デスパレートな妻たち
(Desperate Housewives・シーズン8)

原案・製作総指揮/マーク・チェリー
制作/チェリー・プロダクションズ/タッチストーン・テレビジョ

出演/テリー・ハッチャー、フェリシティ・ハフマン、マーシア・
フロマ、エヴァ・ロンゴリア、ブレンダ・ストロング

http://www9.nhk.or.jp/kaigai/dh8/




 

Feb. 19, 2012
第14話 恋の邪魔者 Get Out of My Life

脚本/Cindy Appel 監督/James Hayman
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闇金に手を出したベン。スーザンはジェリーが帰省によって
ダブルショックを受ける。手をさしのべてきた仲間の事を

拒んだブリー。ブリーの窮地を救ったオーソン


オーソンには揺るぎない確信が有る。自分に相応しい女性はブ
リーしか居ないということ。病気の時には手厚く看護してくれ
て、逮捕された時には出所するのを松乃を約束、大けがした
時には献身的な世話をしてくれた。今度は自分が苦しむブリー
を支えていくつもりだった。
オーソンは気落ちするブリーに一杯のお茶を差し出す。
ブリーはオーソンのお陰で助かった事を告げ、唯一の友達だ
と語る。主婦友とはどうしているのか?と問うと、現在仲違い
しているのだという。あれほど結束力が固いと思っていたのに
一体何が有ったのかと問うとブリーはこれ以上は話せないと
いう。知られるのが怖いと。しかし心の内を話せば楽になる
と言われブリーは半年前の食事会のことを全て話す。
オーソンは怒っていたがブリーに対してではなく、
カルロス
が犯罪者にならないように手を貸したブリーの事をどうして
みんなは見捨てたり出来るのか
と激怒する。利用するだけ利用
したのだとし、そっぽを向くなんてあんまりだと語る。
オーソンはブリーは前より信頼が深まったとして、もう二度と
手放すつもりはなかった。

リネットは別居のプラス面を実感する。
子供の共同親権のお陰で一週間に3日子育てから解放される
のである。行儀の悪いことをし放題だし、エクササイズも
出来る。しかし双子のプレストンポーターが帰宅したのを
知ると、リネットは急いで家に戻り鍵を掛ける。ゴタゴタを
起こして大家から追い出されたのだとし、泊めて欲しいという
のである。リネットは家に戻る事は断るとつげ、18年掛けて
やって追い出したのだという。二人は一週間だけだとするが
一週間が一年になり、20年になり、最後には人工呼吸器を外す
のは母親の望みなんだという事になるのだという。二人は
母が父と別れて傷付いていると思ったからこそ戻ったとし
ママの方が好きなのだという。パパの彼女はウザいのだという
とその言葉でリネットは家に受け入れることにする。

ジュリーは里親を捜していた。
スーザンは写真を見て殺人鬼みたいな顔をしていると、里親
候補者を非難する。スーザンは改めてまるで育てる気は無いの
か?と問うと、私は黙って見ているしかないのかと問いかける。
マイクはその辺で辞めといた方が良いとし、このままだと
孫だけでなく娘を失う事になると忠告。しかしスーザンは
マイクに協力するよう頼む。スーザンはジュリーのお腹の子の
父親を捜そうと考えていた。

ギャビーはホワニータとセリアの対応に苦慮していた。
まるでギャビーの言う事を聞こうとしない娘たちは優雅に
ブランコで遊んでいる。カルロスに泣きつくと、現在瞑想中
だとし、あと16日は帰れない事を告げる。ギャビーはホワニータ
をカルロスと電話で会話させる中、ロイが一人でベンチに
座って寂しそうにしているのを目にする。
ロイに話しかけるとカレンに追い出されたのだとし、最近は何
をしても怒られてばかりだという。俺は哀れな宿無しだとする
と、ギャビーはYMCAにでも言ったらどうかという。
ロイは遠回しに
ギャビーにSOSを出して居るのだとするが、
ギャビーも
それを分かってスルーしたんだという。現在ウチは
子育てで頭が痛い状態だと。ウチに来たら子供が五月蠅いわよ
というと、ロイは全然平気だとして、家に厄介になることに。
ロイからブリーの家にはオーソンが居る事を聞いて、ギャビー
は三人にもその事実を電話で伝える。

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■スーザンの場合

ジュリーの妊娠・養子の件で相変わらず苦悩するスーザン。
今回の大部分はリネットの流れと被る一面が多かった。
前回にも描いたけど、やはり養子に出す出さないの流れが
アジア人の価値観からするとちょっと安易に選択できすぎる
所が有るな。その分アメリカは堕胎する件数は少ないのかも
知れないけどね。

ジュリーのお腹の中の子の父親がパーカーだということで、
本来ならばウチの娘を妊娠させてどういうつもりだ!!と
リネット家に怒鳴り込んでも良さそうだけど、そういう雰囲気
に全くならないのはスーザン自身の性格からなのか、それとも
娘の自主性の為に抑えているのか。

パーカーが父親だと分かった際には、あの鼻垂れ小僧が塀に
頭を突っ込んで動けなくなっていた子がパパなんて・・と
衝撃を受けていたけど、確かに正直、この双子、お馬鹿な
印象しかないんだよな。

■リネットの場合

子育てが解放される瞬間に別居も悪くはないと感じてしまった
リネット。ただリネットの場合、別居しているのであれば
少しは働かないと生活費はどうなっているのか気になってしま
う。まぁリネットと言うと子育ての歴史の積み重ねだと思う
のでようやくその呪縛から解かれてのかと思うと、少しは
羽を伸ばしても罰は当たらないと思う。

おバカな双子が帰宅してしまった為に家に入れようとしない
リネットの姿には同情させられるものが有り、トムとの絡み
を見るよりも子供たちとの関係を見ている方が、リネットの
面白い一面が見られる感じがする。

パーカーが子供を妊娠させたと知って、絶対に子育てなど
出来ないと感じたリネットの気持ちは十分に分かる。
パーカーが小学5年生の時に子犬を飼いたがり飼ったが、
一週間で何処にいったのか誰も知らないとすることを吐露
する辺り、この子が子育てなど出来るのかって感じもする。
ただまぁ母親も現役子育て世代ならば一緒に面倒を見てくれそ
うだし、スーザンとは良い関係であるならば、一緒に子育て
は出来るし出来ない事はない気がする。


■ブリーの場合

今までブリーに訪れていた異変はやはりオーソンによるもの
だったのか。
手紙の件では今回オーソンの仕業である事は分かったけど、
チャックをひき殺したのもやはりオーソンなのか。

ブリーと復縁を望むあまり、無理して三人との関係を絶たせよ
うとしている辺りは、すぐに発覚してしまうと思うことを
考えるとオーソンの行動もちょっぴり安易なものがあるのかも。
というか、普通に接していても今のブリーならばオーソンの事
を受け入れてくれそうだった気がするけどね。


■ギャビーの場合

うーん、相変わらず癖がありまくりのブリーですな。
自分の為に人の人生を狂わせまくっているところがどうして
もいけ好かない。
ホワニータとセリアもなんでこんなに利かん坊なんでしょう
かね。
まさかカレンの身がこうなっているとは知らない訳だけど、
一度ギャビーのせいで逃してしまった仲直りのチャンスを
再びつなぎ止める事は出来るのか。
キャラクター自体は面白いのだけど、どうも好きになれない。

■気になる要素

レネとベン

ベンが手を出したヤミ金融。
懸念していたマイクだったけど、結局ベンは追い込まれること
になり、そしてレネが力を貸すことになった。
たちの悪い連中とのことだけど、これだけでは済まなそうな
ところがまた嫌らしいね。

カレンのガン再発

今回カレンが髪の毛を切っていたので何か有るかとは思った
けど、いよいよカレンもガンの再発で、脳への転移までもが
見られる絶体絶命の状況。
ロイは若い頃の愛情とは違い最後の時を見守ってくれる、
見守るモノの存在というものを引き合いに出していたし、
カレン自身もロイは前妻を看取っているので二度も苦しめた
くないとする思いやりの気持ちが有る。
少しはギャビーも見習って欲しいところだね。

スーザン・メイヤー (Teri Hatcher) 美術の講師
リネット・スカーボ (Felicity Huffman) 子沢山
ブリー・バン・デ・カンプ (Marcia Cross) 潔癖性、ケータリング
ガブリエル・ソリス (Eva Longoria) 元モデル。プライド高い
メアリー・アリス・ヤング (Brenda Strong) 自殺してしまった主婦

カルロス・ソリス (Ricardo Chavira) 投資会社
トム・スカーボ (Doug Savant) 夫
オーソン・ホッジス (Kyle MacLachlan) 潔癖性。医者
マイク・デルフィーノ (James Denton) 配管工

アンドリュー・バン・デ・カンプ (Shawn Pyfrom) 息子
ダニエル・バン・デ・カンプ (Joy Lauren) 娘
プレストン・スカーボ (Max Carver) 双子
ポーター・スカーボ (Charles Carver) 双子
パーカー・スカーボ (Joshua Logan Moore) 息子
ペニー・スカーボ (Darcy Rose Byrnes) 娘
ホワニータ・ソリス (Madison De La Garza) ギャビーの娘・長女
MJ・デルフィーノ (Mason Vale Cotton) スーザンの息子
ベンジャミン・カッツ (Jake Soldera) ダニエルの娘
セリア・ソリス (Daniella Baltodano) 娘・次女
ジュリー・メイヤー (Andrea Bowen) スーザンとカールの娘

ポール・ヤング (Mark Moses) メアリーアリスの元夫・殺人容疑
カレン・マクラスキー (Kathryn Joosten) 隣人
リー・マクダーモット (Kevin Rahm) ゲイ、不動産業
ボブ・ハンター (Tuc Watkins) ゲイ、弁護士
レネ・ペリー (Vanessa Williams) MLBのダグ・ペリーの妻
ロイ・ベンダー (Orson Bean) マクラスキーの恋人

チャック・バンス (Jonathan Cake) フェアバンク署警察官
アレハンドロ・ペレス (Tony Plana) ギャビーのママ父
ベン・フォークナー (Charles Mesure) 新しく引っ越して来た男
ジェーン・カールソン (Andrea Parker) 医師、トムの新しい彼女

Dr.デルソン (Robert Pine) ガン告知
ドニー (Sal Landi) 裏やみ金
--- (Mike Foy) Skeevy Guy

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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