ケネディ家の人びと The Kennedys http://www9.nhk.or.jp/kaigai/kennedys/index.html

第2話 若き大統領の誕生

脚本／Stephen Kronish 監督／Jon Cassar
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1960年、ジャックはボビーに対して戻ったら人事について話そ
うと告げる。
ジャックは妻と共に選挙事務所へと向かう。髪の毛が整って
いる方が年配の男性からは受けが良いという。

1946年、マサチューセッツ州チャールズタウン。
ジョセフはジャックをこの土地に連れてきたのは、かつてここ
からジョセフは出発したからだった。しかもカトリック教徒の
多い街。ジョセフはジミー・ライアンと逢わせると、彼はこの
街について何でも知っている人物だという。
ジャックは戦争から負傷帰国し、名誉のバッヂを授与していた
戦争の英雄だとして、この都市から出馬させようとしていたので
有る。ライアンはジャックにこの街で必要なことを全てたたき
込む事を告げる。しかしそれには本人がやる気にならないと
ダメだと告げる。

ライアンはこの町で政治家として成功するには、まず港湾労働者
からの支持が必要だとして労働者に逢わせる。
この街の対立候補としてイタリア系のジョセフ・ルッソが有力
視されていた。

ジャックは市民達の前で演説する。
しかしジャックは演説に慣れて居らず、話し方が最悪だった。
ジャックは自分では勝てないとライアンに告げ、歴史を教えな
がら女性を追いかけている方が性に合っているとし、今の自分
は兄の亡霊と戦っていると告げる。

ライアンは戦没兵士母の会にジャックを行かせる。
演説の中で一人の母親が涙するのを見かける。それを見て
ジャックは兄の事を語り始める。兄はいつも家族の前に居ること
を告げ、そこにいた母親達を感動させる。ジャックはついに
自分の気持ちで演説したのだとして、ようやく政治家としての
スタートラインに立つ。
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1960年の大統領選の結果を気にしつつも、今回はジャックが
政治家になる辺りの事情を描いた話だった。

戦争も終わり、戦争での勲章を盾にして上手く政治家としての
支持を獲得していく。
下院議員としてマセチューセッツ州の候補として出馬したとき
には、ジョセフの汚い手法やら、ジャックの底に燻っている
政治家としての魂を上手く引き出していく。

それにしても女性関係に相当だらしない姿が描かれ、ケネディ
家には本当に政治家としての資質があるのかどうか疑問に残る。

父親の教えによる影響力の強さを考えると、良くも悪くも
全ての責任はジョセフにあるんだろうね。

またジャックが今の妻であるジャッキーと出会いのシーンも
描かれた。最初はバートレットに紹介されるも、ジャッキーの
母・ジャネットはジャックの浮気の癖を見抜いていて、娘に
助言する。ジャックの女癖の悪さは公然のものだったのかな。

ジャックの浮気に対して、ジャッキーは不満を募らせ、それを
ジョセフが宥めていく訳だけど、大抵こういうのは母親が
フォローしていくものだけど、ケネディ家に於ける母親の存在
は殆ど存在感がない。ただ上の二人は父親の子だとするが、ボ
ビーの事だけは、私の子だとする母親の言葉が、ケネディ家の
事情を物語っているのかな。

ジャックはシンシアと浮気し、ジョセフもミシェルとキスを
する。最後にジャッキーがジャックに国民の前でこれまでと
同じ様な扱いは許さないとするセリフは今後どう影響するのか。
そしてボビーを司法長官に据えるジョセフの思惑と、閣僚は
自分で選ぶとするジャックの思惑は一致していくのか。