ダメージ シーズン3
DAMEGES

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第11話 家族の過去 All That Crap About Your Family

脚本/Daniel Zelman
監督/Matthew Penn
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エレンはこの日出社せず、アン・コネルの自宅を訪ねる。
チャイムを鳴らすがなかなか出てこない為、不在かと思った
瞬間中から女性が出てくる。自分の名前はエレン。私のことを
覚えていないか?と尋ねる。

一方ゲイツ検事がテッサを逮捕した事をトムはパティに報告。
来る直前に逮捕された様だと言うと、何故ゲイツは彼女の存在
を知ったのか?と疑問に感じるパティ。

ゲイツはテッサを事情聴取する。逮捕容疑は、彼氏がアンティ
グア人であり、ビザが切れているのに滞在させていた為に、
名目上共犯者だと疑われたものだった。テッサは弁護士と話し
たいとしてパティを指名する。
ニックはゲイツに対して、エレンが首になるという事は無い
でしょう?と尋ねる。

アンはエレンに対して、何故私を捜したのか?と問うと、エレン
は夢に見たのだという。アンはエレンが法律家になった事を
知っており大出世だと喜ぶ。ずっと心配しており、手放した事
を申し訳なく思っていると告げる。それを聞いてエレンは自分
が養子なのか?と問うと、アンはエレンが事情を聞いていないと
感じる。そしてアンは彼女に私は母親ではない事を告げる。
自分がベビーシッターをしていたのはエレンが4、5歳の時で
当時エレンの家は酷い状態だったという。エレンの父はいつも
何かに怒っていて不幸だった事。エレンの母は二人の娘の面倒
を見切れず、エレンを一時期私に預けたという。その機関は
半年くらいで、ある日エレンの母からずっとこのまま預かる
つもりは無いかと養子を打診されたという。それでアンはokを
出したが、エレンの母はやっぱり手放せなかった様で、それ以来
逢わせてくれなかったという。貴方のお母さんも出来る限りの
事をしていたという。

ゲイツに逢うパティは、テレサはこの事件の鍵となる人物で
有ることを訴える。このまま捕まえていたとしてもすぐに釈放
される事は目に見えていると訴える。しかしパティにはそれを
待つ時間はないだろう?と問い、ダニエル殺害に関する情報を
渡すよう要求する。しかしパティはまだ取引することは出来無い
と告げる。

トムはエレンに電話をする。テッサの事をゲイツが逮捕した
という。それを受けてエレンはパティの元を尋ねる。
パティは酒を飲んで不機嫌そうにしていた。そしてエレンを
見るやどうしてゲイツは知っていたのか?と問う。エレンは
トムの事を庇い、自分がテッサと接触したのが裏目に出た事を
告げ自分のミスだと告げる。それを聞いてパティはエレンに
最初から私の顔を潰すのが目的なのではないか?という。本当
の目的はゲイツに取り入ることに有るのではないか?と。
昔からエレンは野心的だった事。エレンの家庭の事情に対処
させられるウチに惑わされたが、ようやく貴方という人が分か
ったという。上昇志向の寄生虫であり、そして冷酷だという。
二度と現れないでとして、パティはエレンを突き放す。

一方フロビシャーは、監督たちも交えて、自分の自伝の映画化
に向けて着々と進行していた。ゲイルやテッサも加わり、
軽く自伝の中のエピソードを演じてみる。しかしアーサーは
それを見て何かが欠けている事を指摘。パティという人間は
性根が腐っていて100%純然たる悪そのものだという。パティを
演じている女性からその毒気が出ていないとの事。

ジョーはゼデックの元を訪ね、テッサが検事局に拘束された事
を告げる。まさか24歳の娘が運び屋だったとはと驚くジョー。
当局の動きが予想以上に速かった事を告げ、仕方がなかったと
告げる。

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エレンとアンの関係

本当の親子かと思っていたけど、実際にはエレンの事を養子に
出そうとしていた人物だったようだ。
過去のパーソンズ家は、辛い状況に有り、育てられないとした
母がアンに預けようとしたもの。
しかしエレンの父の暴君ぶりは、如何にも田舎の男性って感じ
で、家族に力を誇示したい様なタイプなんだろうね。

フロビシャーの流れ

イマイチ、この流れはパティの件に絡んでくるものなのかよく
分からないものがある。ただフロビシャーを演じるテリーは、
フロビシャーのダークサイドな一面を知るために、当時の彼と
同じような行動を取り始めるけど、まさか殺人まで示唆して
いたとは思わなかったみたいだね。
それを知ったテリーはどうするのか?

感謝祭の日の事

今回はキーパーソンであるテッサが鍵を握っていたので、感謝祭
の一日も色濃く描かれた。
ルイスは告白する前にダニエルとゼデックに相談していること。
ゼデックが関わっている慈善団体は、マネーロンダリングの様な
資金洗浄の為に使われている事が分かる。

パティを失望させるものたち

エレンに対して失望していたけど、実際にはトムが嘘を付いて
いたこと自体にパティは相当ショックだったのではないか。

自分の身の回りにいる人物が信用できない人物ばかりだという
事でアレックスを育てていくのかなと思ったけど、突然の解雇。
随分活躍していたけど、何が気に入らなかったのだろうね。

3枚目の書類は何?

テッサが給料をアメリカドルで受け取る為に提出している書類。
通常2枚だが、3枚目の書類は果たして何なのか。
マルコムが帯同して、アンティグア銀行に確かめに行くも、
テッサもマルコムも殺害される。
マルコムは凄く使える人物だったのに惜しいね。

テッサの本当の親は?

ジョーのことを義兄だとしていたけど、実際にはジョーが
アルコール中毒の時に関係を持ったダニエルとの間の子みたい
だね。マリリンはそんな事実をジョーに話さずテッサに殺害を
指示させてしまう辺りが実に惨い。マリリンもやっぱりトビン
家の人間だったという事か。

エレンの前に現れるデービッド・コナー

外科医をしていた彼とはシーズン1の頃付き合っていたけど、
結果的に浴槽で殺害されてしまった。
そんな彼が亡霊となったエレンの前に現れ、パティの元に戻る
か、完全に縁を切って前向きに生きていくのか問いかける。
最近のエレンは、彼の事を考える機会も少なくなりつつあるの
かな。

いざ慈善団体を突きとめろ!

テッサが亡くなった今、慈善団体から突きとめていくしか無い
感じだね。
残り2話で無事解決に導かれるのか。


パティ・ヒューズ (Glenn Close) 弁護士
エレン・パーソンズ (Rose Byrne) 検事
トム・シェイズ (Tate Donovan) 弁護士

マリリン・トビン (Lily Tomlin) 母
ルイス・トビン (Len Cariou) 父・詐欺事件の主謀者
レーチェル・トビン (Reiko Aylesworth) ジョーの妻
キャロル・トビン (Ana Reeder) 長女
ケビン・トビン (Seamus Davey-Fitzpatrick) ジョーの息子
ジョー・トビン (Campbell Scott) 長男

コーティス・ゲイツ (Ben Shenkman) 検事局・上司
ニック (Ebon Moss-Bachrach) 検事局・髭
クリス・シャープ (Darren Goldstein) 検事局
ビクター・ハントリー (Tom Noonan) 刑事
ミルトン・トラメル (Glenn Fleshler) 刑事

ロジャー・カストル (Michael Gaston) パティの事務所・メガネ
ジュリアン・デッカー (Keith Carradine) パティに近づく
レオナルド・ウィンストン (Martin Short) ルイスの弁護士
ダニエル・マルケッティ (Madchen Amick) DMMの人
デビー・シェイズ (Jennifer Roszell) トムの妻

バリー (Michael Laurence) ホームレス
スチョワート・ゼデック (Dominic Chianese) ルイスの友達
アーサー・フロビシャー (Ted Danson) 企業家
テリー・ブルック (Craig Bierko) 俳優。アーサーに賛同
エリオット・フロビシャー (Elliot Korte) 息子

ベン・ディフォルコ (Paul Carafotes) ゼデックの仲介人
ジョシュ・レストン (Matthew Davis) 記者
アレックス・ベンジャミン (Tara Summers) 弁護士
J.T ライリー (Peter J. Fernandez) 判事
テッサ・マルケッティ (Vanessa Ray) ダニエルの娘
ホレイショ・エマニュエル (Michael Potts) ゼデックの知人
デニース・パーソンズ (Debra Monk) エレンの母
キャリー・パーソンズ (Miriam Shor) エレンの姉
マルコム (Michael Pemberton) パティの仕事人
ゲイル・スターマー (Julie Claire) 映画・共同制作者
アルバート・ウィギンズ (Bill Raymond) レニーの父
リック・レンフロー (J. Tucker Smith) 被害者
アン・コネル (Marina Squerciati) ベビーシッター__

--- (Katie Finneran) パティ役の女優
--- (Neal Huff) レイ・フィスク役の男優
--- (Tom Gilroy) 自伝の監督
--- (Adam Dannheisser) マルコム、テッサを殺す殺人者
--- (Vanessa Elese) テリーが車中でHする売春婦
デービット・コナー (Noah Bean) エレンの元恋人。故。


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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