デスパレートな妻たち
(Desperate Housewives・シーズン8)

原案・製作総指揮/マーク・チェリー
制作/チェリー・プロダクションズ/タッチストーン・テレビジョ

出演/テリー・ハッチャー、フェリシティ・ハフマン、マーシア・
フロマ、エヴァ・ロンゴリア、ブレンダ・ストロング

http://www9.nhk.or.jp/kaigai/dh8/





Oct. 16, 2011
第4話 屈辱のレッスン School of Hard Knocks

脚本/Marco Pennette 監督/David Grossman
--------------------------------------------------------
トムとリネットは別居。スーザンとカルロスから秘密を告白さ
れたマイク。ブリーから脅迫の手紙を見せられたギャビー。

子供達は大切な事を教室の外で学ぶ。生き甲斐だったり、平和的
解決の方法だったり、賢い栄養補給の仕方だったり、コミュニ
ケーションスキルの磨き方だったり・・


ギャビーは送迎スキルを一向に学べずにいた。
ホワニータが通う
オークリッジスクールでは、保護者の送迎の
車に対してクラス分けがしてある。
ドライブスルー送迎は一番
の特権階級で、グリーンゾーンまで連れて行くとボランティア
がドアを開けてくれるという決まりになっていた。しかしわざ
わざその為に車が渋滞になっているのも事実だった。ギャビー
はエステの予約が有るのだとして、ホワニータにグリーンゾーン
にまで行かず言葉のわからない振りをして走って校舎に行って
と告げる。PTA会長のデーナは送迎ルール違反だとして、ギャビー
に対して三度目の警告なので、今後はドライブスルー送迎の
権利を取り上げると言われる。
ロットBと書かれた駐車スペース
から歩いてこなければならず、長い距離を歩かされることになる。

リネットは
別居に際して教科書通りの対応をしようと考えていた。
子供達と過ごす日数を同じ時間に割り振り、生活費をきっちり
管理し、健全な方法でストレスを解消しようとしていた。
レネはリネットがそういった関係の書籍を多数買い占めてきっちり
とトムとの夫婦生活を元通りにしようと考えている事に呆れる。
リネットはカウンセリングによって絆や再生の道を探るのだと
するが、上手く行かねば"オリエント急行殺人事件"ねという。
よりを戻したいのであれば生活感丸出しの格好を辞めたらどうか
というレネ。そんな中トムがペニーを学校の送迎にやってくると、
彼が
歯のホワイトニングをしてトレーニングで身体を絞っている
事を知る。レネはその姿を見て貴方の旦那が誰か別の女性と
寝るのは時間の問題だと語る。リネットは自己管理しているだけ
でしょと考えるが・・・

ダニエルは弁護士のレオと離婚し、息子のベンジャミンと共に
実家のブリー元に戻ってくる。
ダニエルは夫に捨てられたとして戻ってくるが、ブリーも
刑事に捨てられたと聞いていると語る。ブリーはその事実を
否定しつつ、立ち直る為のプランを実践してと語るが、ダニエル
は暫くダラダラしたいという。ブリーが五月蠅く言うと、
ダニエルは嫌みばかり言うのであれば兄・アンドリューの元に
行くというが・・・

一方スーザンは美術大学の講座案内を読んでいた。
マイクがやってくるとスーザンは彼にまだ私の事を愛している
か?と問う。マイクは例え君がどんなことをしても愛情は変わら
ない事を告げ、正直浮気ではないと分かってホッとしたという。
スーザンはまた普通の生活に戻れるか?とするが、マイクは
経験上、一生十字架を背負っていくことになるのだという。
スーザンは何か集中できる物で気を紛らわすとして、
アンドレ・ツェラーが講師をしている美術学校に通うことを
告げる。ツェラーはアメフトで言う所のペイトン・マニング
様な人だと語る。

--------------------------------------------------------

■スーザンの場合

マイクに話したことで取りあえずはスーザンの中の爆発しそう
な心はガス抜きされて少しは苦悩が取れた感じがする。
しかしマイクによると、一生十字架を背負っていかねばならない
とのこと。まぁでもスーザンの場合直接殺したわけではない
からね。どこかで事件が発覚すればある程度区切りは付けられ
そう。

スーザンは久しぶりに得意の美術ネタ。
元々は絵本作家としてこのドラマが始まった頃には活躍して
いたけど、なかなか人生うまくはいかないものだね。
ただスーザンが描いたとする絵本のウサギの絵を初めてみた
気がする。ヤマアラシ先生はベストセラーになったようだ。

アンドレ先生はスーザンが主婦の片手間に芸術とも言えない
ものを学ぼうとしているとして非難する辺り、いけ好かない
ヤツだという感じだった。演じているのはMiguel Ferrer。
この名前を聞いて真っ先に思い浮かぶのはツインピークス
の捜査官役かも。出来ればカイル・マクラクランさんとの
共演が見たかった。現在放送中のNCIS: Los Angelesでは
シーズン3以降にNCISのお偉いさん役で登場する。

■リネットの場合

リネットの場合トムとは別居は単なる冷却期間だと感じている
様子。トムが色々と自分磨きの為の行動をとっても当初は
自己管理だとして高をくくっていたけど、レネから言われて
トムも前進するために相手を探す行動に出たのではないか
と疑っていく。
ペニーを使ってトムの家をのぞき見して女性の影を探ろう
とする辺りは如何にもリネットらしいところ。
女性インストラクターとの付き合いだと知って偵察に行くも
小娘だし三週間程度で飽きるだろうと思っていたけど、
実際にはその娘の母親と関係を結ぼうとしているようだ。
どうもこういう行動に出るリネットがやはり好きになれない。

■ブリーの場合

チャックからは今回何のアクションもなく、チャックの心の
中だけでブリーに対する憎悪が膨らんでいるだけだったので
今回はそれを知らないブリーとしてはほのぼのとした感じの
ネタだった。変な脅迫状も無かったしね。

久しぶりに娘のダニエルが帰省したかと思えば、弁護士の夫
とは別れたらしい。
ダニエルに対して口うるさく言っていたけど、自分に娘を問い
詰める資格はあるのかと疑問に感じて、ダニエルに対する
扱い方を改めていくというもの。

ダニエルが考えた健康器具とは実際には空中合体でマンネリ
脱出のエクスタシーブランコの販売。すぐに売れるとは思わな
かったけど、みんなアクロバティックなものを求めるのね。
前回のエピソードでは、カルロス相手にギャビーがポールダンス
を習おうとする姿が有ったね。

■ギャビーの場合

PTA会長との対決。なんだか久しぶりにホワニータが出てきた
感じもする。
殺人隠蔽の当事者の一人であるギャビーは一番晴れやかな感じ
で、朝からエステだのなんだのと少々癖のある展開だった。
打倒PTA会長を掲げて挑むもロットBからCランクまであるとは
つゆ知らず。なんだか凄いところに駐車スペースが有ったな。
車で轢いてしまうところは、このドラマの定番なのか。
PTA会長が横暴で自分のやりたい放題だと感じていた様だけど
実際には苦労の方が多い。ギャビーがPTA会長なんて務まる
のかな。

■気になる要素

フォークナーの動き無し

シーズン8の中でも不気味に存在するフォークナー。
良い人ぶりを発揮しているだけ有っていつ本性を現すのか
怖い。しかし序盤はなかなか顔を出さないね。

スーザン・メイヤー (Teri Hatcher) 美術の講師
リネット・スカーボ (Felicity Huffman) 子沢山
ブリー・バン・デ・カンプ (Marcia Cross) 潔癖性、ケータリング
ガブリエル・ソリス (Eva Longoria) 元モデル。プライド高い
メアリー・アリス・ヤング (Brenda Strong) 自殺してしまった主婦

カルロス・ソリス (Ricardo Chavira) 投資会社
トム・スカーボ (Doug Savant) 夫
オーソン・ホッジス (Kyle MacLachlan) 潔癖性。医者
マイク・デルフィーノ (James Denton) 配管工

アンドリュー・バン・デ・カンプ (Shawn Pyfrom) 息子
ダニエル・バン・デ・カンプ (Joy Lauren) 娘
プレストン・スカーボ (Max Carver) 双子
ポーター・スカーボ (Charles Carver) 双子
パーカー・スカーボ (Joshua Logan Moore) 息子
ペニー・スカーボ (Darcy Rose Byrnes) 娘
ホワニータ・ソリス (Madison De La Garza) ギャビーの娘・長女
MJ・デルフィーノ (Mason Vale Cotton) スーザンの息子
ベンジャミン・カッツ (Jake Soldera) ダニエルの娘
セリア・ソリス (Daniella Baltodano) 娘・次女

ポール・ヤング (Mark Moses) メアリーアリスの元夫・殺人容疑
カレン・マクラスキー (Kathryn Joosten) 隣人
リー・マクダーモット (Kevin Rahm) ゲイ、不動産業
ボブ・ハンター (Tuc Watkins) ゲイ、弁護士
レネ・ペリー (Vanessa Williams) MLBのダグ・ペリーの妻
ロイ・ベンダー (Orson Bean) マクラスキーの恋人
ミッツィ・キンスキー (Mindy Sterling) 近隣住民・メガネ

チャック・バンス (Jonathan Cake) フェアバンク署警察官
アレハンドロ・ペレス (Tony Plana) ギャビーのママ父
ベン・フォークナー (Charles Mesure) 新しく引っ越して来た男
ジェーン・カリソン (Andrea Parker) 医者
デーナ (Beth Littleford) オークリッジスクールPTA会長
レイチェル (Jillian Armenante) ギャビーのママ友
メリッサ (Lindsey Stoddart) ギャビーのママ友
マーフィー (Michael Dempsey) 刑事
アンドレ・ツェラー (Miguel Ferrer) 美術の講師
シンディ (Melissa Greenspan)
ベンジャミン・カッツ (Jake Soldera) ダニエルの息子
クロエ (Ruby Lewis) ジェーンの娘
--- (Riley Rydin) Texting Student
マイケル (Daniel Okeefe)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system