Dr.HOUSE ドクター・ハウス House M.D. (シーズン3)

Sep. 5, 2006
第1話 生まれ変わったハウス Meaning

脚本／Russel Friend、Garrett Lerner、Lawrence Kaplow
David Shore
監督／Deran Sarafian
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脳腫瘍の手術をした後、車イスに乗っていた一家の主のリチャ
ード。妻のマーリーンや息子のマークが近づく中、彼は意識
は有る物の話したり感情を露わにしたりする事は出来なかった。
辛うじて指先だけが動く状態故に、自分の電動車椅子をプール
サイドで走らせる中で突然プールの中に飛び込んでしまう。

一方銃弾を浴びて一時期は意識不明の重体だったハウスだが、
無事に回復し、ハウスは足の痛みも無くなった為に、公園で
ランニングをしていた。まるで自由に走れるようになった
喜びを満喫する為の行動。
いよいよハウスが8週間のリハビリを経て復帰初日になるという
事で、カッディとウィルソンは集まり、ハウスが興味を示す
様な病状の患者が居ないか捜していた。
そんな中、ハウスは自宅から13kmの道のりを走ってやってくる。
到着して早々にハウスはオレが担当する患者はどれか?と尋ねる。
ウィルソンは、2ヶ月前に毛髪の移植をした中年男の話をする
が、単なる感染症で血栓ができただけだろとし、ウィルソンに
そんな事も分からないかとばかりにバカにする。カッディが
持って居たカルテは、26歳女性・カレンのもので、ヘンテコな
ヨガのポーズをして体を捻り、首から下が麻痺して動かなくな
った患者だという。X線で調べた結果、脊椎損傷は無いとし、
とてもキュートな女性だとすると、ハウスは担当するという。
またプールに落ちた男の件も話を聞くと、脳腫瘍で脳手術を
行った患者で診断の余地は無い患者だと告げる。するとハウス
はその患者も担当するという。しかし専門医が8年間かけて
診断している患者で治療は不可能だという。ハウスは筋肉が
弱っているハズで、痛みを和らげてあげたいと告げる。
いつものハウスならば、そんな無意味な患者に興味を示すハズ
は無いのに一体何が起きたのか。オレは変わったのだという
ハウス。

キャメロン、フォアマン、チェイスはハウスが到着するのを
待っていた。腹と首に銃弾を受けた場合、リハビリに費やせる
期間は8週間が限度であり、復帰するという。

早速カレンの症状についてコンサルを行う。
多発性硬化症ではないか?とするが、ヨガを行う前に症状が出て
いないとして却下。横断性脊髄炎か?と問うが、MRIでは異常が
ないという。
そんな中、ハウスは部屋の中に銃弾を受けた時の血痕が
カーペットに付いているのを目にする。キャメロンはすぐに
カーペットを取り替えさせるというが、そのままで良いと
ハウスは断る。
ハウスはとりあえず筋電図をやれという。

一方プールに落ちた患者のリチャードに関して、肺に水が入って
いる事を指摘し、酸素マスクをつけろと指示し、足の筋肉の
腱の手術をして痛みを取ってやろうと告げる。

ハウスはリチャードの妻と息子が病院に来ており、手術中に
彼らから話を聞く。息子のマークは父が自殺するハズは無いと
否定するが、死を望んでいるのであれば、医師が有るという
証拠であり脳が動いている事を示唆している事を告げ、寧ろ
喜ばしいことだと語る。ハウスはマーリーンからお礼を言われ
ると、ハウスは心の中で違和感を覚える。それを見ていた
キャメロンは二人が何を話していたのか興味を覚えていく。
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■久しぶりのドクター・ハウス

地上波版の放送しか見ていないので、シーズン2のところで
止まっているのだけど、手元にはシーズン4までDVDが有る。
ただDVD借りてきてもまず見ないんだよね。
という事でDlifeで放送する機会にシーズン3完走しようか
なと思います。
木曜9時って地上波のドラマも2本録画しているので、ちょっ
と更新は遅れるかも。
まぁ優先的には、「あぽやん」「Dr,HOUSE」「おトメさん」
なので「おトメさん」の更新が遅れるだけかも知れない。

■久しぶりのハウス先生

ハウス先生役のHugh Laurieの声を当てている声優さんと
この後に放送する「BONES」のブース役の声優さんが同じ
なので、なんか不思議な感じ。
ただどっちもだだっ子。

シーズン2の最後、どうなったのか全く覚えてないので
少し自分のH.Pを見直してしまったりするのだけど、
ハウス先生の足が治っている事と、バイコディン中毒が
治っているスタートには驚き。

シーズン2のラストからはリハビリして8ヶ月経っているとの
事なので入院期間も合わせると10ヶ月後くらい経っている
んですかね。

■患者A・金髪美女カレン

針を足に刺した際には反応があったし、ライターの火で足の裏
をあぶる(笑)という行為に出たときには熱を感じていたので
仮病乙って感じの対応だったけど、過呼吸になってしまった。
太い注射を打ちますよとばかりに脅す姿がまた笑えたけど
実際には仮病ではなかった。
問題は心臓に有り、心臓の周りで血が出て圧迫していたみたい。

脈管炎なのか、脊柱の血管腫なのか、分からず、切開を求める。
必要なら全身を開腹すると語っていた。ジョークなのにジョーク
に見えないのがハウス先生だ。

カッディ先生からは、手術は止められた。弁護士が気がつくという。
私は経営者であり欲しいものを手に入れる。あなたは手ぶらで
帰ってもらうというカッディ先生のハウスのしつけが始まった様
です。

結果的に手術中に足の親指の爪がボロボロになっていた事から
壊血病だと判明。ビタミンCを飲めとばかりにフォアマンが
患者に飲ませていた。こんな簡単に解決してしまうのがなんとも
皮肉。

■患者B・脳腫瘍後に車椅子のリチャード

8年間も専門医が治せない患者を治してしまうのだから大した
もの。元々脳から腫瘍を摘出しただけに、残念ながら再起不能
に陥ってしまっただけかと思われていた案件だけど、
しゃべることも出来るし、普通の不随患者とは違うと思った
のかな。

感謝されて戸惑うハウス先生が"らしくない"とのこと。

痛みを減らすためにモルヒネ量を増やした際にも感謝された。

■ハウスから学びたい ／ 患者Bのその後

ハウスの元で働く三人の医師たち。
ハウスから過去8年の病歴を調べろと言われた際に、ウィルソン
は学びたい旨を語っていたけど、その後の対応に関しては、
ハウスに否定的態度を見せていたね。

2002年にドライアイになっているので自律神経の異常の兆しを
疑ったり、過去の病状パターンを割り出そうとするも、そんな
ものは無いとしてキャメロンが一蹴。
前立腺、尿管感染症を疑うも白血球は正常、腎臓疾患を疑う
もクレアチンや血縁尿素窒素は正常値だった。

腹痛があるならばスイノウ嚢胞の可能性が有り、患者のうめき
声は横隔膜の圧縮によるもので痛みを訴えているのではないか
という事になった。

超音波内視鏡検査をするも喉で詰まり大変な事に。
脳の回路の信号の一つが異常ではないか?という事で、造影剤
を使って脳の検査をしようとするも、リスクが高いとして
医師でも意見が分かれていた。
5cmの星細胞腫が頭頂部に有ったり、側頭部に小さい腫瘍が
有ったり、ラトケ嚢胞の隣に腫瘍があり、瘢痕だという。
血液検査と脳スキャンを求めるも、医者達はハウスの面白半分の
実験だと考えていた様子。

■ハウスに教えたい

何と言ってもドクターハウスに欠かせないのはウィルソン。
お前に幸せの第5段階を教えるとして、人生を変える想像力を
説いていた。第6段階はヘロインで、第7段階はお前が消える事
だとハウスがあっさり一蹴していたけど、ハウスに対して
これまでとやり方を変える必要は無く、これまでハウスの方法
で結果を出してきた事を訴えていた。

カッディ先生も、いつもは根拠があるのに今回は無いのが問題だと
指摘。直感だけじゃダメ、勘に頼らず根拠を示せという事で、
あなたに「ノー」の意味を知って欲しいとのこと。

■皮肉な結末

視床下部の調節異常が問題で、視床下部の瘢痕組織が下垂体を
圧迫していたので副腎不全によるアジソン病が疑われた。
なんやかんや有りながら、結局はコルチゾール投与一つで治って
しまった。
患者Aの件でもビタミンC投与で治ってしまった。

最後にやっぱりカッディが信じて投与してしまうところが何とも
言えないけど、寧ろ夜中にハウスがカッディ先生の自宅を
訪れ、キャミソール姿の先生にこの事実を伝えたところがまた
印象的だった。

■ハウス先生の足は治ったのか?

名医も薬の依存症になると大変なんだね。
最後は自分でウィルソンの処方箋にバイコディンを出すよう
書いていた。本当に痛みを感じているのか謎。
また痛みがぶり返すのが怖くて飲んでしまっているのかどうか
が気になる。

■掃除係に葡萄

ハウス先生、相変わらず意地が悪い。
二階から清掃係に葡萄をぶつけてそれがウィルソンの責任の様に
なっていたし、チェイスの頭にボールを当てているシーンなど
見られた。

■キャメロンに酒に誘う

でも君は僕の足の悪い所に興味を持ってて居たんだみたいな
ハウス先生のゴネていたところがまた何とも言わなかった。

■ハウスに事実を伝えず

彼にノーというのは良い事。運に見放されたら彼は患者を殺す。
正しかったからと言って間違っていない訳じゃないとウィルソン
は説いていた。


■使用された曲

・Gorillazの"Feel Good Inc"
・The Rolling Stonesの"You Can't Always Get What You Want"