ホテル・バビロン
HOTEL BABYLON
BBC(2006年 イギリス)

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/babylon/index.html


第2話 コンシェルジュの誇り


脚本/Tony Basgallop 監督/Alrick Riley

今回は主にホテルを利用する三組の客について描いた話だった。

一人目は作曲家のメイチン。
過去にホテルの部屋で自殺未遂をしたことが有る為に、チャー
リーは気を使って対応に出る。仕事については手伝えないが、
泊まっている間は楽しさを提供すると言っていたが、十分仕事
も手伝っていた。スイートムールを勝手に用意していたが、
グレードアップした分はホテル持ちという事なのだろうか。
仕事がダメになり落ち込んでいるところを上手くバーでの仕事
を与えた流れは見事だったが、ここでも場違いな曲を弾いてし
まいダメ。この人雰囲気を察することが出来ない人なんだよね。

二人目の客は常連客・ラドレーの連れ添いの客。
この女性は客が連れ込んだ売春客なのかどうかで悩まされる。
トニーは冒頭に客の一人を売春客と思いこみホテルから追い
出そうとしてしまうミスを冒してしまう。結局1000ドルの損失
を出したことから、レベッカからお叱りを受け、コンシェルジュ
という名前も客から分かりやすい"お客様係"に名前を変えろと
言われる。
常連客ラドレーが留守の間、夫人はどんどんルームサービスを
使用し、もしもこれが売春婦ならば常連客に損失を与えること
は出来ないとして複雑な葛藤がある。今度はレベッカが彼女の
対応に辺り売春婦として彼女を追い出そうとするも、レベッカ
のミスで有ることが発覚。上手くトニーがカバーするという流れ
だった。ラドレー夫人からもらうチップの額がハンパじゃない
所も凄いが、トニーは一体何処にチップの金を隠しているの
だか・・

三人目はかつてホテルの従業員で客と恋に落ちたドリーの話。
毎年結婚記念日にはこのホテルに泊まることにしている彼女。
従業員は最大限のお持て成しをしたいと考える。
残念ながら最後に客室で亡くなってしまうが、人の死に敏感な
ホテルも最大限の敬意を払って彼女を見送った。

それにしても相変わらずチャーリーは時間を見つけてジャッキー
と客室でHしているね。
今回はレベッカが旦那の出張する日にはホテルに無断で泊まって
いる事も発覚した。こういう時職場がホテルだと便利だな。
そして何と言ってもジーノとアンナのタトゥーを巡る争いが
面白かった。一回だけの解答権により、アンナの体の何処に
タトゥーが入っているのか、そしてどんな絵柄なのかを当てれ
ば舐めさせてあげるという。アンナに嫌みを言われたジャッキー
が仕返しとばかりにジーノに密告するところが笑える。

それにしてもチャーリーに近づく男。
チャーリーとは刑務所で一緒だった男なのか?

レベッカ・ミッチェル (タムジン・アウスウェイト) 総支配人
チャーリー・エドワーズ (マックス・ビーズレー) 支配人代理
トニー・ケイスモア (デクスター・フレッチャー) コンシェルジュ
アンナ・ソーントン・ウィルトン (エマ・ピアソン) フロント部長
ジャッキー・クルーンズ (ナタリー・メンドーサ) 客室清掃部長
ジーナ・プリミローラ (マルティン・マルケス) バーテン
ベン・トールマン (マイケル・オビオラ) フロント
デレク・クリスプ (マイケル・アトウェル) ドアマン
ターニャ・ミハイロフ (ダニラ・ゴビッチ) 客室清掃
ジーノ・プリミローラ (Martin Marquez)

Anthony Head (メイチン) 客/作曲家
Raymond Coulthard (ジェームズ・スコフィールド)
Ian Bonar (デーヴ) 従業員
Craig Kelly (ピート)
Zoe Tapper (Mrs.ラドレー) 夫人
Bill Moody (Mr.ラドレー) オークション
Edna Dore (ドリー・ファラー) 元従業員。亡くなる
Donald Pelmear (Mr.ファラー) ドリーの夫
Martin Ball (オニール) 客

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