デスパレートな妻たち
(Desperate Housewives・シーズン8)

原案・製作総指揮/マーク・チェリー
制作/チェリー・プロダクションズ/タッチストーン・テレビジョ

出演/テリー・ハッチャー、フェリシティ・ハフマン、マーシア・
フロマ、エヴァ・ロンゴリア、ブレンダ・ストロング

http://www9.nhk.or.jp/kaigai/dh8/




 

Dec. 4, 2011
第9話 深い絶望 Putting It Together

脚本/Sheila R. Lawrence 監督/David Warren
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トムとの件でリネットを諭すレネ。カルロスはリハビリを決意。
秘密を描いたスーザン。刑事・チャックは疑惑を深め、友情は

消滅寸前だった。


ブリーは落ち込んだ時、お菓子作りに慰めを求めてきた。
最初の夫・レックス(医者)が亡くなった時にはコーヒーケーキ
を作り、二番目の夫・オーソン(歯科医)が刑務所に入った際に
はシュガーケーキを作る。娘のダニエルが10代でオースティン
との間に妊娠した際にはクレームブリュレを作った。
親友と絶交された今、チェリースコーンを作って
関係修復を
図ろうとする
。しかしスーザンはブリーが来るとカーテンを閉
ざし、ギャビーはホワニータを使って居留守を使い、リネット
からは、貴方は仕切りたがりで主導権を握らずには居られない
のだという。友達ならお互い信頼し合って一致団結しようと
としていたが、もう私たちは友情なんて何処にも無いと言われ
てしまう。ブリーは
禁断の酒に手を出す

ウィステリア通りの様な平和な場所では些細な犯罪でも警察
が呼ばれる。
子供のヤンチャ、息子たちのお仕置きのため、隣のティーン
エイジャーがバンドを始めた時etc...
警察を呼ぶことは良くあるが呼ばれる事は滅多になかった。


スーザン、リネット、ギャビーはチャックに呼び出されて
警察署にやってくる。弁護士が必要か?とするリネットだが、
チャックは友達同士のおしゃべりみたいな感じで呼んだだけ
だとし、正式なものを求めるならば事件として扱うという。

まずはスーザンと面会するチャック。
コーヒーを差し出すとスーザンは飲むのを避ける。カフェイン
は神経過敏になるから飲まないのか?と言われ、そんな事は
無いとして手に取る。あの絵にはどんな意味が有るのか?と
問われると、芸術は口には言い表せないものが有ると語る。
スーザンは自分でも何で描いたのか分からないことはよくある
のだとすると、罪悪感の表れではないのか?という。チャック
はアレハンドロの写真を見せこの人に心当たりは無いかと
問い詰めるが、知らないと白を切る。あの絵はただの絵ではない
とし、
罪の意識は真実を語るまで消えないぞと言われる。

チャックのリネットと面会する。
冷静沈着で感情をコントロールするのが上手いなというチャック
はリネットは刑事向きの性格をしているという。みんなで
何かを隠しているんだろと問い、これ以上ウソを付くのはやめな
いかと問う。これ以上ウソで人生をダメにしても良いのかとし、
亭主に愛想を尽かされたのもこの件が関係しているのだろう
とすると、リネットはチャックをビンタする。

チャックはギャビーと面会する。
アレハンドロの写真を見せると見覚えはないかと問う。
この失踪者も一人の人間であり、君の子供たちと同じくらいの
子供の父親だと聞かされるが、知らないという。旦那は突然
リハビリ施設に入った原因は何か?と問われ、
深酒の原因は
ストレスだ
という。深酒を始めた原因は何なのかと問われると、
カルロスが浮気をしたのど語る。

その頃ブリーはバーで一人酒を飲んでいた。
バーで三人の大学時代の同窓生が女子会をしているのを見て
ブリーは強引に中に入ろうとする。ケリーが子供を産んで
から久しぶりに集まったので遠慮してくれと言われるが、
聞かないフリしてブリーは勝手に話に加わり愚痴を言い始める
のだった。

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■スーザンの場合

今回はいよいよチャックから事情を聞かれることになる。
スーザンとしては嘘がつけないとする自らの性格を誰よりも
理解している為に、自爆する前にウィステリア通りから一時期
離れたいと考える。その為には軍資金が必要だという事で、
先日のギャラリーで売り上げた金を催促に行く。しかしフィリ
ックスのキャラリーも口で言うほど儲かってない感じで
小切手の金が払われるのは一ヶ月半とのこと。
代わりに提案として、ニューヨークに行かないか!?と言われる。

ただマイクは大反対。
行くならば独りで行ってくれと言われ、スーザンとしても
難しい立場に立たされる。

■リネットの場合

誰にも相談出来る人が居ないということで、トムに助けを
求める。肝心のトムは、ジェーンとパリに二人だけで旅行
に行こうとしていたが、結局頼る事になる。

相変わらずリネットは癖が有って苦手。
ブリーに対して仕切りたがり屋だとしていたけど、リネット
こそが仕切りたがり屋だろうと小一時間な感じだし。


■ブリーの場合

誰からも信用されず、ついには禁断の酒に手を出した。
バーで飲んだくれる際に、周りには相当迷惑をかける姿が
有った。特にベンの家に夜中の二時にタクシーでかけつけて
金を支払わせるという辺りが異常であり、レネにも要らぬ
心配をかけさせてしまった感じ。
気がつくと誰にも相談出来ないとするけど、ブリーって
もう少し顔が広いと思うのだけど、殺人の件には4人の仲間以外
とは相談し合えない訳で辛い立場だね。

最終的にメアリー・アリスと会話するシーンだったり、
最後には自殺をほのめかす発言をするところなど、そこまで
辛いのならば自白すべきだよね。オーソンが人を轢いた事を
知った時には刑務所に行くよう薦めたのに・・・

チャックに対して謝罪に行くも、火のついたチャックは
止められない。チャックの気持ち悪さも度を超えていて、
単純に事件解決の為だけに動いていれば良いんだけど、
この執着心は刑事じゃなきゃ完全にストーカーになってる
な。妻も別れるハズだよね。

■ギャビーの場合

ギャビーのエピソードが素直に笑えないのは、当事者なのに
一番晴れやかな顔をしているところが有るからだろうか。
チャックからも取り調べの際に写真を見せた時、スーザンの
リアクションは気絶する勢いで、リネットは必死に冷静を
装うとしていたけど、キャビーだけは笑っていたとする様に
迷惑な女性という視線しかない。


■気になる要素

カルロスがリハビリ施設へ

カルロスはこの施設に於いて責任有る暮らしと真正直な心に
なる事がこの施設の方針だと語っていたけど、その直後に
ギャビーから嘘付く相談だと言われ、結局リハビリするのを
阻害されまくりの状態。

チャックが車に轢かれる

ブリーとチャックのやりとり見て、この人一度死ねばいいのに
みたいな殺意を覚える程の憎たらしさがあったけど、まさか
車に轢かれるとは思わなかった。
やはり施設から脱走したカルロスが轢いたのだろうか?
それにしてもこのドラマは車に轢かれるところが多し。
ウィステリア通りは平和だとするナレーションが入るけど
何処が平和なのかと小一時間ですね。

レネとカレン

ベンがブリーと浮気しているのではないかと感じるレネは
カレンに対してベンが浮気している姿を見たことがないか
を尋ねに行く。その際カレンはレネが嫌いだけど、美人であり
魅力的である事は確かだとして、遠回しに自信を持つよう
進言していた。35年前の私はレネみたいだったとのこと。

スーザン・メイヤー (Teri Hatcher) 美術の講師
リネット・スカーボ (Felicity Huffman) 子沢山
ブリー・バン・デ・カンプ (Marcia Cross) 潔癖性、ケータリング
ガブリエル・ソリス (Eva Longoria) 元モデル。プライド高い
メアリー・アリス・ヤング (Brenda Strong) 自殺してしまった主婦

カルロス・ソリス (Ricardo Chavira) 投資会社
トム・スカーボ (Doug Savant) 夫
オーソン・ホッジス (Kyle MacLachlan) 潔癖性。医者
マイク・デルフィーノ (James Denton) 配管工

アンドリュー・バン・デ・カンプ (Shawn Pyfrom) 息子
ダニエル・バン・デ・カンプ (Joy Lauren) 娘
プレストン・スカーボ (Max Carver) 双子
ポーター・スカーボ (Charles Carver) 双子
パーカー・スカーボ (Joshua Logan Moore) 息子
ペニー・スカーボ (Darcy Rose Byrnes) 娘
ホワニータ・ソリス (Madison De La Garza) ギャビーの娘・長女
MJ・デルフィーノ (Mason Vale Cotton) スーザンの息子
ベンジャミン・カッツ (Jake Soldera) ダニエルの娘
セリア・ソリス (Daniella Baltodano) 娘・次女

ポール・ヤング (Mark Moses) メアリーアリスの元夫・殺人容疑
カレン・マクラスキー (Kathryn Joosten) 隣人
リー・マクダーモット (Kevin Rahm) ゲイ、不動産業
ボブ・ハンター (Tuc Watkins) ゲイ、弁護士
レネ・ペリー (Vanessa Williams) MLBのダグ・ペリーの妻
ロイ・ベンダー (Orson Bean) マクラスキーの恋人
ミッツィ・キンスキー (Mindy Sterling) 近隣住民・メガネ

チャック・バンス (Jonathan Cake) フェアバンク署警察官
アレハンドロ・ペレス (Tony Plana) ギャビーのママ父
ベン・フォークナー (Charles Mesure) 新しく引っ越して来た男
アンドレ・ツェラー (Miguel Ferrer) 美術の講師
エイミー・ヤマダ (Becky Wu) 美術の受講
ジェーン・カールソン (Andrea Parker) 医師、トムの新しい彼女

フェリックス・バーグマン (Leslie Jordan) バーグマン画廊のオーナー
クロエ (Ruby Lewis) ジェーンの娘
--- (Jeremy Rowley) Nurse
ディアドレ (Shulie Cowen) 女子会
ジル (Jessica Vilchis) 女子会
ケリー (Jennifer Cortese) 女子会
--- (Charles Carpenter) Bartender
--- (Cynthia Sophiea) Mother
--- (Joe Marinelli) Father
ジミー (Jeremy Luke) 飲酒でリハビリ施設
--- (J.J. Boone) Administrator
--- (Lou Richards) Night Manager
マンザーニ (Jean Iavelli) 祖母
--- (Nina Eristavi) Manzani Sister


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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