デスパレートな妻たち (Desperate Housewives・シーズン8) 原案・製作総指揮／マーク・チェリー 制作／チェリー・プロダクションズ／タッチストーン・テレビジョ ン 出演／テリー・ハッチャー、フェリシティ・ハフマン、マーシア・ フロマ、エヴァ・ロンゴリア、ブレンダ・ストロング http://www9.nhk.or.jp/kaigai/dh8/

Oct. 2, 2011
第2話 手探りの先 Making the Connection

脚本／Matt Berry 監督／Tara Nicole Weyr
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秘密を守ることを誓った4人。
そんな中、ブリーの元に警告の手紙が届く。

生前の私(メアリー・アリス)はブリーととても親しくしていた。
多分それは共通点が多かったから。ブリー同様、私も脅迫状を
受け取った。必死に築き上げてきた完璧な人生を破滅させると
脅された。私は過去、とんでもない過ちをし、何とか隠そうと
努力もしたが、誰かが嗅ぎつけ暴露しようとした。友達に話そう
かとしたが重荷を背負わせるだけだと思い、闇に葬ることにした。
しかし歴史は繰り返される・・・

チャックは手紙を見て呆然としているブリーに声を掛ける。
ブリーはギャビーの郵便物が紛れ込んでいたので届けてくると
して立ち去る。そんなブリーの前にカレンが現れる。
手紙が入っていた事を告げ、誰か見なかったかと尋ねるが、
放って置けば良いというカレン。

郊外という区切られた世界では誰もが繋がりを求めている。
井戸端会議、年少者へお古の宝をプレゼント、隣人の引っ越し
を手伝うetc...。

ギャビーとカルロスはロマンチックな繋がりで関係を保って
いた夫婦。ギャビーはカルロスが帰宅するとモード有る衣装で
セックスレス38日の記録だとし、今日はこれから励もうと告げる。
しかしカルロスは心に闇を抱えていたために、いざベッドに入る
も役に立たず。ストレスが有るせいだとしてギャビーは再度
チャレンジしようとするが、やるだけ無駄だというカルロス。

スーザンも孤絶感を感じている一人。
罪の意識が世界を見慣れぬ恐ろしいものに変えていた。
常に捕まるという不安感。
スーザンはスーパーで商品を買う中、ケビンという警備の男から
突然レジを通さずにビールを持って来ている事を指摘される。
しかしベテランの警備員はスーザンの事をよく知っており、
彼女は長年のお得意さんで、悪い事は出来ない人だとするが、
スーザンは私はとんでもない事をしたとして逮捕してくれと
告げる。

マイクはベンの家の流し周りの配管の調整にかり出されていた。
マイクは簡単に直ったのでお金は良いと言うと、ベンは今、
不動産事業をしているが、新規物件の着工を控えて働く人を
捜している事をマイクに告げる。
ベンの家から出て来たマイクに近寄るレネは、マイクの事を
友達呼ばわりし、ベンは私のことを好きみたいだが本人が
まだ気がついていないのだと語る。それを築かせる為にも
彼との共通点を持って近づきたい事を語る。写真か何か部屋に
飾ってなかったか?と尋ねると、マイクは確か市長から感謝状
が飾られていたとし、老人関係の事での表彰のようだと語る。
レネは私も老人好きになるとして目を輝かさせる。

ペニーとパーカーはトムが暮らしているホテルで遊んで帰宅
する。ペニーがあまりにハイテンションだった為に砂糖とカフェ
インを飲ませたせいだとしてリネットはトムに告げる。
今後はトムも子供達に対して、駄目な事はダメだと言ってと
告げ、私のウチだけが我慢会場になり、あなたのホテルが
パラダイス会場になるのは納得がいかないと告げる。トムは
それならば僕も今まで我慢して受け入れていたが、それをダメ
だと言える立場だと語る。

4人は久しぶりにポーカーゲーム大会をする。
そこでギャビーはカルロスとの性関係が上手く言っていない事
を相談する。我が家は身体の関係を持つ事でコミュニケーション
を図ってきたのだというギャビーに、男性を刺激させる方法を
教えて欲しいという。ポルノを見れば?というリネット。
スーザンはマイクとは公の場でしている事を告げると、クリス
マスにオモチャ工房に行った事ならば誰でも知っていると
言われる。アダルドメイドでゴッコ遊びをしていたというブリー。
しかしどれも古くさい方法だというギャビー。そんな中、ママ友
のベティ・カニンガムからストリッパーにポールダンス、膝乗せ
技術を教わり関係を改善した話を聞かせる。
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■スーザンの場合

死体遺棄の件で最も精神的ダメージを受けているウチの一人
であるスーザン。ギャビーは自分の家庭を守りたいが為に
秘密にすべきことを訴えているけど、それがどれだけ他人
に影響を及ぼしているのか考えても居ない感じ。
ぷっつんスーザンだとする辺りは分からないでもないけど、
どうもキャビーにおちゃらけた態度を取られると凄く気分が
悪い流れではある。まぁ彼女が大声を出して突然"コーヒーの
お代わりをついで!"と語るシーンはまだ笑えたけどね。

罪悪感から解放されようとして、他人に注意されようとしたり
逮捕されようとして、色々と悪い事を企み実行している辺りが
可愛らしいところ。
資源ゴミの日の生ゴミ捨て、試食ま爆食い、禁煙場所での
喫煙、駐禁場所での駐禁など・・・

まさかカルロスと繋がっていくとは思わなかった。


■リネットの場合

トムと別居することになり、トムはホテル住まいになる。
ただこれまでとは子供の教育に関して、敢えて憎まれ役を
演じていたリネットも、自分だけでなくトムも半分は受け持って
欲しいと訴える。
当初トムが我が儘にも見えたけど、確かに家を出て行くのは
トムの方だし、子供と常時生活をするのはリネットである
事を考えると、平等って訳ではないからね。

パーカーがリッチ・コーエン宅のパーティーに行くとした際に
案の定問題が発生。
嫌われ役になりたくなくて互いに相手に責任を押しつけようと
する辺りが面白かったね。聞いていたパーカーは相当意味不明
な感じに見えてしまったのかも知れない。

泥沼化を防ぐためには勝ち負けの拘りを捨てるしかないと
する主張ではあるけど、リネットが容易に負けるような事は
しないだろうし、やっぱり争いになるんだろうけどね。

■ブリーの場合

ブリーの元に届いた脅迫状。
メアリーアリスに送られてきた脅迫状の文言と同じだという
ことで、その手紙の内容を知るポールの仕業なのではないか
としてポールに会いに行く。
ポールは心外だとし、今では更生している事を告げていた。
ただポールからの情報では、刑事に手紙のことを話したことを
つげそれがチャックだったという疑惑が持ち上がり、本当に
彼が手紙を送りつけた張本人なのかを当面は疑っていく展開
になりそうだ。
ブリーとメアリーアリスは似たもの同士であるけれど、違う
のは4人との結びつきの度合いが違うことなのかも。
信心深かったブリーの本来の姿を取り戻して欲しいけどね。

■ギャビーの場合

カルロスとの関係を続けていく為にも性生活は大切だと
感じてなんとかやる気を取り戻させようとするギャビー。
気持ちは分かるけど、やはりセックスの事で悩んでいると
いうのは楽天的すぎる感じがする。彼女の我が儘ばかりが
目立ち、今回はブリーに対してもチャックと別れる様告げて
いたけど、寧ろギャビーがカルロスと別れるべきじゃないか
というくらい相手の事を悩ませている姿が有った。


■気になる要素

●ベンの本性が少しずつ露わに・・・

レネやマイクを巻き込んでなにやら悪巧みを考えていきそう
なベン。ベン・フォークナーマルチルームというシニア
センターを設立して給仕する姿は立派だけど、何らかの
犯罪の隠れ蓑にしているのかなという感じ。
犯罪というよりも金儲けの道具にしようとしているのかなと
いう感じだけど、不動産関係の詐欺でも働いているのかな。

●レネの過去

レネが今回は主役みたいな扱いだった。
ベンに接近するためにマイクやカレンに近づく様は笑えた。
金を持っているのだからトイレの修理代くらい払って上げれば
良いのにね。
ベンに対して、今回レネは共通点を探ろうとするも何もない
として諦めようとする。しかしレネがこれまで里親の元を
転々としていた過去をぶちまけた事でそれに共感を持たれた
様だ。