デスパレートな妻たち Desperate Housewives (シーズン6) http://www3.nhk.or.jp/kaigai/dh6/index.html

第22話 絶体絶命 The Ballad of Booth

脚本／Bob Daily
監督／Larry Shaw
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アンジーはパトリックによってついに見つかってしまう。
アンジーはかつて大学を自らの意思で中退し、エコテロリスト
の組織に入ったのも自分の意思、そしてそんな組織のカリスマ
指導者と恋に落ち、そして彼に頼まれ爆弾を作ったのも自分の
意思だった。選択を誤ってきた事をアンジーは自覚していた。
そんな忌み嫌う相手との再会。
パトリックは自分たちの活動が名誉あるものだとするが、人が
死んでいるのに何が名誉だと激怒するアンジー。パトリックは
心変わりしたのは何時なのかと問うが、最初から貴方のこと
など愛していなかったと語る。パトリックはまたアンジーに
爆弾を作るよう要求するが、それだけは絶対に嫌だと告げる。

刑事ジョン・ブースは、ウィステリア通りで次々と女性が殺害
されているにも関わらず未だに手がかりが掴めず焦っていた。
ブースの元に電話が鳴り、森で女性の遺体が埋められているの
を発見したとの報告が入る。

リネットは親子でセラピーを受けさせるために、エディの母・
バーバラの元を尋ねるが、不在だった。近所の人も最近見かけ
ていないという。その事をエディに語ると、母は酒を飲みに
いくと何日も家に帰宅しなくなるとし、1、2週間すれば戻って
くる事を語る。探さなくても大丈夫なのねとリネットは確認
する。

カルロスは自分の誕生日に出張が入る。
ギャビーはカルロスの為に帰ってくるまでにラザーニャを作って
おくとするが、外で食べるのでそんな事をしなくても良いと
やんわり断る。11年もギャビーの作ったラザーニャを食べて
来たのに、今まで旨いと言って食べていたのはウソなのかと
激怒。カルロスの母が突然交通事故で亡くなったので、レシピ
を受け取れずに死んだことを訴える。

スーザンはマイクの最近の領収書を調べていくと、彼は常連客
から金を受け取らずに仕事をしていた事を知る。マイクに
聞くと最近は不況で金払いが悪いことを告げ、それでも長年の
お得意さんなので強くは言えない事を語る。ウチの窮状を語れば
払ってくれるのではないかとし、私が取り立てすると語る。

ブリーはサムが怖くて解雇できない事を知ると、アンドリュー
は自分が解雇するという。僕らはサムが猟奇的な奴でも怖くは
ないとオーソンに同意を求めるが、オーソンは車椅子故弱気。
オーソンは穏便に済ますという意味でも、金を使ってみては
どうかという。退職金を払えば納得するだろうとの事。

ジョンとファースト刑事は、スカーボ家を訪れる。
イリーナが殺害された件で、恋人だったプレストンから事情を
聞きたいという。イリーナの持ち物の中にプレストン宛の手紙
が有り、別れ方が酷かった事を刑事達は指摘。息子が犯人なんて
あり得ないというリネット。しかし刑事から出頭させてくれと
言われる。
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■リネットとエディ

リネットの優しさとエディの猟奇的な一面が同居し、なんとも
怖い感じがした。エディを更生させられるのはリネットの母性しか
居ないと思わせるのも事実なんだけどね。

結局エディはあれだけ優しいリネットを最後監禁する事になり
そうだけど、優しくしてくれた相手よりも、自分の罪が見つかり
そうになるのを阻止する為に動くという所が、嫌な展開だった
ね。エディの目は優しそうなだけに、ちょっと残念。

■アンジーとパトリック

パトリックは子供に執着はないみたいだけど、わざわざアンジー
に爆弾製造を依頼に来るというのは、パトリックは未だにアンジーを
好きみたい。
それよりも未だにエコテロリストの活動をしているところが
驚きだ。自分が悪いことをしている感覚が無い所が実に憎たらしく
救いようのない感じに見えてくる。

■ギャビーはカルロスの為にラザーニャを作る。

ラザーニャと言えばイタリアンという事で、アンジーにレシピ
を習いに行く。
既に人質となっているアンジー。
ギャビーがアンジーの家に行くも、容易に帰ろうとしないところ
が笑える。目をまん丸くして、当然のようにして居座っている感
が出ているギャビー。家の外に車があるから居るのは分かっていると
してズカズカと家庭に入り込んでくるところがギャビーの良さだね。

試食の為に持って行ったラザーニャの中に、助けを求める
メモを入れてギャビーに返す。一時はそのラザーニャが
不味いのではないかとしてゴミ箱に捨てられたが、ギャビーの
娘たちの意地汚さのお陰でなんとかメモはギャビーの手に
渡った。

■意地悪スーザン

マイクの変わりに借金取りをするスーザン。
相手に屈服させる事で初めて権力者としての味を占めたスーザン
は自らを新しいいじめっ子スーザンだとして、積極的に乗り出し
ていく所が笑える。ただ国税局にそのノリは通用せず、
追徴金を上乗せされる。

結局借金を返す目処が立たずに家を貸す事になる。
最後に仲間達と友情を感じ合うところがシンミリさせた。

■ブリーとサム

サムの中にも猟奇的な一面が描かれる。
怒りを制御することが出来ず、凶暴化する姿。
車椅子のオーソンが自分は戦力にならないとして、アンドリ
ューに突っ込んでいく姿が可愛らしい。

ブリーが渡した金程度では、サムも納得しない様子。
そしてターナーやクレメンテと言った元刑事の友達を使って
サムを脅すも逆効果。
口は災いの元とばかりにアンドリューが酒の席で語った
カルロスの母を車ではねた事実を使って脅されるハメになる。
会社の譲渡か、アンドリューは警察に引き渡すのか。
その事実を知らされた後のカルロスとの関係も気になる所だけ
どね。
オーソンも人を轢いたし、今度はアンドリューか。