流れで進行
する。
2002年の話しは、レイがグレッグと出会い、意気投合し、
簡単な仕事を与えてその報酬を与える流れだ。当然その中に
インサイダー取引を臭わし、グレッグに株を売り渡すよう
仕掛ける場面も含まれている。

ジョージ・ムーアが何をしようとしていたのか。
前回の展開の中で、ムーアの元で働いていたローラ・ワトキ
ンスの証言により、彼がフロビシャーを追いつめようとして
いたのではない事を知り、それをネタに更なる情報を引き
出そうとする。
しかしそれをレイらに勘づかれて、ムーアは殺されてしまう。
驚くべき事に、グレッグを殺したのはムーアによるものでは
なくレイによる犯行だった点だ。ムーアを殺したのも当然ながら
レイによるもの。
過去の映像の中で、レイがグレッグによくしている理由が
語られ、それがゲイである事実が告げられたのは衝撃のシーン
の一つだ。

ムーアに接近したエレンは彼が車中で殺されているのを知っても
慌てず騒がず、証拠の品を彼の懐から取り出し、指紋を綺麗に
拭き取る。この一連の行動に、リアリティを感じないのは私だけ
だろうか。普通の女性ならば取り乱すでしょうに。

更にグレッグとレイが接触する写真が何故残っているのかも
疑問。

レイはグレッグが亡くなる前に投函した手紙を受け取る。
これには一体何が書かれていたのだろうか。

さてエレンが見た遺体、パティの靴に付着していた血痕は
レイのモノだった。まさか自殺したものだとは思わなかった。

そしてエレンの家に上がり込む女性の陰。
デビッドを殺したのは明らかにライラだと思うが、何故エレン
ではなく彼だったのかという辺りも気になるところ。

最後にケイティがグレッグの残したVTRを持ってくるが、
これが裁判で使われるのだろうか。正直裁判なんてどうでも
良くなってきている印象だ。

グレン・クローズ (パティ・ヒューズ) 敏腕弁護士
ローズ・バーン (エレン・パーソンズ) 新米弁護士
テッド・ダンソン (アーサー・フロビシャー) 有名実業家
テイト・ドノヴァン (トム・シェイズ) ヒューズのナンバー2
ジェリコ・イヴァネク (レイ・フィスク) フロビシャーの弁護士
ノア・ビーン (デービッド・コナー) エレンの婚約者
アナスタシア・グリフィス (ケイティ・コナー) デービッドの姉

Tom Aldredge (ピートおじさん) 弁護士事務所
Philip Bosco (ホリス・ナイ) 他の弁護士事務所
Donnie Keshawarz (アンドリュー・ビダ) 弁護士事務所
Marlyne Afflack (フェリシア・マークアンド) 事務所員
Michael Nouri (フィル・グレイ) パティの現在の夫(再婚)
Victor Arnold (ラリー・ポプラー) 被害者代表
Peter Facinelli (グレゴリー・マリーナ) ケイティの彼
Miriam Shor (キャリィ・パーソンズ) エレンの姉
Francie Swift (ホリー・フロビシャー) 妻
Casey Siemaszko (ダン・ウィリアムズ) 刑事
Maya Days (ロサリオ・オルティス) 刑事
Peter McRobbie (サンフォード・トゥーミー) 判事
Zachary Booth (マイケル・ヒューズ) パティの息子

Carmen Goodine (ライラ) デビッドに近づく女
Peter Riegert (ジョージ・ムーア) グレッグに圧力

Garret Dillahunt (マーシャル・フィリップス) 共同経営者
Lisa Emery (ローラ・ワトキンス) 調査チームの一人・解雇
Kathryn Meisle (マロニー・フィスク) レイの妻

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