ケネディ家の人びと
The Kennedys

http://www9.nhk.or.jp/kaigai/kennedys/index.html



第6話 キューバ危機

脚本/Stephen Kronish、Joel Surnow 監督/Jon Cassar
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1962年10月22日。キューバ島でソビエトがミサイル基地を建設
しているのをCIAの衛星で撮影した事が発覚する。
アメリカ大陸のいかなる国や場所に着弾してもアメリカへの
攻撃と見なし、ソビエトに報復攻撃する事をジャックは宣言す
る。

10日前。
ジャッキーはクスリを辞める生活をしていた。彼女はジャック
に対してもクスリを辞めたらどうかとし、ジェイコブソンは
医師免許を持たない医師であることを告げる。だからよく利く
んだとジャック。

ホワイトハウスでジャッキー主催のピアノ演奏会にジャックは
出席する。しかしジャックは居心地が悪く、警護官に呼び出さ
れるフリをしてその場から立ち去ってしまう。
ジャッキーは招待されて来たゲストたちと話をする中で、もっと
国は芸術に金をつぎ込むべき事を訴える。招待客には
トニ
その
妹・メアリーも来ていた。

ジャックは一人、カーク・ダグラス主演の
映画「スパルタカス」
を見ていた。メアリーがジャックの元を尋ね、二人は妻の居ない
所でイチャイチャする。

ゲストとしてきたものたちは多額の寄付金を持ってきた。
それは大統領と写真を一緒に取れると期待していたからだった。
しかし大統領はメアリーと情事で来ず、ゲストのものたちは、
ジャッキーはその事を周知でメアリーを呼んでいると噂されて
いた。

ジャッキーは夜・ジャックの前で、恥を掻かされたと激怒。
メアリーは招待リストには載せていなかったのに、みんな
が貴方をどう見ているのは分かっているのかと告げる。二度
と失望させないことを約束したのにそれを破ったとして、
ジャッキーは子供達とバージニアに行くと告げる。

そんな中、
バンディらがジャックの元に駆けつける。
キューバ上空からの衛星写真で、ミサイル基地が建設されて
いることが発覚したのである。東海岸全体が射程距離に入って
おり、とても容認できることではなかった。
ラスクは外交的
に解決すべきではないかとするが、将軍は
フルシチョフ
ケンカ好きであり、アメリカ大統領を軽んじているのは決して
許せないという。更にソビエト船籍が19隻もキューバに向かって
航行している事が発覚する。一体フルシチョフは何を考えて
いるのか。ジャックは敵の意図している事を探れとするが・・

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■ジャックの浮気にジャッキーもついに・・・

この忙しいときにジャックの浮気も最早病気としか言いようが
ない。腰が痛いんじゃないのか?とか、大統領としてスキャン
ダルは御法度ではないのかとか、妻子が居る身でありながらも
よくもそんな事が出来るなと、色々と文句を言いたくなる様な
奴だね。でも意外と政治や政略的には心優しかったりするんだ
よね。
ついにジャッキーも家から出て行く。

■キューバ危機再び

ソビエトはアメリカのトルコのミサイル基地に反対して、
アメリカのお膝元にあるキューバにミサイル基地を配備して
威嚇する。
ソビエトの横暴と取るのか、それともアメリカだってトルコに
そんな事をしているじゃないかと取るのか。

現代の世の中に於いても、日本や韓国をアメリカの前線基地に
して自国に被害が及ばないように同盟国の名の下に軍備を配置
しているのだから酷い話だ。

■強硬派と慎重派

軍事関係の人たちは、それはもう戦いたくて仕方がない。
先制攻撃すべきなのかどうかでジャックに決断を迫られる。
凄いのは、一度目の緊張感から解放された後に、アメリカの
ヘリがソビエト側に墜落させられた事。一触即発の事態だけど
ジャックがフルシチョフという人物の事を有る程度知っていた
事もあって、決断を正しい方向へと導けた感じだね。

■ジャッキーとエセル

エセルを初めとしてアメリカ国民はファーストレディ・ジャッ
キーの優雅さと気品さに憧れを持つ中で、ジャッキー自身は
エセルのような家庭や家族との関係を完璧にしている人たち
に憧れているみたい。ただこれも旦那さまの性格に依るところ
も大きいな。幾らエセルでもジャックみたいな浮気男と結婚
したら、手が付けられないだろうしね。

■夫の苦労を知るジャッキー

確かにジャックは浮気男だけど、今ある危機に対して、そんな
事を言っていられる状況ではないと察したのか、ジャッキーも
彼と一緒にいる決意を果たす。まぁ仕返しはローズとジョセフ
の関係のように、ジャックが動けなくなってからのお楽しみと
言うことか?

ジャック・ケネディ (Greg Kinnear) 大統領、ローズの息子・次男
ボビー・ケネディ (Barry Pepper) ジャックの弟 "ロバート"
ジャックリーン・ケネディ (Katie Holmes) ジャックの妻 "ジャッキー"
ジョセフ・ケネディSr.(Tom Wilkinson) ジャックの父
ローズ・ケネディ (Diana Hardcastle) ジャックの母
エセル・ケネディ (Kristin Booth) ボビーの妻
ジョー・ケネディ (Gabriel Hogan) 長男
キャロライン・ケネディ (Ava Preston) ジャックの娘

Mrs.ショー (Tedde Moore) 家政婦
トーマス・ベネット (Barry Flatman) 総合参謀本部議長
マクジョージ・バンディ (Dan Lett) 国家安全保障担当補佐官
ロバート・マクナマラ (Jonathan Whittaker) 国防長官
エドガー・フーバー (Enrico Colantoni) FBI長官
クライド・トルソン (Kevin Jubinville) FBI、フーバーの部下
ディーン・ラスク (Glen Gaston) 国務省
エブリン・リンカン (Janelle Hutchison) 秘書


エイバラハム・ボールデン (Rothaford Gray) FBI、警備
レティティア・ボールドリッジ (Jane Moffat) 秘書
マックス・ジェイコブソン (John Bourgeois) 違法医師
メアリー・メイヤー (Nahanni Johnstone) ジャックの浮気
ニキータ・フルシチョフ (Eugene Lipinski) ソビエト
--- (Val Ovtcharov) フルシチョフの通訳
--- (Dmitry Chepovetsky) ケネディの通訳
ベン・ブランディ (Steve Cumyn) 大統領府のパーティーで
トニ・ブランディ (Chantal Quesnelle) 大統領府のパーティーで
アン・ガーガン (Angela Besharah) 看護師、ジョセフの世話
--- (Victoria Fodor) Great Room Woman
--- (Collette Micks) Great Room Woman
クロンカイト (Walter Cronkite) 本人役、ジャーナリスト


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