ホテル・バビロン
HOTEL BABYLON
BBC(2006年 イギリス)

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/babylon/index.html


第8話 それぞれの選択


脚本/Tony Basgallop 監督/Keith Boak

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ホテルバビロンは調査官の報告書によって、ホテルの格付けが
5つ星から4つ星に降格する可能性が有り、総支配人であるレベ
ッカもクビの危機。そんな時、ホテルバビロングループの欧州
社長であるエイドリアン・マクブライトが、ロンドン店の調査
へとやってくる。エイドリアンはレベッカとも特別の関係に
あり、彼はレベッカをパリ店へと引き抜こうとしていた。
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最終回はホテルのサービスは予算によって決まるという事を
描いた話だった。
1つ星から5つ星のサービスの違いなんかも描かれていたけど、
5つ星って何でも有りなんだね。有る意味では品格の高いホテ
ルを意味していると言うよりも自由度の高さを表していると
言う感じがするな。

さて今回は大きく分けて二つの流れがあった。
一つ目は、裁判の重要証人である服役囚ウィルトシャーが
5つ星ホテルのスィートルームにやってくる件。
彼の証言によって暗黒街のドンたちが窮地に追いやられると
言うこともあり、暗殺者がやってくるのではないかという
ホテル全体に緊迫感を与える内容だった。

もう一つはレベッカの進退。
ロンドン店を裏切りパリ店へと行ってしまうのか。そして
彼女は自らの夫であるマークを裏切ってエイドリアンの元へ
と走るのか。

前者のウィルトシャーの件は主にチャーリーが客室を担当した。
彼とウィルトシャーの不思議な関係。
彼と接していく内に、チャーリーはウィルトシャーが死に場所
をこのスィートルームに求めているのではないかと感じる。
でも結局チャーリーによって助けられていたし、ウィルトシャー
自身も殺し屋からは逃げようとしていたし、一体何だったのだ
ろうか。

そしてコンピュータ会社の社員がこのホテルに泊まっていた
けど、彼が突然殺し屋になったり、それでいてコンピュータ
のメンテナンスに長けていたり、イマイチ役どころとしては
よく分からないところが有ったな。

後者のレベッカの件。
最後にスタッフたちのサプライズによってここに留まることを
決意する。スタッフたちがレベッカの結婚記念日を覚えており
特別な計らいをしてくれたこと。
レベッカが誰だけ部下達の事を思っているのかは分からない
けど、良くできた部下達だね。

ベンとアンナがフロント係の優秀性を競うシーンが有ったけど
これは殆ど面白味のない展開だった。残念。
ジーノが試しに飲んでいたカクテルの件がレベッカの為だった
と分かる辺りの展開は良かったね。

レベッカ・ミッチェル (タムジン・アウスウェイト) 総支配人
チャーリー・エドワーズ (マックス・ビーズレー) 支配人代理
トニー・ケイスモア (デクスター・フレッチャー) コンシェルジュ
アンナ・ソーントン・ウィルトン (エマ・ピアソン) フロント部長
ジャッキー・クルーンズ (ナタリー・メンドーサ) 客室清掃部長
ジーナ・プリミローラ (マルティン・マルケス) バーテン
ベン・トールマン (マイケル・オビオラ) フロント
デレク・クリスプ (マイケル・アトウェル) ドアマン
ターニャ・ミハイロフ (ダニラ・ゴビッチ) 客室清掃
ジーノ・プリミローラ (Martin Marquez) バーテン

Raymond Coulthard (ジェームズ・スコフィールド) 接客
Ian Bonar (デーブ・ウィルトシャイア) ベルマン
James Weber-Brown (マーク・ソーン) レベッカの夫。医師
Steven Berkoff (ウィルトシャ) 証人
Liam Cunningham (エイドリアン・マクブライト) バビロンの偉人
Martin Herdman (ビグビイ)
George Rossi (レニー)
Robert Atiko (グラハム)
Jonathan Aris (グリーン)
Emil Suceska (エド)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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