ホテル・バビロン
HOTEL BABYLON
BBC(2006年 イギリス)

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/babylon/index.html


第4話 出会いの交差点


脚本/Harry Wootliff 監督/Iain B. MacDonald

高級ホテルの持つ魅力は人を酔わせるもの。
贅沢なサービスを受け、お洒落なカクテル、豪勢な料理に、
キングサイズのベッド。
しかしそれは客だけでなく従業員もまた酔わされる。

今回は客とホテルのスタッフの男女の出会いの話だった。
ホテルにある最低限のルール、それは客と関係を持っては
いけないというもの。ルールが有るから破るのだと言いたげ
なスタッフたちの行動を今回は描いた。

しかしドラマとはいえ、このホテルスタッフたちの下品さを
見ていると本当に五つ星なのかと疑いたくなる様な演出の数々
だと思うのは私だけか。そもそも仕事中に出会いを求めるな
と言った感じ。

チャーリーとジャッキーは友達以上恋人未満の関係に嫌気が
指し彼女は銀行家とデートする事になる。
結局金ではなく如何に二人の時間を楽しく過ごせるものなのか
という結論で二人は元の関係に戻った。

チャーリーは客の一人でカップルとして宿泊するアリスと
ダニエルたちに奔走させられる。特にアリスとは特別な視線を
感じたチャーリーは相手が誘っていると見るや色々とアプローチ
をかける。しかし結局女は単なる泥棒だった。

アンナは客に色目を使う最悪なスタッフの一人。
今回もVIPな客の一人・リチャードを誘い特別な関係になりたい
と考える。仕事中に抜け出しホテルのレストランで食事をする
という大胆さ。朝目覚めると彼がいなくベッドの脇には500ポン
ドの金。自分は金で買われた売春婦と同じなのか。そんな葛藤
も有って金には手を付けまいとするも、ターニャが清掃に来た
のを知り、チップとして奪われてしまうかもしれない事を
思うとやっぱり自分のものにしてしまう。しかしその金は
単に置いていただけで、リチャードはまだチェックアウトして
いたわけではなかった。アンナが持ち去ったとしてリチャード
は支配人を怒鳴りつける。

正直これで解雇されないのが変。

でも今回のレベッカは、チャーリーが揺すられている運転手も
見事追い払っていたし、アンナを解雇しなかった。私生活が
上手く回り始めたことで気分上々。

今回はインターネットの懸賞で当たった客の対応で、ジーノと
ジェームズの間で面白いやりとりが有った。
ジェームズは貧乏客とはいえどもなんとか金を使わせようとして
サービスを押しつけてくる。ジーノは自分と同じ様な環境に
育ってきた客に色々とつくしたい気持ちで無料で料理を提供する。

レベッカ・ミッチェル (タムジン・アウスウェイト) 総支配人
チャーリー・エドワーズ (マックス・ビーズレー) 支配人代理
トニー・ケイスモア (デクスター・フレッチャー) コンシェルジュ
アンナ・ソーントン・ウィルトン (エマ・ピアソン) フロント部長
ジャッキー・クルーンズ (ナタリー・メンドーサ) 客室清掃部長
ジーナ・プリミローラ (マルティン・マルケス) バーテン
ベン・トールマン (マイケル・オビオラ) フロント
デレク・クリスプ (マイケル・アトウェル) ドアマン
ターニャ・ミハイロフ (ダニラ・ゴビッチ) 客室清掃
ジーノ・プリミローラ (Martin Marquez)

Raymond Coulthard (ジェームズ・スコフィールド)
Ian Bonar (デーヴ) 従業員
Craig Kelly (ピート)

アリス (スージー・エイミー) 強盗の女
リチャード・ドノバン (マット・デイ) メディア弁護士
マーク・ソーン (James Weber-Brown) レベッカの夫
ダニエル (Shaun Prendergast) アリスの相手
コード氏 (Duggie Brown) 懸賞で当たった
コード夫人 (Lesley Nicol) 懸賞で当たった

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system