デスパレートな妻たち
(Desperate Housewives・シーズン8)

原案・製作総指揮/マーク・チェリー
制作/チェリー・プロダクションズ/タッチストーン・テレビジョ

出演/テリー・ハッチャー、フェリシティ・ハフマン、マーシア・
フロマ、エヴァ・ロンゴリア、ブレンダ・ストロング

http://www9.nhk.or.jp/kaigai/dh8/




 

Mar. 11, 2012
第16話 最愛の人 You Take for Granted

脚本/Matt Berry 監督/Jeff Greenstein
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ムとリネットの溝はより深まり、そこにジェーンが入り込んで
くる。末期癌のカレンを支えるロイ。レネを脅す闇金・ドニー

に割って入ったマイク。ブリーはオーソンの真相を知り、関係
を断ち切ることにする。それを知ってオーソンは警察にブリー
が遺体を森に埋めている写真を送る


ウィステリア通りには毎日見かけるご近所さんがいて、毎日逢う
のを当たり前だと思っている。連綿と続く日常、雑事に没頭す
る余り互いに気がつかない事も有る。軽く手を振り合うことも
あるがすぐに元の作業に戻る。愛する人と和やかに過ごしていて
も瞬時に仕事モードに切り替わる。自分の問題で頭がいっぱい
という事も・・・でも居て当たり前だと思うのは考えものだ。
あと何日かでこの中の一人は死んでしまうのだから・・・


その昼下がり、コーヒーを飲んで噂話に集まった長年の友たち。
スーザン、リネット、ギャビーが話し合う中に、ブリーが
やってくると三人は歓迎する。
ブリーはチャックをひき殺した
ことや手紙で脅してきていたのがオーソンだった
ことを告げ、
私を独占するために三人から引き離そうとしていたことを語る。
ただ最後にオーソンと話したときに命を絶つ事を仄めかしていた
が何もしなかったとしてブリーは罪悪感を持つ。一度は本気で
愛した人だと告げる。しかしギャビーは気を取り戻して、すぐ
にこれでついに一件落着したのだと告げる。
最後の懸案事項が
済んだ
のだからこれで元通りだという。悪夢の日々が終わりを
迎えたのだとして、他のメンバーたちも喜ぶ。

ジレット刑事の元に郵便が届けられるが、すぐには目を通さな
かった。

ブリーはカレンと一緒に居たロイが通りに設置して有るゴミ
箱を蹴り飛ばしているのを目にする。ブリーは苛立っている
理由を尋ねると、医者の対応が無機的で、カレンのガンの
転移が進んでいる為に
身辺整理を薦められたのだという。
まるでその言い方は冷血漢だったのだという。カレンはロイ
には怒りのやり場がないのでしょと告げると、ブリーは
カレンの事を心配する。自分はクリスマスを祝えないのが
寂しいと告げ、この通りはとても綺麗に飾られるのだと
いう。
ブリーはカレンに対して必要な事が有れば何でも言って
くれ
と告げ、出来る限り事をする事を約束する。

リネットがペニーの誕生日会の飾り付けを行う中、トムが
やってくる。トムはシャンパンとペニーの誕生日プレゼント
を持ってくる。シャンパンは22時間もかけてペニーを産んだ
リネットに対する祝いだという。しかしリネットはあまり
に気の聞いたプレゼントで、しかもペニーのプレゼントは
当日に持ってくれば良いはずなのに不自然だと感じて
問い詰める。トムはジェーンをペニーの誕生日会にジェーン
を呼びたいのだという。リネットは気まずい事を告げるが
これからはもっとジェーンが関わる機会が増えるのだという。
それは一体どういう事なのか?と尋ねようとするが・・

ホワニータセリアの為にカルロスはネコ(ルーファス)
買ってあげる。ギャビーは私がネコアレルギーだと知って
いるのになんで飼うのかと問うと、カルロスは
君が嫌いな
ものは全部アレルギーだろう
という。ネコ、レーズン、
掃除機もアレルギーだと言っている事を指摘すると、医学的
根拠があるのだという。カルロスはホワニータたちに、
返すのは悲しい顔を見せてギャビーを説得しようと告げて
一斉に悲しい顔をする。カルロスは子供達があんなに喜んで
いるのを見て改めて
生きがいは家族を幸せにすることだと
分かったのだという。そんなカルロスにギャビーは明日から
会社なのでネクタイをプレゼントすると告げる。

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■スーザンの場合

取りあえず一難去ったことで、スーザンも安心したのか、スー
ザンがマイクにHを迫る辺りの衣装が色っぽかった。
下半身に触れて銃でも入っているのかしらと告げるとホントに
銃だったというのはお約束だったけど、マイクもよくぞ正直に
スーザンに現状を話したね。

その後の対応はプッツンスーザン化しそうだったけど、
家族を守るためには当然の態度だったのかな。
警察に事情を話すも何かが起きない限りは警察も動けない
ということで、完全にお手上げ。

誰かが死ぬという予告をきいた際にはマイクじゃないかなと
いう気はしたけどね。

レネを助けた格好だったけど、レネ自身も責任を感じてしまう
ところなのか。ベンだってマイクが撃たれたとなれば責任
は感じるハズ。
ただアレハンドロの遺体の流れを考えると、結局マイクが遺体
を処理していることがいずれバレてしまうだろうし、色んな
面でマイクにとっては不利な状況だった。

因みにマイクが人助けをせねばならない理由は、10才の時に
母親が父親から暴力を受けていた事に対する無力さの裏返し
らしい。

■リネットの場合

リネットと対決するジェーンの話。
久しぶりにジェーンが出てきたね。
ただリネットはもう完全に吹っ切ったと思ったけど、まだ
やり直せると考えている様だ。
ペイジの誕生日会で娘から最高だと言われてご満悦だった
リネットの元にジェーンが来たと分かった時のリネットの
一瞬にして最悪な気分に落とされる辺りが何とも言えない
良さが有った。
ただ誕生日会のジェーンは確かにちょっと意地悪というか
リネットの気持ちを逆なでするばかりの展開だったし、子供
を奪うような態度にしか見えなかったので、この辺は
リネットに同情出来る部分では有った。

23年間夫婦生活をしているので容易に別れられないとする
理由も分かるけど、ジェーンに対してアナタが現れたから
トムが修復する努力を辞めたというのは明らかに違う感じ
はするね。トムはこれまでにも努力をしてきた事は明らか
だし。

誰かが死ぬという予告から、ジェーンがお菓子を喉に詰まら
せて亡くなる可能性も見せたけど、流石にそれでは滑稽過ぎる
か。

■ブリーの場合

いよいよブリーが仲間の元に復活。
オーソンが最後に残した写真の件は今回最後まで話しが進む
事は無かった。ただオーソンはチャックを殺している訳で
その辺の流れがどう発覚していくのかだね。
ブリーたちがアレハンドロを埋めた事に関しては否定できない
事実として警察に伝わってしまったけどね。

そしてなんと言って今回はカレンとの絡みだった。
カレンとブリーが嫌い合っているというのは初めて知った
かも。この前まではギャビーとはあんまり気が合わないとか
言ってなかったっけか。
カレンから自殺するので手伝って欲しいと言われて、一見
引き受けるフリをして、なんとか冷静になってもらおうとする。

自分も自殺しようとした事を話して立ち直らせようとするも
当然カレンが主張するようにまるで意味合いが違うので
なんとも言えないモノが有る。

笑えたのは、ブリーの車の前に寝そべっていたカレンの姿
だった。こんな事出来るカレンは当分死なないのでは無かろう
かと。

自殺用に作ったルバーブパイをブリーが食べてしまった。
あんな所に置いておくなんてカレンもロイが食べてしまう事は
考えなかったのだろうか。
睡眠薬、鎮静剤、何かの液体入りのパイ。
何かってなんなのさって感じ。

カレンの運転で病院に行こうとするも、運転すること自体
が怖いな。このまんま崖から突っ込むんじゃなかろうかと
思った。ロイとカレンのキスシーンを見て、ブリーが
一人で運転していってしまうところが笑えた。

■ギャビーの場合

相変わらず自分本位なギャビー。
その開き直り具合がまた凄いね。
他人の不幸を願うのは趣味が悪いけど、ギャビーには展開
上何らかのペナルティを与えて、自ら回りを迷惑に陥れて
いる自覚を持たせて欲しい。

カルロスが敵対的買収によって、従業員を路頭に迷わせた
事に対する罪悪感を解消する為に5万ドルの小切手を一人
ずつ配ろうとする姿。ポケットマネーから出すとしていた
けど、どんだけ金持ちなんですかって感じ。

ギャビーはカルロスが施設にいる間、私が根性で乗り切った
のでカルロスの番だとしていたけど、大して頑張った感じ
もしないし、他の人に比べると全然苦労している感じもしない。
破産しかけた時のギャビーの良さに比べると、また一段と
悪女っぷりが増している。

冒頭で自転車にネコを乗せて走るホワニータが何げに可愛い。
ホワニータに死のフラッグなのか、それともカルロスなのか??
って感じで屋根の上の恐ろしい攻防が有ったけど、何事もなく
て良かった。

■気になる要素


スーザン・メイヤー (Teri Hatcher) 美術の講師
リネット・スカーボ (Felicity Huffman) 子沢山
ブリー・バン・デ・カンプ (Marcia Cross) 潔癖性、ケータリング
ガブリエル・ソリス (Eva Longoria) 元モデル。プライド高い
メアリー・アリス・ヤング (Brenda Strong) 自殺してしまった主婦

カルロス・ソリス (Ricardo Chavira) 投資会社
トム・スカーボ (Doug Savant) 夫
オーソン・ホッジス (Kyle MacLachlan) 潔癖性。医者
マイク・デルフィーノ (James Denton) 配管工

アンドリュー・バン・デ・カンプ (Shawn Pyfrom) 息子
ダニエル・バン・デ・カンプ (Joy Lauren) 娘
プレストン・スカーボ (Max Carver) 双子
ポーター・スカーボ (Charles Carver) 双子
パーカー・スカーボ (Joshua Logan Moore) 息子
ペニー・スカーボ (Darcy Rose Byrnes) 娘
ホワニータ・ソリス (Madison De La Garza) ギャビーの娘・長女
MJ・デルフィーノ (Mason Vale Cotton) スーザンの息子
ベンジャミン・カッツ (Jake Soldera) ダニエルの娘
セリア・ソリス (Daniella Baltodano) 娘・次女
ジュリー・メイヤー (Andrea Bowen) スーザンとカールの娘

ポール・ヤング (Mark Moses) メアリーアリスの元夫・殺人容疑
カレン・マクラスキー (Kathryn Joosten) 隣人
リー・マクダーモット (Kevin Rahm) ゲイ、不動産業
ボブ・ハンター (Tuc Watkins) ゲイ、弁護士
レネ・ペリー (Vanessa Williams) MLBのダグ・ペリーの妻
ロイ・ベンダー (Orson Bean) マクラスキーの恋人

チャック・バンス (Jonathan Cake) フェアバンク署警察官
アレハンドロ・ペレス (Tony Plana) ギャビーのママ父
ベン・フォークナー (Charles Mesure) 新しく引っ越して来た男
ジェーン・カールソン (Andrea Parker) 医師、トムの新しい彼女

ドニー (Sal Landi) 借金取り
マーフィー (Michael Dempsey) 刑事
ハリソン (Derek Webster) 刑事
ジレッテ (Jorge-Luis Pallo) 刑事
マリリン (Jayne Entwistle) カルロスの秘書
シンディ (Katharine Emmer) ジェーンの姪、カメラマン
--- (Jack J. Bennett) Steelworker
--- (Griffin Cleveland) Son
アダム・メイファー (Nathan Fillion) 医師
パトリック (Stuart Pankin) カルロスの会社の財務のトップ
--- (Dale Shane) Uniformed Cop
--- (Mark Sinacori) Steel Worker

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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