デスパレートな妻たち
Desperate Housewives (シーズン6)

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/dh6/index.html



第13話 怒りの矛先 How About a Friendly Shrink?

脚本/Jason Ganzel
監督/Lonny Price
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夕食会で守るべきルール。
銀食器を研くこと、BGMを大きくしすぎないこと。ゲストのワイ
ンは必ず開ける事。ホストを労うこと。そして夫婦の問題に
触れるのを最小限に留めること。

この日、リーとボブのランチに誘われたリネットとトム。
しかしリーとボブは現在倦怠期であり、喧嘩していた。
リーはボブが嫌なことを言うとそれを感情日記に書き、その事
をセラピーの前で話し合うのだという。トムはウチもそういう
専門家に頼るべきではないか?とするが、リネットは断固とし
て拒否する。

フェアビューヘルスセンター心理療法科ブレント・アベトン
の元には多くの患者が通う。キャサリンもこの病院に通う一人
だった。医師の前でマイクとのこれまでの事を話す。
孤独を癒す存在で、彼に意中の女性が居ると知って、より孤独
感が増したこと。その為に妄想の世界に逃げ込んだ事。
現在は現実を把握できているが、自分で人生を台無しにした
現実は向き合うのが辛すぎると告げる。

オーソンはブリーの頼みも聞かず一週間風呂に入らずにいた。
人の手を借りて風呂に入るなど屈辱だというオーソン。
オーソンはブリーに必要な物をメモしたので買ってきてという。
しかし先ほど買ってきたばかりだとして、それを拒否すると
君のせいで車椅子生活になった事を口にする。

一方
オークリッジ校にホワニータを通わせることになったギャ
ビーは、そこで美術の助手として働いているスーザンに会う。
スーザンはホワニータはどのクラスに入ったのか?と尋ねるが
ギャビーには何のことだか分からなかった。学校では生徒達を
動物で振り分けており、校長の方針でそれが意味することは
何かは言わないが、ランク分けされているのだという。
ホワニータはヒョウでありMJはキリンだという。スーザンは
恐ら
くヒョウが落ちこぼれで、シマウマが普通、そしてキリン
が特進クラス
だという。しかしこれはレースではなく、自分の
ペースで過ごさせるのがモットーなので気にするなという。
スーザンはそう思う根拠として、先日地球儀を作らせた時の
生徒の作品を見せる。たしかにヒョウの生徒は酷い出来映え
だった。

トムはこの日から感情メモを付け始める。リネットはそれを
知るメモ帳の内容が気になるが、一緒にセラピーに行くの
ならばそこで見せるという。

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■オーソンとブリー

ブリーに裏切られた事に対するオーソンのしわくちゃにされた
プライドと、更には半身不随になったことでの心の傷が予想
以上に大きい事を示したような話だった。
近視眼的にみるとオーソンが我が儘で嫌な奴にも見えるんだけ
ど、やっぱり車椅子になってしまった辺りはちょっと可哀想だ
な。

ブリーが最低限のマナーを求める気持ちもよく分かる。
ワッフルをオーソンの手の届かない所に置く辺りの意地の悪さ
とかブリーっぽいとも言えるけど、やっぱり最終的にはオーソ
ンの心の傷に同情心がいってしまう。

■スーザンとギャビー

どちらの子が優秀か否か。
正直二人の能力に関しては目くそ鼻くそだし、ホワニータが
特進クラスだなんて全く信じられないものが有る。
ギャビーは知りたいと思うことはどんな事をしてでも手に
いれる辺りの執念が凄い。これはどの主婦にも言えるかもしれ
ないけどね。

国語の成績では結局どっちが特進だったのだろうか?

■トムとリネット

どうも最近リネットの強引さについて行けない所があるので
トムに同情的になってしまうのだけど、今回もまたリネット
が自分だけで処理しようとしている辺りが目に付いた。
結局トムの書いていたメモの中にはどんな事が書いてあった
のかな。

■キャサリンを取り巻く仲間達

カレンはキャサリンに恩が有るとかで、上手くウィステリア
通りの仲間達と引き合わせる仲介役を務めた。やっぱり
売れるときには恩を押し売りでもしておくべきだね。
最後にスーザンと握手するときには、ちょっぴり緊迫感が
有ったけど大丈夫なのかな。

■アナとアンジー

アナが息子のダニーとつきあい始めたことでアンジーは心配。
特にこの家庭は曰く付きの家庭なので、必要以上にアンジー
は敏感になっているところがあるのだろうけどね。

ただこのドラマではイタリアンが相当庶民的で安っぽい料理
として扱われている気がするんだけど、日本から見ると
アメリカの料理こそ安っぽい感じがするんだけどね。

スーザン・メイヤー (Teri Hatcher) 絵本作家、美術の助手
リネット・スカーボ (Felicity Huffman) 子沢山
ブリー・バン・デ・カンプ (Marcia Cross) 潔癖性
ガブリエル・ソリス (Eva Longoria) 元モデル。プライド高い

イーディ・ブリット (Nicollette Sheridan) 不動産業
カルロス・ソリス (Ricardo Chavira) 保釈中
トム・スカーボ (Doug Savant) リネットの夫
オーソン・ホッジス (Kyle MacLachlan) 潔癖性。医者
マイク・デルフィーノ (James Denton) 電気工

アンドリュー・バン・デ・カンプ (Shawn Pyfrom) 息子
ダニエル・バン・デ・カンプ (Joy Lauren) 娘
プレストン・スカーボ (Max Carver) 双子・ヨーロッパへ
ポーター・スカーボ (Charles Carver) 双子
パーカー・スカーボ (Joshua Logan Moore)
ペニー・スカーボ (Kendall Applegate)

キャサリン・メイフェア (Dana Delany) 元住民
カレン・マクラスキー (Kathryn Joosten) 隣人
リー・マクダーモット (Kevin Rahm) ゲイ・不動産
ボブ・ハンター (Tuc Watkins) ゲイ・弁護士
ホワニータ・ソリス (Madison De La Garza) ギャビーの娘
セリア・ソリス (Daniella Baltodano) ギャビーの娘
MJデルフィーノ (Mason Vale Cotton) 息子
カール・メイヤー (Richard Burgi) スーザンの元夫

アナ・ソリス (Maiara Walsh) カルロスの従妹
アンジー・ボーレン (Drea de Matteo) 妻
ニック・ボーレン (Jeffrey Nordling) 夫、新しく引っ越し
ダニー・ボーレン (Beau Mirchoff) 息子
ロイ・ベンダー (Orson Bean) カレンの恋人


ホブソン校長 (John Rubinstein) オークリッジ校
コリーン・ヘンダーソン (Wendy Benson-Landes) 算数の教師
ジョイス (Patricia Bethune) オーソンのリハビリの先生
グラハム (Jane Leeves) 精神科医
ブレント・アベドン (Richard Gilliland) ヘルスセンター心理療
法科医
ジョーイ・マーフィー (Aedin Mincks) ノリを食べた生徒
レイチェル・ミラー (Mackenzie Brooke Smith) キリンの生徒
ジェームソン (Vince Cefalu) ギャンブル癖
Mrs.チャップマン (Candace Brown)
--- (James Aidan) Sobbing Man
--- (Karen Strassman) Sobbing Woman


評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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