アブソリュートリー・ファビュラス Absolutely Fabulous (1992年から2012年・イギリスBBC) http://www.mxtv.co.jp/ab_fab/

第4話 隔離タンク ISO Tank

脚本／Jennifer Saunders 監督／Bob Spiers
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母・エディナはニューヨークから取り寄せた隔離タンクに浸か
っていた。娘のサフィーに電話すると隔離タンクに入っている
ので出かけるようならば電話してと告げる。

サフィーの元には友達が集まって一緒に課題をしていた。
週末に授業参観が有り、合同発表会が有るのである。
ダニエルが少し遅れてやってくると、サフィーの家が高級住宅
地に有りしかも室内が広い事を指摘する。僕の街は労働者の小屋
と公営住宅だらけだとするが、住んでいるところはチェルシー
だった。

そんな中、隔離タンクに入っていたエディナとパッツィが下に
来て冷蔵庫からアルコールを取りに来る。
マジメゾーンが形成されているとするパッツィはまるで魔女の
集まりだとサフィーたちを皮肉る。自分たちはランチを取りに
来ただけなのですぐに行くとするが、ダニエルという青年が
格好良いことに気がつくとパッツィは目の色を変える。
ダニエルはエディナたちに挨拶すると、一瞬で気に入る彼女。
しかし娘たちには陰気シスターズだと相変わらず毒を吐く。
平日なのに仕事をしないのか?と問われるが、バブルに全ての
業務を任せているという。彼女を催眠療法士の元に連れて行った
途端によく働き始めたのだという。

キャビアを食べシャンパンを飲みながらエディナたちは二階へ
と上がっていく。サフィーにハグしていくと、口に卵が付いて
いるわよと指摘される。パッツィは自分の卵はもう無いからと
と告げると、エディナもそれに合わせる形で、卵巣と共に自分
たちは去ると告げる。

会社に行くエディナとパッツィ。
するとバブルが完全に覚醒したかのように仕事をこなしていた。
エディナの仕事の全てをバブルがこなしてしまう為に、二人は
セレブの噂話で毒づく他無かった。
キャサリン・オクセンバーグ、リズ・テイラー、カショーギ、
そしてプリシラ・プレスリーの事など・・・
バブルから今週のスケジュールを言われ、クー・スタークの
"やり残したことの懐古展"、ビル・ワイマン著の「膀胱炎の
戦い」、ポーラ・イェーツ著「奴らに出世させるな」などの
出版記念パーティーへの出席。L・マッカトニー、J・コリンズ
E・フロイド、イバナ・トランプの新作香水"彼よりも長く続く
香り"の発表会などが有る事を聞かされる。

しかしあまりに完璧にこなすバブルの姿を見て、エディナは
何か取り残された気がしてくるのだった。
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エディナが新しく導入した隔離タンク。
外界との交信を遮断してリラックス効果を得るものだが、果た
してリラックスする事が出来たのか。

エディナの居場所が無くなり、娘にさえ邪険にされてしまう
のがちょっぴり可愛そうな話だった。
なんとかして授業参観に呼んでもらおうとして駄々をこねる
辺りのエディナの行動は激しく笑えるものが有ったけど、
突然ルーマニア人の養子をもらうというぶっ飛んだネタは
ちょっぴり理解しがたい。
それでもサフィーが言うことを聞かないと見るや、パッツィが
エディナに対して、養子だと言ってあげなみたいな台詞の
やりとりも良かったな。

相変わらずセレブたちを引き合いに出したネタが多く、
そのネタの多くは拾いきれない物が有るけど、養子の流れで
ミア・ファローが引き合いに出される所は、このドラマの時代
というものを感じさせる。彼女韓国から身体障害者などを
養子として受け入れたりして、結局10人の養子を育てたそうな。

エディナとパッツィが校長室に呼ばれる辺りで、学生時代の
回想シーンが呼び起こされる辺りのシーンも面白く、まさか
この年齢にして制服を着せるとは思わなかった。
しかしなんで校長は二人を呼びつけたのだろうか。
トニーは二人の事を気がついていたのか。それとも単純に寄付
を募るために呼んだのだろうか?