デスパレートな妻たち
(Desperate Housewives・シーズン7)

原案・製作総指揮/マーク・チェリー
制作/チェリー・プロダクションズ/タッチストーン・テレビジョ

出演/テリー・ハッチャー、フェリシティ・ハフマン、マーシア・
フロマ、エヴァ・ロンゴリア、ブレンダ・ストロング

http://www9.nhk.or.jp/kaigai/dh7/index.html





第10話 暴徒の街 Down the Block There's a Riot

脚本/Bob Daily 監督/Larry Shaw
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レネは酔った際にスーザンに20年前のトムとの一夜を話して
しまう。キースはブリーにプロポーズしようとするも、父親

に邪魔されタイミングを逸する。グレースを見送ったギャビー
は意気消沈。
そんな中、ポールはあと一軒で過半数に達し、目標に近づく。
ならずものたちの居る街にしたくはないとして、自衛策を採ら
ねばならない状況に追い込まれていく。


ポールが建てている更生施設に柄の悪い人たちがボランティア
と称して多数やってくる。リフォームに手伝えば入居させるという条件
でポールの囚人仲間が手伝いに来たのである。
その姿を見てウィステリア通りの人たちは、どうしてオープン
すると思っているのか?と疑問に思う。そして念のために一軒
ずつ意志を確認して回ろうという事になる。

ウィステリア通りの朝、タクシーに乗り込むミッツィー・キン
スキー
の姿が有った。
そしてブリーの自宅の前にも一人の若者・キースがやってくる
と、朝6時に新聞を取りに起きてきた彼女の前で跪き、プロポー
ズする。ブリーはまたトライしてくれて嬉しいが、
結婚を考え
るには時期尚早
だという。キースは落ち込んで帰ろうとすると、
その前段階として一緒に
同棲しないかと言われる。自分も隣に
誰かの居ない朝を迎えるのは最後にしたいのだという。

リネットは一軒ずつ住民から確認を取っていく。
アンドリューに確認を取っていた所で、リネットに声を掛ける
男性・ファーガソンの姿が有った。彼は
アジサイ通りの持ち家
組合の理事
をしているとし、リネットたちが現在置かれている
状況を知って手を貸したいという。過去にも同様の問題が有った
際には団結して追い出したことがあるという。暴力で追い出す
方法だと知って、リネットは民主的な方法でやりたい事を訴える
が、もしも困った事が有れば連絡してくれと言われる。

スーザンはインターネットのライブチャットで
アラスカに居る
マイクと会話する。スーザンは
レネに聞いてしまったトムとの
関係を相談する
が、まだリネットには言わない方が良いのでは
無いかと言われる。様子を見るべきだと。

ギャビーはグレースの写真を見て涙する中、ホワニータはどう
して泣いているのか?と問う。最近辛いことだらけだという
ギャビーに対して、グレースが居なくなったからではないか?
と問う。ギャビーはヘクターカルメンも含めて逢いたいの
だと告げる。ギャビーはホワニータが自分の部屋に入り宝石で
遊んでいることを知って叱るのだった。

リネットはキンスキーの家に行くも不在だった。電話も通じず
不思議に思う。リーを見かけると白い目で彼を見て、キンスキー
を知らないか?と問う。リーはポールがあんな事を企んでいる
なんて知らなかったのだと弁明するも、
施設が出来る事になれば
みんな貴方のことを一生許さないと思う
と告げる。そんなリー
の元にポールから電話が鳴る。
リーはポールに対して、あんたのせいでみんなに嫌われたのだ
と訴えると、彼からある提案を持ちかけられる。既にキンスキー
は自宅の売却に応じたのだという。そしてリーに対して聞いて
損はない話だと語る。

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スーザンの場合。
今回のスーザンは限りなく扱いとしては小さかったかな。
レネとトムの件で、トムに忠告しにいき、そんな女性を
近くに置いておくべきではないと告げる。それを聞いたレネは
スーザンに怒っていた様子。何もこんな所でケンカしなくても
良いんじゃないかという所でケンカしていたので、場違いな
感じにも思えるけど、あの中で人に踏まれたスーザンは
果たして無事なのか。記憶喪失とかになったりして・・・

リネットの場合。
ポールの件で一番主導権を握っていたのは彼女だった。
リネットが率先して動かねば、この通りの人たちって、その
まんまポールのいいなりになりかねない所が有るな。
リネットの息子・パーカーが突然、囚人たちの更生施設に反対
する事に異を唱えそうな感じだった所が印象的だった。
本当に思いやる気持ちが有るのならば、そういう人たちも受け
入れるべきなのかも知れないけど、やっぱりブリーのエピソード
を見てしまうと不安だよね。

結局リネットは隣の通りの組合に助けをもらう事になるが、
魂を売ったという所なのか。まぁリネットはよく魂を売ってい
る気がするけど。

ブリーの場合。
キースに結婚を申し込まれるも、早急には結論を出せずに
結局同棲することになる。しかしキース自身が父親・チャールズ
から色々と吹き込まれて、ブリーと別れるように上手く
仕組まれてしまう。
こんな父親、凄く嫌な感じだけど、囚人がブリーの家に迷い込
んで来た時には、凄く頼りになっただけに、ちょっぴり残念。
しかし最後まで内装を仕上げようとする辺り、そんなに責任感
の有る人物なのか。親子のケンカがこれまた上手く群衆心理を
煽った感じだったな。

ギャビーの場合。
グレースが居なくなった事で、涙が止まらない彼女。
子供を失った経験の有るリネットに相談すると、自分がセラピー
を受け回復したときの方法論を聞かされる。それはグレース
への思いを手紙に書き綴ること。もちろん実際に出すわけでは
のだけど、その流れでホワニータに知られることになった。
ホワニータにして見れば辛い事実だけど、その手紙には何処ま
で事実が書かれていたんだろうね。グレースが本当の子だと
書かれていたとしても、ホワニータが本当の子ではないと書か
れていたのだろうか?

■気になる要素

●ポールは何をしたかった?

本気で施設を建設しようとは思っていないのか、単に騒動を
見て喜んでいる様な姿が有った。自分でも施設が建設出来る
とは思っていなかったのかも。

市長に嘘をついて呼び出してけれど、その通りの評判を落とし
たいが為なのか。

●ポール撃たれる

ざまぁーみろって感じだけど、その銃弾を放った人物が果たし
て誰なのかという事か。
ブリーが銃弾を持ち出し威嚇射撃したことで、それが乱闘の
引き金となってしまった所がまた凄い。

まぁ流れからするとリーが撃った気がしないでもないけど、
チャールズは元軍人だし、

●ポールの作戦

ミッツィーの使い方が上手かったな。
完全に彼女が裏切り者になると思っていたけど、彼女を使って
リーを陥れる作戦。ただリーには何の罪もないだけに、ポール
は罪深きことをしている感じだね。

●誰が善で誰が悪なのか

更生施設反対を訴える人たちがまるで犯罪者のようにして
暴徒と化す。日本ではまずあり得ない価値観だけど、アメリカ
では有りそうなエピソードで恐いな。一番真理を突いていた
のは上述したリネットの息子・パーカーだろうね。

●気になる人々

予告を見るとオーソンが戻ってきそう。
スーザンが倒れたことでマイクが戻ってくるのかどうか。
ポールの妻だったベスの心理状況はどうなのか。
裏切り者リーに対する街の人たちの態度は今後どうなるのか。

スーザン・メイヤー (Teri Hatcher) 美術の講師
リネット・スカーボ (Felicity Huffman) 子沢山
ブリー・バン・デ・カンプ (Marcia Cross) 潔癖性、ケータリング
ガブリエル・ソリス (Eva Longoria) 元モデル。プライド高い
メアリー・アリス・ヤング (Brenda Strong) 自殺してしまった主婦

カルロス・ソリス (Ricardo Chavira) 投資会社
トム・スカーボ (Doug Savant) 夫
オーソン・ホッジス (Kyle MacLachlan) 潔癖性。医者
マイク・デルフィーノ (James Denton) 配管工

アンドリュー・バン・デ・カンプ (Shawn Pyfrom) 息子
ダニエル・バン・デ・カンプ (Joy Lauren) 娘
プレストン・スカーボ (Max Carver) 双子
ポーター・スカーボ (Charles Carver) 双子
パーカー・スカーボ (Joshua Logan Moore) 息子
ペニー・スカーボ (Darcy Rose Byrnes) 娘
ホワニータ・ソリス (Madison De La Garza) ギャビーの娘・長女
MJ・デルフィーノ (Mason Vale Cotton) スーザンの息子
ベンジャミン・カッツ (Jake Soldera) ダニエルの娘
セリア・ソリス (Daniella Baltodano) 娘・次女

ポール・ヤング (Mark Moses) メアリーアリスの元夫・殺人容疑
カレン・マクラスキー (Kathryn Joosten) 隣人
リー・マクダーモット (Kevin Rahm) ゲイ、不動産業
ボブ・ハンター (Tuc Watkins) ゲイ、弁護士

レネ・ペリー (Vanessa Williams) MLBのダグ・ペリーの妻
マキシン・ローゼン (Lainie Kazan) スーザンのアパートの大家
フェリシア・ティルマン (Harriet Sansom Harris) 姉をポールに
マーサ・フーバー (Christine Estabrook) 元、近隣住民、殺害される。
キース・ワトソン (Brian Austin Green) 内装業者
ベス・ヤング (Emily Bergl) ポールの妻
カルメン・サンチェス (Natalie Lopez) 妻
ヘクター・サンチェス (Rolando Molina) 夫
グレース・サンチェス (Cecilia Balagot) 娘、ギャビーの血を引く

リチャード・ワトソン (John Schneider) キースの父、元軍人
ロイ・ベンダー (Orson Bean) マクラスキーの恋人
ミッツィ・キンスキー (Mindy Sterling) 近隣住民・メガネ

ブレント・ファーガソン (Ed Quinn) アジサイ通りの住民
フランクリン (Tom McGowan) 市長
デレク・イェガー (Evan Parke) 元囚人
バートン (Fred Cross)
--- (Brandon Molale) Guy
--- (Jim Bentley) Protestor
--- (Derek Graf) Protester
--- (Benjamin Byron Davis) Ex-Con
--- (Kent A. Gallegos) Mayor's Lawyer
--- (Justin Reed) Riot Protestor
--- (Stayce Smith) Wisteria Lane Neighbor

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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