デスパレートな妻たち
(Desperate Housewives・シーズン7)

原案・製作総指揮/マーク・チェリー
制作/チェリー・プロダクションズ/タッチストーン・テレビジョ

出演/テリー・ハッチャー、フェリシティ・ハフマン、マーシア・
フロマ、エヴァ・ロンゴリア、ブレンダ・ストロング

http://www9.nhk.or.jp/kaigai/dh7/index.html





第14話 打ち捨てた過去 Flashback

脚本/Matt Berry 監督/Andrew Doerfer
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母親が金目当てで結婚する事を知ったリネット。腎臓のドナー
を待つことになるスーザン、ブリーはキースに息子が居る事を

告白出来ず、罪の意識を小切手で紛らわす。人形に執着する
あまり死にかけたギャビー。


ポールの前に捜査官がやってくると、
ブリーの家で発見された
という銃を見て見覚えがあった

ポールはザックの家に行くが、ザックは乱れた私生活を送り、
女遊び、ドラッグに明け暮れた挙げ句、相続した財産の殆どを
失っていた。ポールはなんとかザックを探し出そうとして、
もう一人の父親であるマイクの元を尋ねる。マイクにザックの
居場所を尋ねるが、知っていても教えると思うか?と断られる。
自分を撃ったのはザックである事を告げ、使われた銃はメアリー
が自殺したときに使ったものだという。警察には言わずに
なんとか身内で解決したいという。マイクは以前のザックは
アイダホに住んでいたと嘘をつく。ポールはマイクにザックに
逢ったら、お前には失望したと話して欲しいと告げる。

キースはブリーと共にディナーを取ろうと帰宅するが、キース
ピザを持ち帰る。ブリーが作るサーモングリルは性に合わな
いとし、キースはブリーにピザを食べてみろと迫る。
そんな中、ブリーの元にアンバーから電話が鳴る。
家で会うのは不味いとして、ブリーは外で彼女に会うと、
お金が
入り用ですぐに換金出来る小切手が欲しい
という。アンバー
はキースがチャーリーと逢いたくないのは分かるが、顔くらい
は知っていて欲しいとして息子の写真をブリーに手渡す。

スーザンはリンウッド医師から、ドナー待ちにはどうしても
3、4年は最低でもかかる事を言われる中、病院で突然スーザン
の事を
"スーザン・ブレマー"?と呼ぶ男性の姿が有った。
彼はモンロー・カーターで、現在医薬品の営業をしていると
いう。
フェアビュー高校で化学の授業ではスーザンの後ろの
席に座っていた事を告げ、フェイスブックでは友達リクエスト
に何度も連絡を入れたのだという。現在は何をしているのか?
と問われた
スーザンは、腎臓移植が必要で週に3度、一日5時間
の透析をしている事を語る


リネットは母・ステラと、義父のフランクに逢いに行く。
ステラはフランクから色々と装飾品をもらっていたが、殆ど
離婚した妻に送っていた物だと知る。フランクは
家族の写真
が欲しい
ので土曜日に家族全員でウチに来て欲しいとリネット
に告げる。それなりの報酬は払うとして500ドルを懐から出す
彼に辟易する。ステラはなんとか我慢して欲しいとし、現在
彼は遺言を書き直している最中なのだと語る。しかしリネット
は写真を撮りたいのであればソッチの方から出向いてくれ
と告げる。

ギャビーはカルロスに言われたとおり、カウセリングをうけに
いく。ワイナー医師は幼いときからの話を聞き出そうとするが、
ギャビーはYves Saint-LaurentMick Jaggerとパーティーした
時の話をし始める。医師は何故幼いときの話を避けようとする
のか?とし、深く掘り下げていきたいと語る。しかし私は深く
掘り下げる程の無い薄っぺらい人物で、皮膚を剥いでも血管と
Keith Richardsと飲んだ話くらいしか出てこないと誤魔化す。

帰宅したギャビーはカルロスにセラピーの事を聞かれ、自分の
事だけを話すトークショーみたいで気分が良かったことを告げ、
週一度だけでなくこれからは月曜・木曜・金曜日に通うことを
告げる。

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■スーザンの場合

3、4年待ちの腎臓移植。
そんな状況の中で救世主が現れ手術が出来る事になるが、なん
とそのドナーは高校時代の同級生で、スーザンの事を片思い
しているだけでなく、ストーカーの様な存在である事を知る。

背に腹は代えられないとはいえ、実に酷な状況を描いた感じ。
スーザンがきっぱりと現状を語ったことで、意外とあっさりと
モンローが身を引いたというのが意外かも。

リーとレネに相談するも、リーは同様の事をして「アメリカン・
アイドル」
の人気司会者のRyan Seacrestのブラックリストに
入れられたとし、レネは映画でよく見かける地下室で殺そうと
する女性の写真が祭られているシーンと似ていると指摘する辺
りが笑える。

■リネットの場合

母親の相手であるフランクに振り回されるも、結婚してすぐに
あっさりと亡くなったフランク。
写真を撮った際に、フランクの目がつぶっているのでもう一度
写真を撮るとする辺りのやりとりのセンスがなかなか面白く
出来ていたな。まぁフランクは不快な人物だったので、これで
登場も終わりなのかと思うと良かったけど、遺言状の絡みで
一日遺体の発見をずらさなければならないとして、一日中
スカーボ家に遺体を置いておくことになる。
トムをビビらせようとするリネットのチャーミングな一面が
見られたけど、ステラが金持ちになった途端に性格が変わって
しまう辺り、トムも指摘していたけど、金が人を狂わす典型的
なタイプって感じ。リネットは事実を告白して、遺産は没シュ
ート(by「世界ふしぎ発見!」)って感じなのかな。
まぁ妻で有った分の法的な遺産分は相続出来るのだろうけどね。

■ブリーの場合

キースに本当の事が言えず、苦悩する。
ピザを巡るキースとのやりとりはなかなか面白かった。
キースは何としてでもブリーにピザのうまさを認めさせたかった
のかな。

流石にキースが自分の息子・チャーリーと仲良く遊ぶ姿を見て
何も言えないような人ならば、それまでの人って感じだよね。
酷な展開だけど、キースは父親として認知するとしても、
ブリーの元を離れるのかどうかが問題だね。一度は捨てられて
いる相手だから、戻ったとしてもまたいつ捨てられるかの
不安はあるけど。

■ギャビーの場合

カウンセラーに通うも一度きりで通うのを辞めていた様子。
エステからの電話であっさりとカルロスにバレてしまった。
ギャビーが子供の頃の話をしたくないのは虐待をうけていた
ためのもので、子供に固執する理由もこの中に含まれている
のかな。

私が膀胱が小さいの知っているでしょう?みたいなベタな
流れから始まって、トイレの窓から逃げる辺り、まぁお約束っ
て感じ。


■気になる要素

●いよいよザックと対面

マイクとザックは一応は連絡を取っていたんだね。
あれだけの金を相続したのに全てを使い切っていたとする辺りが
また凄い。ザックも不幸と言えば不幸な境遇だったけど、もう
少しウィステリア通りの主婦達のように賢く生きねばならない
よなぁ。

●アンバーは戻ってくるのか?

チャーリーをブリーに預けて銀行に換金に行っていたけど、
なんか置き去りにするんじゃないか?って感じがした。
でもその後の流れで、チャーリーも居なくなっていたので
その辺は良かったかな。
キースの子供と接するときの優しさ。やっぱりアメリカ人は
バスケが好きだね。

●アジア系のトロトロと運転する車の運転手

醤油で走っている車かと思ったよとは、フランク談。
どんだけ気が短いオヤジなんだか。
そして死ぬ時もまた気が短い。あっさりご臨終です。

スーザン・メイヤー (Teri Hatcher) 美術の講師
リネット・スカーボ (Felicity Huffman) 子沢山
ブリー・バン・デ・カンプ (Marcia Cross) 潔癖性、ケータリング
ガブリエル・ソリス (Eva Longoria) 元モデル。プライド高い
メアリー・アリス・ヤング (Brenda Strong) 自殺してしまった主婦

カルロス・ソリス (Ricardo Chavira) 投資会社
トム・スカーボ (Doug Savant) 夫
オーソン・ホッジス (Kyle MacLachlan) 潔癖性。医者
マイク・デルフィーノ (James Denton) 配管工

アンドリュー・バン・デ・カンプ (Shawn Pyfrom) 息子
ダニエル・バン・デ・カンプ (Joy Lauren) 娘
プレストン・スカーボ (Max Carver) 双子
ポーター・スカーボ (Charles Carver) 双子
パーカー・スカーボ (Joshua Logan Moore) 息子
ペニー・スカーボ (Darcy Rose Byrnes) 娘
ホワニータ・ソリス (Madison De La Garza) ギャビーの娘・長女
MJ・デルフィーノ (Mason Vale Cotton) スーザンの息子
ベンジャミン・カッツ (Jake Soldera) ダニエルの娘
セリア・ソリス (Daniella Baltodano) 娘・次女

ポール・ヤング (Mark Moses) メアリーアリスの元夫・殺人容疑
カレン・マクラスキー (Kathryn Joosten) 隣人
リー・マクダーモット (Kevin Rahm) ゲイ、不動産業
ボブ・ハンター (Tuc Watkins) ゲイ、弁護士

レネ・ペリー (Vanessa Williams) MLBのダグ・ペリーの妻
マキシン・ローゼン (Lainie Kazan) スーザンのアパートの大家
フェリシア・ティルマン (Harriet Sansom Harris) 姉をポールに
マーサ・フーバー (Christine Estabrook) 元、近隣住民、殺害さ れる。
キース・ワトソン (Brian Austin Green) 内装業者
ベス・ヤング (Emily Bergl) ポールの妻
カルメン・サンチェス (Natalie Lopez) 妻
ヘクター・サンチェス (Rolando Molina) 夫
グレース・サンチェス (Cecilia Balagot) 娘、ギャビーの血を引く

リチャード・ワトソン (John Schneider) キースの父、元軍人
ロイ・ベンダー (Orson Bean) マクラスキーの恋人
ミッツィ・キンスキー (Mindy Sterling) 近隣住民・メガネ
ミス・シャーロット (Stephanie Faracy) 人形店

ザック・ヤング (Cody Kasch) 花を届ける
ディック・バロウズ (Gregory Itzin) 透析患者
アンバー・ジェームズ (Rochelle Aytes) キースの元彼女
ハリソン (Derek Webster) 刑事
フォスター (Matthew Glave) 刑事
ステラ・ウィングフィールド (Polly Bergen) リネットの母
フランク・カミンスキー (Larry Hagman) ステラの再婚相手
ジェニー・ハンター・マクダーモット (Isabella Acres) 養子
チャーリー・ジェームズ (Sayeed Shahidi) アンバーの息子・6歳

モンロー・カーター (Dave Foley) スーザンの同級生、ストーカー
クレイグ・リンウッド (Aaron Lustig) 医師
ワイナー (Patricia Lentz) 医師、カウンセラー
--- (Matt Gottlieb) 検視官
--- (Cinda Adams) Nurse

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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