デスパレートな妻たち
(Desperate Housewives・シーズン7)

原案・製作総指揮/マーク・チェリー
制作/チェリー・プロダクションズ/タッチストーン・テレビジョ

出演/テリー・ハッチャー、フェリシティ・ハフマン、マーシア・
フロマ、エヴァ・ロンゴリア、ブレンダ・ストロング

http://www9.nhk.or.jp/kaigai/dh7/index.html





第17話 究極の犠牲 Everything's Different, Nothing's Changed

脚本/Annie Weisman 監督/ David Warren
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悪化したスーザン。ベスは夫にも母親にも見捨てられ、ERの前
で移植に同意書を出したと同時に自殺する。

人生が一変する瞬間
夕食の支度をしている時。疲れて帰宅したとき。ワインを嗜ん
でいる時、痛みのケアをしている時。全く予期していない時に
その瞬間は訪れる。

スーザン、そしてポールの元にそれぞれリンウッド医師ジェ
ンキンス医師
から電話が鳴る。
スーザンには適合する腎臓が
見つかったという事
ポールには痛ましい事故を起きたと
いう事
。脳死提供者なので延命措置をしている事を言われる
ポールはすぐに病院へと向かう。

ウィステリア通りの人たちは何かにつけて祝いたがる
妊娠していなかった事を祝い、新しいドレスで何度か迎える
39歳を祝ったり、自己最高の成績を収めた事を祝ったり・・・
スーザンの朗報を聞いた友人達が黙って居るはずもなく、
病院でスーザンの移植が決定したことに喜び祝う。
レネ
スプリングパーティーを行う事を告げるが、亡くなった
のがベスだと知る。ベスがドナーの書類を持ってERにやってき
て銃で自殺したのだと。スーザンは医師から夫が落ち着くのを
待ってから移植になると思うので少し時間がかかると言われる。
ブリーはベスの様子がおかしかったが、まさかこんなに切羽詰
まった状況だとは分からなかったとショックを受ける。
スーザンは移植にはまだ時間がかかるのでみんなは家に帰って
欲しいと頼む。

翌朝、カレンはブリーの家に行くと、オタクの息子を預かって
いるとの連絡を受ける。夜中に勝手に入ってきてソファーで
寝ていたとし、自分からゲイをソファーで寝させるくらいならば
大学時代の彼と結婚していると告げるカレン。
アンドリューは夕べ飲み過ぎて、余所の家と区別が付かなかった
だけだという。夕べは少しハメを外しただけだと。ブリーは
遺伝的にアルコール依存症になりやすいので注意すべきだと
するが、アンドリューは節度をわきまえていると語る。しかし
パートナーのコミニスによると、少し前までは週末に飲むくらい
だけだったのに気がつくと平日にも飲んで現在では毎晩のように
飲んでいる事を告げる。最近そんな彼に顔を合わせたくなくて
残業しているとし、自分では扱いきれないとして別れを示唆する。
ブリーは自分が必ず立ち直らせると約束する。

レネはパーティーグッズのレンタルをしていた。
ギャビーはレネにまだパーティーをやろうとしているのか?と
し、ベスの手前不謹慎であり、人も来ないのではないか?と告
げる。しかしレネはあの人はしぶといので暫くは生きるハズで
有り、これはパーティーというよりも行事なのだという。
生きているウチが花だと告げ、有る意味では称えることになる
のだと告げると、ギャビーも協力する事を約束する。その変わ
りパーティーの時にはベスへの黙祷などもして欲しいというが。

スーザンは病院で落ち込んでいるポールの元に行く。
スーザンはベスの好意によって有りがたく移植の件を受けようと
思っている事を告げる。彼女の一部が生きている事が慰めに
なれば幸いだとするが、妻は死んでいないとし、ベスは可能
な限り行かすという。しかもスーザンに対して厚かましいにも
程があると告げ、ベスが生きている間に何か親切にしてくれた
事は有るのか?と問い、何もしていないのに死に際にだけ何かを
もらおうとするのはムシが良すぎると告げる。

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■スーザンの場合

いよいよベスの犠牲の下で移植する事が可能な状態になる。
しかしポールに移植の件を話しに行くのは、少々タイミング
が悪いなと思っていたし、ポールが言っていた事にも一理ある
って感じ。まぁポールに言われたくないって感じだけどね。
病気になってからのスーザンはちょっぴりスーザンらしさ
を失っていて、強気に行けない所もちょっと可愛そうだね。

最終的には移植が出来る事になったけど、今回のテーマである
"人生が一変する瞬間"なんて事を聞くと、実はベスは奇跡的
に息を吹き返すのではないかと思う所も有って、最後の
ポールとベスが手を握るショットはベスには悪いけど、生き
返らないで欲しいと思う所も有った。

■リネットの場合

リネットの一番嫌な一面・性格が出た格好だった。
キャリアよりも義理人情を優先するトム。
もう少しトムも妻に対してしっかりして欲しい気がするけど
それが出来ない所もまたトムの良さなんだろうね。

リネットのした事なんかすぐに発覚してしまうと思うのだけど
トムがスポーツカーのエンジン音を聞いたときのあの好奇な
眼差し。いつぞやのエピソードで愛車を売っていた時には
相当名残惜しそうな顔をしていたので、それを奪い返すチャンス
が来たわけだからね。

それにしてもやっぱり会社関係では、友人を雇わない方が
良いという典型だったね。昔カルロスもリネットを雇う際に
その事を指摘していた事が有ったよね。

■ブリーの場合

今になって突然アンドリューがアルコール中毒になるという
のは不自然かなと思ったけど、ブリーが仕事を失ったことで
同時に息子のアンドリューも仕事を失ったんだよね。
ただブリーの場合、またケイタリングの仕事をしても良いので
はないのか?
ベスが助けを求めて苦しんでいた事をくみ取れずにいた事を
踏まえて、アンドリューにも同じ事になって欲しくないとする
事で上手い感じに息子に関わる動機付けが出来た感じだね。

■ギャビーの場合

今回はレネとの絡み。
ギャビーのエピソードというよりもレネが何故パーティーに
拘るのか、その理由を引き出す為にギャビーの存在が有った
感じ。
冒頭からホワニータがC+を取って喜ぶ姿が有ったけど、もう
少しホワニータも賢くならないとね。

レネの心の傷は幼い頃に母親が自殺したことにあった。
パーティーを行う事は、死ではなく生を選ぶという彼女の
意思の表れ。そんな事情を話せばみんな集まってくれそうだけ
ど、レネの性格ではなかなか話すことも出来ないかな。

■気になる要素

●フェリシアが仮釈放

まさかポールと仲直りするのか?と思わせたけど、復讐のために
自分の指をちぎるくらいの事だから、そう簡単に改心する
ハズもない。予告では銃口をポールにむけていたけど、果たして
あっさりと殺害するのかどうか。

●カルロスとトム

とても良い関係に有ったのにリネットがキャリアアップの為に
トムをカルロスの会社から引きはがして、別の会社に移籍させて
しまった。果たして関係は保つことが出来るのか。
そしてカルロスの会社の本当の所の財政状況はどうなっている
のか。

●アンドリューは立ち直れるか?

断酒会に参加しただけでは根本的な解決にはならない。
やはり彼の職を与えるというのが一番の方法だとは思う。
またブリーが何らかの仕事を始めるなり、何か彼に有った仕事
が見つかれば良いんだけどね。

スーザン・メイヤー (Teri Hatcher) 美術の講師
リネット・スカーボ (Felicity Huffman) 子沢山
ブリー・バン・デ・カンプ (Marcia Cross) 潔癖性、ケータリング
ガブリエル・ソリス (Eva Longoria) 元モデル。プライド高い
メアリー・アリス・ヤング (Brenda Strong) 自殺してしまった主


カルロス・ソリス (Ricardo Chavira) 投資会社
トム・スカーボ (Doug Savant) 夫
オーソン・ホッジス (Kyle MacLachlan) 潔癖性。医者
マイク・デルフィーノ (James Denton) 配管工

アンドリュー・バン・デ・カンプ (Shawn Pyfrom) 息子
ダニエル・バン・デ・カンプ (Joy Lauren) 娘
プレストン・スカーボ (Max Carver) 双子
ポーター・スカーボ (Charles Carver) 双子
パーカー・スカーボ (Joshua Logan Moore) 息子
ペニー・スカーボ (Darcy Rose Byrnes) 娘
ホワニータ・ソリス (Madison De La Garza) ギャビーの娘・長女
MJ・デルフィーノ (Mason Vale Cotton) スーザンの息子
ベンジャミン・カッツ (Jake Soldera) ダニエルの娘
セリア・ソリス (Daniella Baltodano) 娘・次女

ポール・ヤング (Mark Moses) メアリーアリスの元夫・殺人容疑
カレン・マクラスキー (Kathryn Joosten) 隣人
リー・マクダーモット (Kevin Rahm) ゲイ、不動産業
ボブ・ハンター (Tuc Watkins) ゲイ、弁護士

レネ・ペリー (Vanessa Williams) MLBのダグ・ペリーの妻
マキシン・ローゼン (Lainie Kazan) スーザンのアパートの大家
フェリシア・ティルマン (Harriet Sansom Harris) 姉をポールに
マーサ・フーバー (Christine Estabrook) 元、近隣住民、殺害される。
キース・ワトソン (Brian Austin Green) 内装業者
ベス・ヤング (Emily Bergl) ポールの妻

ロイ・ベンダー (Orson Bean) マクラスキーの恋人
ミッツィ・キンスキー (Mindy Sterling) 近隣住民・メガネ

ザック・ヤング (Cody Kasch) 花を届ける
ハリソン (Derek Webster) 刑事
フォスター (Matthew Glave) 刑事
ステラ・ウィングフィールド (Polly Bergen) リネットの母
フランク・カミンスキー (Larry Hagman) ステラの再婚相手
ジェニー・ハンター・マクダーモット (Isabella Acres) 養子
チャーリー・ジェームズ (Sayeed Shahidi) アンバーの息子・6歳

クレイグ・リンウッド (Aaron Lustig) 移植コーディネーター
ミッツィ・キンスキー (Mindy Sterling) 近隣住民、メガネ
リップマン (Alison Martin) 医師
アレックス・コミニス (Todd Grinnell) 医者、アンドリューの相手
グレン・モリス (Ron Melende) モリステクロジーズCEO
トミー (Tim Ransom) 断酒会の人
--- (Michael Kagan) Board Chairman
--- (Josh Clark) Warden
--- (Brian Patacca) Car Salesman
--- (Kevin Sifuentes) Jorge
--- (Brittany Ross) Girl
チャック (Andy Forrest)
エドナ (Susan Grace)
--- (Tracy Moriarty) AA Meeting - Mary Ann

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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