ケネディ家の人びと
The Kennedys

http://www9.nhk.or.jp/kaigai/kennedys/index.html



第8話 家族の絆

脚本/Stephen Kronish、Joel Surnow 監督/Jon Cassar
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ジャックがダラスで射殺された。
遺体は
アーリントン国立墓地に運ばれ葬儀が行われる。
何故ジャックが殺害されたのか。

1959年、ボビーが立ち上げた組織犯罪の聴聞会で、マフィアの
ボスの一人・
サム・ジアンカーナを取り調べする。レオン・マー
カス殺人事件に於いてその関与を問うが、不利な証言になる
可能性があるとしてサムは口を噤む。そしてサムは不適な笑み
を浮かべる。

ジャックはボビーにキューバの件でマングース作戦を行う事を
語る。

1961年11月、キューバのカストロ打倒のためにジャックはボビー
に直接指揮を執るよう命じる。

ジャックがダラスで殺害された日、現場では犯人の
オズワルド
を射殺する
ジャック・ルビーの姿があった。一日に二度の殺人
事件。ボビーは敵を作ったのはボクだとして、ジャックが殺害
されたのは自分のせいだと嘆く。そんな夫のことをエセルは
励まし、貴方のせいではないと告げる。

1963年
フロリダ州・パームビーチ
ジャックの柩にまかれた国旗を車椅子のジョセフにかけるジャ
ッキー。そんなジョセフの元にボビーがやってくる。
ボビーは父に対して、正義を求める限りどんな事でもやって良
いと思いやりすぎた事を語り、傲慢だったと告げる。
そんなボビーに対してローズは呼び出すと、教会に慰みを求めて
みたらどうかと告げる。しかしボビーはこの状態では何をしても
救われない気がすると告げる。しかしローズはこれまでの困難
に対して信仰心がなければ耐えられなかった事を語り、ロザリオ
の祈りを行おうと語る。

ジャッキーは首相官邸から去る日がくる。
ボールデンはジャックは大きな存在だった事を語り生涯忘れない
という。ジャッキーはボビーに対して、これから何処にいけば
良いのか分からないと悲しみを打ち明けると、君のためならば
何でもするとボビーは語る。ボビーはこれまでに何処かで
ジャックの死を防げたのではないかといつも考えている事を
語り、ジャッキーは家族である事を告げる。

ジャッキーの新しい家に行くと、家の前では多数のマスコミが
待ちかまえていた。ボビーは激怒し彼らを追いやるが、ジャック
の亡き後、ジャッキーは一般人であり、警備も最小限でマスコミ
を追い払うのが難しかった。

ボビーは一度自宅に帰りエセルとくつろいでいるが、ジャッキー
から電話が鳴り家の窓の外にカメラマンが張り込んでいて怖い
事を告げられるとすぐに向かうと告げる。エセルは行くならば
明日の朝にしてくれとするが、制止を振り切りボビーはジャッ
キーの元に駆けつけ、彼女に寄り添うのだった。

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■ジャック殺害の後

残り一話は、影で支えてきたボビーが主役だった。
主役に値するほど活躍していた彼だけど、ジャックが居るとき
には常に影の存在。ついに我々の時代が来たというエセルの
セリフが何とも言えないものがある。

■ジャッキーを支えるボビー

なんだか下手をすればボビーとジャッキーが結ばれてしまう
のではないかという気がしたけど、その辺はボビーの誠実さが
勝った。なんと言ってもマリリンの誘惑にも耐えた彼だから
そう簡単に浮気などするはずもないか。
エセルが彼を行かせないようにするも、ボビーが彼女の元に
行く辺りはちょっとドキドキした。

■取るべき道は一つ

ボビーはジャックが思い描いていた国を作るために、出馬する
事になる。取りあえずニューヨーク州から出馬して、議員に
なり、そしてついには大統領選に挑む。
ここでジョンソン大統領と対立するために、前回の中で二人の
関係が険悪化していたシーンが描かれたのかと思うところもある
けれど、ジョンソンは真っ向から対立しようとせず、下りてし
まった。

■1952年のジャックの上院議員選

ボビーが父・ジョセフの戦略を非難し、自ら選挙戦に於ける
戦い方を考案していく。それは母・ローズに、ジャックの子供
時代の事を話して貰い、人格を知って貰うという作戦。

近年アメリカの大統領選になるとティーパーティー運動なんて
話を聞いた事があるけど、これとは別の意味合いがあるのね。


■ジャッキーの再婚

生涯ジャックの様に愛することはないとするも、生活のため
子供のためにオナシスと結婚することになる。
ボビーにその事を電話で告げるときがなんとも切なかった。

■ボビーもまた暗殺される

厨房で銃殺されてしまった。
なんだか空しいけれど、二人の子が死んでもジョセフが生きて
いる辺りは、なんだかジョセフの為のドラマって感じだね。
最後に成功の秘訣を父さんだと言う辺りもなかなか上手くでき
ていた。

ジャック・ケネディ (Greg Kinnear) 大統領、ローズの息子・次男
ボビー・ケネディ (Barry Pepper) ジャックの弟 "ロバート"
ジャックリーン・ケネディ (Katie Holmes) ジャックの妻 "ジャッキー"
ジョセフ・ケネディSr.(Tom Wilkinson) ジャックの父
ローズ・ケネディ (Diana Hardcastle) ジャックの母
エセル・ケネディ (Kristin Booth) ボビーの妻
ジョー・ケネディ (Gabriel Hogan) 長男
キャロライン・ケネディ (Eliza Preston) ジャックの娘

Mrs.ショー (Tedde Moore) 家政婦
トーマス・ベネット (Barry Flatman) 総合参謀本部議長
マクジョージ・バンディ (Dan Lett) 国家安全保障担当補佐官
ロバート・マクナマラ (Jonathan Whittaker) 国防長官
エドガー・フーバー (Enrico Colantoni) FBI長官
クライド・トルソン (Kevin Jubinville) FBI、フーバーの部下
ディーン・ラスク (Glen Gaston) 国務省
エブリン・リンカン (Janelle Hutchison) 秘書


リンドン・ジョンソン (Don Allison) 大統領
サム・ジアンカーナ (Serge Houde) マフィア
エイバラハム・ボールデン (Rothaford Gray) FBI、警備
J.F.ケネディ・Jr. (James Siciliano) 3歳
ジャック・バレンティ (Richard Zeppieri) 政治家
アン・ガーガン (Angela Besharah) 看護師、ジョセフの世話
--- (Killian Gray) Uniformed Cop
--- (Samantha Epsie) Johnson's Secretary
--- (Wes Berger) Jackie's Secret Service Escort
--- (Kevin B Hartley) シークレットサービス
ジーン・ケネディ・スミス (Shondra Kayd)

本人役 (John Kennedy Jr.)
本人役 (Caroline Kennedy)
本人役 (Jim Leavelle)
本人役 (Lee Harvey Oswald)
本人役 (Jack Ruby)


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