デスパレートな妻たち
(Desperate Housewives・シーズン8)

原案・製作総指揮/マーク・チェリー
制作/チェリー・プロダクションズ/タッチストーン・テレビジョ

出演/テリー・ハッチャー、フェリシティ・ハフマン、マーシア・
フロマ、エヴァ・ロンゴリア、ブレンダ・ストロング

http://www9.nhk.or.jp/kaigai/dh8/




 

Jan. 22, 2012
第12話 自分を探して What's the Good of Being Good

脚本/Jason Ganzel 監督/Ron Underwood
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スーザンはアレハンドロの妻・クローディアを訪ねて誠意を示す。
一人を受け入れたリネット。ベンの無謀さをいさめたマイク。

レネの事で発見があったベン。(1200万ドルの離婚和解金)。
友達との仲違いから道を外すブリー


ブリーのもてなしは常に賞賛される。
見ず知らずの人にも親切で、両手を広げて向かい入れる。
一人として拒絶をしたことはない


ブリーはこの日、
バー"マレーズ"で引っかけた男性・グレッグ
とベッドを共にする。気に入ったらすぐに動くのだという
ブリーは一晩限りの情事を過ごす。朝4時になると突然目覚ま
しが鳴り、グレッグに帰宅を促す。向かいに住むカレンは
朝5時に起きて窓際でコーヒーを飲むのが習慣だから見られたく
無いというのである。ご近所の評判が関わることだという。
グレッグはまた遭ってくれないかとするが、付き合うつもり
はなく、実のある関係など築けないと分かったのだという。
これまで
結婚・恋愛をしたが残ったのは傷ついた心だけだとい
う。今欲しいのは一夜限りのベッドの相手だと。

主婦の人生に必ずやってくるのはリフォームだ。
子供が勉強を名目にした落書きをしたり、ロマンチックな
ディナーを演出したハズがロウソクの火でカーテンを焦がした
り、食事会では予期せぬ結論(アリハンドロの死)を迎えた。
単に取り除きたい場合も有る。記憶を・・・


ギャビーはレネとリネットを呼び出すと、カルロスが帰宅
するまでに
部屋の内装を変えたいとして相談する。二週間後
に彼が帰宅した際に怯える部屋を見せたくないというので
有る。レネは一体何に怯えるというのか?と問うが上手く
誤魔化す。
リネットとジェーンの話題に振ると、リネット本人はもう
ジェーンを恨むことは辞めたのだとし、前に進むためにも自分
も相手を捜す事に決めたので、二人にも良い人が居たら紹介
して欲しいと頼む。しかしギャビーとレネは変な目配せする。
その行動をリネットは見逃さなかった。貴方を紹介するのには
勇気が要るのだとし個性的でキャラが立っている事、ガッツが
有り確固とした信念の持ち主だという。リネットは醜悪という
ことなんでしょと自虐すると、それなりの男性じゃないと
貴方の良さが分からないと言っているのだという。
サイの
ように撃たれ強くてアザラシの赤ちゃんのように従順な人
じゃないとね
とレネ。私が押しが強いのは分かっているが
見つけるのを協力してと語る。

ブリーはこの日も別の男性・ドンと一夜限りベッドを共にして
いた。しかしこの日は目覚ましをドンによって止められた為に
寝過ごしてしまう。ブリーは急いで裏から帰ってと言うが・・
そんな中、カレンがブリーの家を訪ねてくる。
ブリーに腹が立っているので助けて欲しいというカレン。
話を聞くと
教会のお菓子バザーの件でレモンスクエアは私が
担当だということは誰でも知っているのに、ヘレン・シンプソン
も作ると言い出したのだという。相手は本物のレモンを使う
ので勝てるハズはないと。ブリーは
婦人会の会長としてなんと
かすると約束するが・・そんな中ドンがズボンを履くのを
知られてしまう。
カレンはブリーが男を取っ替え引っ替え家に引き入れている事
に気がついていた。その原因が酒であることも。最近おかしい
事を指摘されるが、ブリーはそれを否定する。

ベンはレネを自宅に招くと、カジキマグロの飾り物を処分しよ
うとしていた。レネが嫌いだという飾り物だった。ブルースと
友情の品だと言っていたが、一生ものがどっちかと言われたら
迷わないのだという。レネはその言葉に敏感になる。ベンは
明日ディナーに来て欲しいとし、その時には話がある事を告げる。
そんな中カールからベンに電話が鳴り、金は別に当てがある
事を告げる。

クローディアはスーザンの元にやってくると、家の人を何処に
隠しているのか?として飛び込んでくる。
私の娘にラモンが戻らないと言ったのでしょと激怒する姿が有っ
た。

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■スーザンの場合

スーザンが罪悪感に押しつぶされそうになった結果、アレハン
ドロの家族の様子を見に行こうとしたことがきっかけで、現在
のアレハンドロの妻・クローディアにフェアビューまで押しか
けられてしまう。凄い事にクローディアはアレハンドロの事を
愛しているようでスーザンによって寝取られたと思っている
らしく夫を妄信している姿には驚いた。激しくまくし立ててい
たけどMJの前では自制するだけの冷静さがあってよかった。
近所中にチラシを貼ったときにはどうなることかと思ったけど
ね。久しぶりにMJを見た気がする。

■リネットの場合

ぷっつんスーザンに対抗して、ハリケーンリネット登場!
レネが利用している美容師のフランクを強引に紹介してもらい
ディナーをする事になる。フランクの前の妻は生ものを食べる
だけで大腸菌云々だとして夫のすることに何でも口出ししていた
とのことで、自分のすることに干渉されることを相当嫌がって
いたけど、まさにその相手がリネットの性格とソックリ。
初のデートにして、相手の人生に踏み込もうとするのはちょっと
行きすぎだと思うし、素直で正直な性格だとは思うのだけど
流石にウザい感じがする。

レネとの絡みは笑えるな。やはり持つべきは学生時代の親友って
感じだね。レネがすっかりフェアビューに溶け込んでいる
ところは凄い。レネって見た目や性格は難がありそうなんだけど
社交性があるし、幼い時には貧乏だったところをみると、
意外としっかりとしている所もあるんだよね。

■ブリーの場合

友達から絶交状態の彼女は相変わらず酒に手を出す。
そして寂しさを紛らわすために男性を取っ替え引き替えしている。
連日違う男性を自宅に連れ込む訳だけど、アルコール依存
もそうだけど、寧ろ容易に男性と関係を持っている事の方が
危険で落とし穴がありそう。
チャックによって怨まれていたけど、この調子だとブリーが怨
まれるのも当然って感じがして、教会のバザーで粗相する姿
を見ると、ハリケーンリネットではなく、寧ろハリケーンブリー
と化していて色んな家庭を壊していきそうだ。

神父が牧師ではなく友人としてきたというけど、それならば
もう少し踏み込んで助けて挙げて欲しいけどね。

■ギャビーの場合

今回は珍しくスーザンとの絡み。
スーザンがクローディアとトラブッていて嫌がらせを受けている
事を知って自分が説得を試みようとしたようだ。
当然ながらギャビーの言葉だけでは信用しなかったけれど、
15歳の娘が勇気を出して、ママ父・アレハンドロに性的虐待
を受けている事を話したお陰で、なんとかこの件は一件落着
したようだ。
またタイミングよくキャビーの家で床のカーペットを張り替え
している際にやってくるもんだね。
クローディアはそれがアレハンドロの血だと気がついたハズで
それをネタに脅すのかなと思っていたけど、脅しに入らず立ち
去ってくれたので良かった。


■気になる要素

レネとベン

ベンはレネにプロポーズ。当然ながら倒産を免れるため。
ただ愛していることは間違いない気がするんだけど、私には
それを判断する材料がないとするレネが切ない。
ベンが指輪を差し出しプロポーズした後に、レネが如何に
寂しい思いをしてきたのかを説かれて、ベンとしても罪悪感
から正直に話したところは人間性を感じるところ。当初悪い奴
だと思っていたけど、意外と悪い人ではなかったな。

ただ相変わらずヤミ金融に手を出してしまったことで死の
フラッグが立った感じ。で、殺害された後にアレハンドロの遺体
が見つかって彼の責任になるっていう寸法ですか?

レネに被害が及ばなければ良いけどね。

レネの弱点

赤ちゃん言葉に弱いらしい。リネットがそれを利用してフランク
を紹介させるのだから笑える。
出来ればもっとこのネタで攻めて欲しかった。

その他

美容師フランク役のPatrick Fabianはヴェロニカ・マーズ
の最終シーズンでハンク・ランドリー教授役として出演して
いる俳優さん。重婚主義の家庭を描いたHBOのドラマ「Big Love」
ではテッド役として出演。

スーザン・メイヤー (Teri Hatcher) 美術の講師
リネット・スカーボ (Felicity Huffman) 子沢山
ブリー・バン・デ・カンプ (Marcia Cross) 潔癖性、ケータリング
ガブリエル・ソリス (Eva Longoria) 元モデル。プライド高い
メアリー・アリス・ヤング (Brenda Strong) 自殺してしまった主婦

カルロス・ソリス (Ricardo Chavira) 投資会社
トム・スカーボ (Doug Savant) 夫
オーソン・ホッジス (Kyle MacLachlan) 潔癖性。医者
マイク・デルフィーノ (James Denton) 配管工

アンドリュー・バン・デ・カンプ (Shawn Pyfrom) 息子
ダニエル・バン・デ・カンプ (Joy Lauren) 娘
プレストン・スカーボ (Max Carver) 双子
ポーター・スカーボ (Charles Carver) 双子
パーカー・スカーボ (Joshua Logan Moore) 息子
ペニー・スカーボ (Darcy Rose Byrnes) 娘
ホワニータ・ソリス (Madison De La Garza) ギャビーの娘・長女
MJ・デルフィーノ (Mason Vale Cotton) スーザンの息子
ベンジャミン・カッツ (Jake Soldera) ダニエルの娘
セリア・ソリス (Daniella Baltodano) 娘・次女

ポール・ヤング (Mark Moses) メアリーアリスの元夫・殺人容疑
カレン・マクラスキー (Kathryn Joosten) 隣人
リー・マクダーモット (Kevin Rahm) ゲイ、不動産業
ボブ・ハンター (Tuc Watkins) ゲイ、弁護士
レネ・ペリー (Vanessa Williams) MLBのダグ・ペリーの妻
ロイ・ベンダー (Orson Bean) マクラスキーの恋人

チャック・バンス (Jonathan Cake) フェアバンク署警察官
アレハンドロ・ペレス (Tony Plana) ギャビーのママ父
ベン・フォークナー (Charles Mesure) 新しく引っ越して来た男
ジェーン・カールソン (Andrea Parker) 医師、トムの新しい彼女

クローディア・サンチェス (Justina Machado) アレハンドロの妻
マリサ・サンチェス (Daniela Bobadilla) クローディアの娘
サイクス (Dakin Matthews) 牧師
フランク (Patrick Fabian) 美容師
グレッグ (Cameron Mathison) ブリーの浮気相手
ドン (Jeff Corbett) ブリーの浮気相手
ドニー (Sal Landi) 高利貸し
オードリー (Valerie Dillman) グレッグの妻
--- (Christian J. Meoli) Workman
--- (Doug Purdy) Man
--- (Ryan Andrew Evans) Bar Patron
--- (Brett Johnson) Young Man

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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