デスパレートな妻たち
(Desperate Housewives・シーズン8)

原案・製作総指揮/マーク・チェリー
制作/チェリー・プロダクションズ/タッチストーン・テレビジョ

出演/テリー・ハッチャー、フェリシティ・ハフマン、マーシア・
フロマ、エヴァ・ロンゴリア、ブレンダ・ストロング

http://www9.nhk.or.jp/kaigai/dh8/





Sep. 25, 2011
第1話 崖っぷちの友情 Secrets That I Never Want to Know

脚本/Bob Daily 監督/David Grossman
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ブリーは刑事のチャックと付き合う事になり、トムとリネット
は別居を決意、ギャビーのママ父・アレハンドロがギャビーの

元を尋ね、幼少期から虐待していた事が判明し、未だにギャビー
を襲いかかろうとしていた所をカルロスが花瓶で殴り殺してし
まう。すぐに遺体を片付けると、ブリーの家には食事会の為
に近所の仲間たちが集まってくる。


食事会のホストはゲストを見送った後に後始末をする。
無二の親友たちだけが残ってその後始末を手伝う。
重荷を皆で分かち合いも望まぬ客を厄介払いすること。


カルロスが男を殺害したことに対して、これは現実なのかと
その場にいたスーザン、リネット、ブリー、ギャビー、カルロス
は感じていた。山中に遺体を運ぶと穴を掘って埋める。
遺体の中から携帯の着信音が鳴ると家族からの電話で、
ちゃんと警察に行った方が良いのでは無いか?という。
正当防衛を訴えれば認められるはずだとするが、彼はとんでも
無い男だったとし、今まで守られて来たので今度は私がカルロス
を守る番だとギャビーは語る。秘密は遺体と一緒に永遠に葬り
去るのだとブリーは同調するが・・。

変化は一夜では起きないが一ヶ月スパンで見ると物事は目まぐる
しく変化している。


隠蔽に手を貸したブリーは刑事のチャックとベッドを共にし、
眠るのを心待ちにしていたカルロスは夜を恐れる。マイクに
何でも話していたスーザンは秘密を語れずにいた。別居している
リネットとトムは子供達の前で平気なフリをする。

リネットたちの家の向かいの家に仮住まいしていたトム。
一緒に寝ている事をアピールしようとして、パーカーペニー
の前で不自然な形で取り繕っていた。トムはそろそろ子供たちに
話そうというが、あと一回子供たちに幸せな週末を過ごさせ
ようとしてなかなか切り出させないようにしていた。

チャックはブリーとの朝を迎えると、週末山荘で二人で過ごさ
ないかと言われる。しかしギャビーの家で恒例のバーベキュー
があると告げる。チャックは君たちの友達からは嫌われている
様だと語る。あの
食事会以来、避けられている感じだとすると
刑事という職業柄、相手の顔色を見ればその傾向が分かることを
指摘する。しかしその理由がわからないと告げる。

ホワニータは朝、ワッフルを作ったとして両親を呼びに来る。
カルロスは殺害して以降、眠れない日を過ごして苛立ち、
思わずホワニータを怒鳴りつけてしまう。ギャビーは彼に対して
何処かで折り合いをつけなければならない事を告げるが、
あの日以来、どす黒いモノが頭にある事を告げる。カルロス
デューガン神父に全てを話すとし、告解の内容を神父は明か
さないハズだという。しかし罪の意識を水増しにさせられる
かもしれないとしてギャビーは心配する。しかしカルロスは
既に限界が来ており、
良心の呵責をはき出さないと神経が持たな
いと語る。

その頃スーザンもまた眠れない日を送っていた。
朝から窓拭きしている姿を見てマイクは何か有ったのかと尋ねる
が、眠れなかっただけだと語る。最近スーザンが友達と会って
いない事を指摘され、隠し事なんて水くさいぞと言われる。

そんな中、ウィステリア通りには男性が引っ越して来たとの噂
からみんなが集まってくる。引っ越して来た人物はベン・フォー
クナー
という男性だった。それぞれベンの事を想像する中で、
ベンはみんなの前に現れる。

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■スーザンの場合

カルロスの継父殺害に於いて一番不利益を抱えたのがスーザン
なのかも。もういう時にそれぞれの性格が表れるものだねと
思うところ。
今まで街の住民たちに疑惑を持ち、追う立場の人間が、逆に追わ
れる立場に巻き込まれてしまうところでかなり動揺していた。
カップケーキという名のハムスターが殺害されて、穴を
掘る行為に動揺が見られ、厳しい状況に追い込まれた感じ。
マイクとしても秘密を抱えられる事に寂しさを覚えているみたい
だけど、なんとか察して挙げて欲しい感じもする。

■リネットの場合

トムとリネット、これを機会に離婚も踏みとどまるかと思った
けど一夜の関係を持って急加速度的に事態が悪化した。
離婚はするけど身体の関係を持つというパターンは、
先日放送の「跳べ!ロックガールズ 〜メダルへの誓い」の4話
のクルーズ夫婦も同様だったけどね。

リネットが意外とダメージを受けているところが有ったけど、
何でも思った事を口にしてしまう彼女の口を封じてしまうこと
こそストレスフルな事は無いのだろうね。

子育ては一段落して、最近ではペニーとパーカーしか出てこない。
そして赤ちゃんのなき声ばかりだね。

人数が少なくなったからなのか妙に部屋が広く感じられる。

■ブリーの場合

この人の逞しいところは、殺人を目にしてもあんまり動揺して
いないところかも。既に夫が何人も死んだり罪を犯したりして
いるので、変なところで肝が据わってしまったというところなの
だろうか?

こんな場面でもやたらと仕切りたがるところはブリーらしさで
有り、スーザンが不満を述べ始めた際には、リネットもスーザン
に加勢して、死体委員会の会長の座に立って一人でなんでも
決めてしまうと言ったり・・

アレハンドロの車がキャビーの自宅近くに止めてある事を知って
危険地域に置き去りにして闇社会に委ねましょうと語る辺りが
笑えた。

■ギャビーの場合

カルロスを守る為には何が何でもって感じで、これまで虐待を
受けてきたギャビーにとってはカルロスは大切な人なのだろう
けど、それぞれの中には一番大切なものの定義が違うし、生活も
有るのだから、親友を盾にそれを口止めすることが果たして
良い事なのかどうか。
ギャビーがおちゃらけようものならば、他の人の気持ちも知らず
に・・・と反感を買うことは間違いないだろうし、なんとも複雑。
カルロスが告解するとした際に、変なゴシップ好きの神父が
出て来たけど、こんな人が教会に居たらまず人は来なくなるよな。
ブリーの料理を好きな神父さんも過去に出演していた事がある
けど、色んな人が居るね。


■気になる要素

何をしたか知っている。最低の行為だ、暴露する

最後に脅迫状が届いたけど、まぁ正直殺人の件じゃないのだろう
なと思う所も有る。シーズンが始まったばかりであんまり核心
についた所をつついてくるとは思わないけど、とりあえずこれを
送ったのが誰なのかは当面目を引いていきそう。

新たに引っ越ししてきた男性・ベン・フォークナー

演じているのは、「V」のリメイク版でテロリスト・カイル役を
演じたCharles Mesure。この人の経歴も面白いもので、イギリスで
生まれてオーストラリアで育ち、俳優としてのキャリアはニュー
ジーランドでスタートさせて、現地のドラマ「City Life」
「 Street Legal」に出演して、アメリカで生活をしているという
俳優さんで、英語圏を飛び回っているけど、英語の発音を聞き分けら
れる人にとっては、どの国の人に感じるのだろうか?

レネが撃沈していたのが印象的だけど、一体何の目的でこの街
に来たのか。

スーザン・メイヤー (Teri Hatcher) 美術の講師
リネット・スカーボ (Felicity Huffman) 子沢山
ブリー・バン・デ・カンプ (Marcia Cross) 潔癖性、ケータリング
ガブリエル・ソリス (Eva Longoria) 元モデル。プライド高い
メアリー・アリス・ヤング (Brenda Strong) 自殺してしまった主婦

カルロス・ソリス (Ricardo Chavira) 投資会社
トム・スカーボ (Doug Savant) 夫
オーソン・ホッジス (Kyle MacLachlan) 潔癖性。医者
マイク・デルフィーノ (James Denton) 配管工

アンドリュー・バン・デ・カンプ (Shawn Pyfrom) 息子
ダニエル・バン・デ・カンプ (Joy Lauren) 娘
プレストン・スカーボ (Max Carver) 双子
ポーター・スカーボ (Charles Carver) 双子
パーカー・スカーボ (Joshua Logan Moore) 息子
ペニー・スカーボ (Darcy Rose Byrnes) 娘
ホワニータ・ソリス (Madison De La Garza) ギャビーの娘・長女
MJ・デルフィーノ (Mason Vale Cotton) スーザンの息子
ベンジャミン・カッツ (Jake Soldera) ダニエルの娘
セリア・ソリス (Daniella Baltodano) 娘・次女

ポール・ヤング (Mark Moses) メアリーアリスの元夫・殺人容疑
カレン・マクラスキー (Kathryn Joosten) 隣人
リー・マクダーモット (Kevin Rahm) ゲイ、不動産業
ボブ・ハンター (Tuc Watkins) ゲイ、弁護士
レネ・ペリー (Vanessa Williams) MLBのダグ・ペリーの妻
ロイ・ベンダー (Orson Bean) マクラスキーの恋人
ミッツィ・キンスキー (Mindy Sterling) 近隣住民・メガネ

チャック・バンス (Jonathan Cake) フェアバンク署警察官
アレハンドロ・ペレス (Tony Plana) ギャビーのママ父
ベン・フォークナー (Charles Mesure) 新しく引っ越して来た男
デューガン (Sam McMurray) 神父
Mrs.ヘンダーソン (Wendy Benson-Landes) 学校の先生
アリー (Emily Happe) リムジンサービス
ジェフ (Richard Keith) リムジンサービス
--- (Lonnie Hughes) Shuttle Driver
--- (Daryl Crittenden) Carjacker
ベンソン (Michael Blaiklock) 神父
--- (Cory Blevins) Officer

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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