ダメージ シーズン2
DAMEGES
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/damages2/


第5話 疑惑の合併
I Agree, It Wasn't Funny

脚本/Aaron Zelman
監督/Mario Van Peebles
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エレンをスパに誘うパティ。エレンはダニエルに恥をかかされ
たパティの事を心配する。パティは自分が訴訟を選ぶ基準は
小さな怒りの種から始まること、そして怒りを収めるためには
誰かを罰しないとダメだと告げる。ダニエルは小物にしか過ぎ
ないので、本当の敵はUNRである事を語る。

ダニエルは自宅を売りに出す。自宅を眺めながら、5週間前の
事を思い出す。ダニエルの調査結果が妻・クリスティンに知ら
れると彼女は告発すべきだと夫に迫る。しかしダニエルは身の
安全の事を考え訴えることはしないと告げたことで、夫婦ゲン
カを行っていたのである。

一方テレビではUNRが他の企業と合併する事が発表される。
勿論連邦エネルギー規制委員の許可がなければ合併は成立し
ないが、その為に汚染の事実があることを避けようとしていた
のである。合併したら二倍の資金力で防御を固めてしまう為
なんとかして阻止しなければならないとトムはパティに告げる。

そんな中、トムが事務所に来てから勤続10周年が来週に迫る。
ささやかながらもパティの家で身内だけのパーティーを開催
する事になりエレンにも声を掛ける。しかし先日エレンは
彼女の家で殺害されそうになったので、事情を察して無理に
来ることはないと告げる。

一方ケンドリックスはエネルギー委員の前で合併の正当性を
訴える。その為にダニエルが間に立ち、全てはISOの基準を
満たしていること、環境対策を取っていることを説明する。

FBIの二人はエレンにパーティーに行くのならば録音機を持っ
ていくよう彼女に指示する。

連邦エネルギー規制委員の元に赴くパティ。委員の一人・ダグ
ラスシフに合併に関する阻止を訴える。ダニエルが持ってきた
資料を手渡し、汚染している事実を語るが、これはあくまで
憶測だけだとしてこれだけでは阻止するのは難しいと言う。
来週中に認可するかどうかを決めるとの事だった。
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久しぶりにメッサー刑事が登場した。
シーズン1では怪しい殺し屋かと思っていたけど、まだまだ
ご存命だったのね。それよりもエレンが殺害していたと思って
いたパトリックがまだ生きている事が驚き。その彼がピート
伯父さんと繋がっていることで更に驚きといった感じ。

更に驚かされるのはエレンの相談に乗っていた男性・ウェスが
刑事の役柄であった点だ。

ドラマとしては合併阻止に動いた話だったけど、人脈の有る
ケンドリックが圧力を掛けて、エネルギー委員のダグラスの
動きを封じ込めてしまった。この人は現在、唯一パティの味方
になれる人だと思っていたのにね。
財務諸表をフィルに調べて貰った際に、この合併に関しては
採算の取れていないものだという。一体UNRが何をしようとして
いるのか不気味なところだ。

そしてパティはエレンの動きについても疑り深くなる。
エレンが持ってきた乳児訴訟の件。前金を貰いに来た女性の
モニークは実在こそするが全く違う人物だった。
パティにFBIの捜査の手が回っていることを知り、彼女
にしては珍しく少しナーバスになる所もあった。だけどパティ
もそれ程馬鹿ではないからね。FBIの流れは単にドラマを
盛り上げるだけで終わるかも知れないな。

エレンがパティの動きを知ってFBIを裏切りパティに全てを
告白するけど、エレンが語る事務所内にスパイの存在が居る
とのセリフは嘘から出た誠のような流れになっているね。
まさかと思うがピート伯父さんがスパイじゃないよな。

ダニエルについてもまだまだこの人は何を起こすか分からない
感じ。今回はダニエルがクリスティン殺害に関して容認する
ような態度を示したことが改めて描かれていたけど、それでも
UNRに関しては全幅の信頼を置いているわけでは無さそうだね。
最終的にはこの人の証言で決まりそうなパターンだな。

パティ・ヒューズ (グレン・クローズ) ヒューズ法律事務所
エレン・パーソンズ (ローズ・バーン) ヒューズ法律事務所
トム・シェイズ (テイト・ドノヴァン) ヒューズ法律事務所

ダニエル・パーセル (ウィリアム・ハート) ヘリックス環境リサーチ社
クレア・マドックス (マーシャ・ゲイ・ハーデン) UNR首席顧問弁護士
ウォルター・ケンドリック (ジョン・ドーマン) UNRのCEO
アーサー・フロビシャー (テッド・ダンソン) 元有名実業家
ウェス・クラリック (ティモシー・オリファント) カウンセリングの参加
ワーナー (グレン・ケスラー) FBI捜査官
ハリソン (マリオ・ヴァン・ピープルズ) FBI捜査官
ケイティ・コナー (アナスタシア・グリフィス) エレンの姉

ピートおじさん (Tom Aldredge) 事務所の職員
レイ・フィスク (Zeljko Ivanek) 自殺
クリスティン・パーセル (Paige Turco) ダニエルの妻
エリカ・パーセル (Delaney Muro) 娘。
デイビッド・コナー (Noah Bean) 殺害されたエレンの彼
マイケル・ヒューズ (Zachary Booth) パティの息子
フィル・グレイ (Michael Nouri) パティの彼

アナ・メルカド (Mili Avital)
アーサー・フィリップス (Brennan Brown)
ダグラス・シフ (Ty Burrell) 連邦エネルギー規制委員
リック・メッサー (David Costabile) 刑事
デイヴ (Clarke Peters) フィルの知人。パティに忠告する
デブ・(Jennifer Roszell)
ランダル・ハリソン (Mario Van Peebles)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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