デスパレートな妻たち
Desperate Housewives (シーズン6)

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/dh6/index.html



第12話 デリケートな問題 You Gotta Get a Gimmick

脚本/Joe Keenan
監督/David Grossman
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カールが亡くなって一ヶ月。
遺言書が弁護士立ち会いの下で開封され、大叔母にはグランド
ピアノ、いとこには金のカフスボタン、娘・ジュリーには金と
有価証券が相続される中、別れた妻・スーザンにも分配が有る。
話を聞いていると、なんと事業の共同経営権だという。
事業を見に行くと、
ダブルDと呼ばれるストリップクラブだった。
共同経営者・
ジンボ・ルーニーに会いに行くスーザン。
カールはとても良い奴だったという。スーザンは淋病の館の
経営権などすぐに売りたいとするが、ジンボはトップレスの
カラオケデーを設けてからとても儲けている事を聞かされる。
そんな中、ダンサーの一人・
ジェニファー・モレノから
スーザンがデルフィーノという姓だと知ると、店に同じ名前の
男性が来るという。その人は配管工でマイクという名前だと。

ガブリエルとカルロスは、セリアを助けてくれたお礼の為に
リネットたちの家を訪れる。お土産はなんと60インチのプラズ
マテレビ。しかもカルロスによると、リネットが出産するまで
産休を取れることになった事を報告する。リネットは自分が
休んでいる間に誰が仕事を担当するのか?と問うと、カルロス
が残業してカバーするという。それを聞いていたトムは、自分
も少し広告の仕事をしていたので変わりに行うと提言。
ガブリエルとカルロスは良い案だとするが、リネットは複雑な
仕事だからとして、断ろうとする。しかしカルロスからの
要請でトムが仕事をすることになる。

ブリーの元に、
サイクス神父が来る。ブリーは信仰心に背き
罪を犯したとして、サイクスに寄付金を渡したり、チャリティ
を開くなど約束をする。自分は役目を果たしたいのだというと
神父はブリーの異変に気がつき、それは飛行機事故と何か関係が
有るのか?と問う。不倫した事を告げ、しかも相手はカールで
有り、その結果カールは亡くなり夫・オーソンは半身不随にな
った事を語る。過ちを正したいことを告げると、神父はもう
答えは出ているのではないかとし、オーソンの面倒を見ること
だという。自信が無いというブリーに対して、
感情のあるなし
に正しいことは出来る
というパール・バックの言葉を引用する
のだった。

ダニーは友人のエディを連れてジュリーの前に訪れる。
エディが今度漫談をやるので見に来て欲しいとの事。ジュリー
は一連の事件が解決するまで東部にいるいとこの家に会いに行く
つもりだと語る。

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■スーザンはストリップクラブを相続

まさかカールは遺産を残している物だとは思わなかった。
離婚弁護士だけでなく、ストリップクラブの共同経営者に
なっているとはね。

ストリップクラブは"ダブルD"というらしい。
マイクが常連だと言うことでまさかとは思ったけど、配管工
としての仕事の常連であり客として行っている事では無い
事が判明する。

ただスーザンがマイクに対して行くなと命令したことで話が
ややこしくなる。

■男性を縛るのは得策なのか否か。

男性にストリップクラブに行くなという事はどうなのか。
カレンとかギャビーとかボブの前で、その事の是非を話し合う
やりとりが笑えたね。

いつの間にか話は妄想の話になり、カレンとボブがトムを
妄想相手として選んでいたという辺りが、何とも不気味なもの
が有った。

ギャビーはカルロスがそういう所に行っても気にしないみたい。

■マイクを従わせるために取ったスーザンの行動

この辺のあざとさと機転の利く行動力は凄いね。
まさかダンサーとしてステージに上がるとは思わなかった。


■リネットはキャリアウーマン

相変わらずリネットの自分勝手な一面を見た気がする。
リネットが仕事に掛ける意気込みというのも分かるけれど、トムの
リネットの事を心配する気持ちの方が、今回は伝わってくる
ものが大きかったのでそう感じたのかも知れない。

それにしてもあれだけこじれていたソリス家との関係を一瞬
にして仲直りさせる脚本の手腕が光るね。


■ブリーとオーソン

ブリーにしてもオーソンにしても、なんとなく違和感の有る
行動だった。オーソンにして見れば彼女がカールと関係を
持っていたことはしゃくに障るのかも知れないけど、元々は
自分が悪いんだしね。
結局ブリーの好意に甘えて、オーソンは我が儘放題。
何処まで耐えるのかが見物だね。
そんな事よりも面倒を見てくれるというのだから、素直に
その好意に甘えれば良いのに・・・

■ガブリエルとカルロスのルーツ

二人はメキシコ系という事で、当然ホワニータもメキシコ系
なのだが、自分はアメリカ人だと思っていたという。
その原因はギャビーがメキシコ系で有ることを避けて、
アメリカの白人とばかり付き合っているためのもの。
メキシコ人である事に劣等感を持っているとの事だけど、
あれだけ綺麗な人で現在成功している人も、貧しい育ちだと
言うことは、そんなに心理的な負担が存在するのかな。

それにしてもホワニータ、ちょっと頭が悪すぎって感じもする
し、場を読めない所があるけど、何歳くらいなのだろうか。

スーザン・メイヤー (Teri Hatcher) 絵本作家、美術の助手
リネット・スカーボ (Felicity Huffman) 子沢山
ブリー・バン・デ・カンプ (Marcia Cross) 潔癖性
ガブリエル・ソリス (Eva Longoria) 元モデル。プライド高い

イーディ・ブリット (Nicollette Sheridan) 不動産業
カルロス・ソリス (Ricardo Chavira) 保釈中
トム・スカーボ (Doug Savant) リネットの夫
オーソン・ホッジス (Kyle MacLachlan) 潔癖性。医者
マイク・デルフィーノ (James Denton) 電気工

アンドリュー・バン・デ・カンプ (Shawn Pyfrom) 息子
ダニエル・バン・デ・カンプ (Joy Lauren) 娘
プレストン・スカーボ (Max Carver) 双子・ヨーロッパへ
ポーター・スカーボ (Charles Carver) 双子
パーカー・スカーボ (Joshua Logan Moore)
ペニー・スカーボ (Kendall Applegate)

キャサリン・メイフェア (Dana Delany) 元住民
カレン・マクラスキー (Kathryn Joosten) 隣人
リー・マクダーモット (Kevin Rahm) ゲイ・不動産
ボブ・ハンター (Tuc Watkins) ゲイ・弁護士
ホワニータ・ソリス (Madison De La Garza) ギャビーの娘
セリア・ソリス (Daniella Baltodano) ギャビーの娘
MJデルフィーノ (Mason Vale Cotton) 息子
カール・メイヤー (Richard Burgi) スーザンの元夫
アレックス・コミニス (Todd Grinnell) 医師。ゲイ?

アナ・ソリス (Maiara Walsh) カルロスの従妹
アンジー・ボーレン (Drea de Matteo) 妻
ニック・ボーレン (Jeffrey Nordling) 夫、新しく引っ越し
ダニー・ボーレン (Beau Mirchoff) 息子
ロイ・ベンダー (Orson Bean) カレンの恋人


サイクス (Dakin Matthews) 修道院長
エディ・オーロフスキー (Josh Zuckerman) ダニーの友人
ホブソン (John Rubinstein) 校長
ジェニファー・モレリ (Brianne Davis) "Double D"ダンサー
ジンボ・ルーニー (Brent Briscoe) 共同経営者
エムシー (Lou DiMaggio)
レイワー (Ben Lemon)
--- (Kevin Scott Allen) 酔っぱらい
ダンサー (Sujata Day)
--- (Brisco Diggs) クラブ"Double D"の客


評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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