フラッシュフォワード FlashForward (2009-) http://www.tv-asahi.co.jp/ff/

第1話 ブラックアウト No More Good Days

脚本／David S. Goyer、Brannon Braga 監督／
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FBI捜査官のマークとデミトリーの乗った車が転倒する。
マークは気がつくと、辺り一面で助けを求める声が聞こえて
くる。

4時間前。
ロサンゼルスは朝7時。
マークは目が覚めると、出勤のために銃を携帯し、バッヂを
手にする。妻・オリビアは外科医師をしていて夜勤をしていた
事もあって未だベッドの中。娘のチャーリーに朝食を作る
マークは、ベビーシッターのニコールに娘を預けて出勤する。
一方オリビアは暫くすると起きあがり、外科インターンの
ブライスに電話を掛ける。昨日、何故無断で欠勤したのかを
問いつめようとするも、電話は留守電状態だった。

その頃ブライスは一人、ベニスビーチの桟橋にいた。
一方マークは出勤前に、断酒会に出席する。断酒会でマーク
とペアを組むのは、親友のアーロン。アーロンは娘のトレイシー
がアフガニスタンの戦地で行方不明になり、先ほど遺体の一部
だけが戻ってきたのである。

ニコールはチャーリーが眠っているのを良いことに、男性を
引き入れベッドで情事を楽しむ。

マークは相棒のデミトリーと共にある容疑者を追跡していた。
カリードとオマールというテロリストグループを追っていると
その人物と接触する白人女性の姿がある。尾行していると
彼らに気がつかれ、カーチェイスになる。すぐに応援を要請
するデミトリー。そんな中、町中を走るタンクローリー車に
ぶつかりそうになると、マークの頭の中には変な映像が飛び込
んでくる。

2分17秒後、車は横転しており、マークは負傷した状態で気がつ
く。気絶していたのか。車から出てデミトリーを探そうとする
も、周りが異様な雰囲気である事に気がつく。なんと横転して
負傷を追ったのはマークだけでなく、見渡す限りあちこちで
事故が起きていたのである。デミトリーを探す中で、マークは
テレビ映像を見ると、なんと世界中で同様の事故が起きている
事が判明する。
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突然全世界の70億人の人たちが一斉に気絶する。その時間僅か
2分17秒。
気絶している間に事故を起こしたりして全世界で死亡事故が
多発する中、アメリカでも上空を飛行していた800機以上の飛
行機が墜落。その中には副大統領専用機も含まれていた。
CIAも国土安保省も原因が掴めずにいる中で、FBIの捜査官
マークは特命を受けて事件を調査する。すると気絶した時間の
中で、誰もが半年後の2010年4月29日、アメリカ時間午後10時
の映像を見ている事が分かる。

事件が世界的規模に及ぶと言うことで壮大さを感じさせるけど
何となく臭い的にはドラマ「4400」を感じさせるかな。

この一話の作成に掛けられた金額は10億円という事で、アメリ
カのドラマも映画ばりに金を掛けて作られているな。

マーク夫妻が互いに社会的地位を持ちながらも夫婦関係が
イマイチぎこちないこと。マークには飲酒癖があり、その原因
は何なのかが気になる所だけど、取りあえず一話でもっとも
気になる事と言えば、マークが見た夢の映像と、監視カメラに
映る全人類が気絶する中で唯一動いている人物が存在している
点。ドラマとはいえよくその映像が一話の段階で見つかったな
と思わなくもないけどね。

キーマンとなりそうな人物。
オリビアの部下・ブライスは何らかの問題を抱えていて、気絶
する前には自殺を考えていた事。
マークの相棒・デミトリーは、半年後の映像が飛び込んで来な
かった事から、死亡しているのではないかとの疑いが有ること。
マークの娘・チャーリーは絶望的な光景を夢の中で見ていること。
マークの親友・アーロンは、娘・トレイシーをアフガニスタン
で亡くしているが、映像の中では生きていること。

マークが見たキーワードは、
D・ギボンズという名前。薬莢と共に焼けこげた人形の映像。
ブルーハンドと書かれたポストイット。腕にミサンガをつけて
いる事。オフィスにいたマークは銃弾を込めて何かの存在に
ビビっていた事。その相手は腕にタトゥーをしている事。
これらの映像が何を意味するのか。

夢の内容をウェブで集めて一元化するというのは面白いアイデ
ィア。それらを拾い集める事で上手く一つのストーリーとして
できあがるのか。

しかし東日本の震災を見ているからか、映像としては物足りない
ものがあった。現実の方がやっぱり凄惨な感じだね。