リ・ジェネシス バイオ犯罪捜査班
Re:Genesis (2004年カナダ)


第9話 異常発症 The Secret War

脚本/Avrum Jacobson 監督/John L'Ecuyer
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キャロラインは研究所の研究員を呼び出しミーティングする。
ジャスティン・リッチによる医療報告書は出来たか?、全米
科学アカデミーへの地球規模問題報告書は出来たのか?。
カルロスはその場で、最近
メキシコのカンペジェ州で血友病
の感
染が広がっている事を報告する。しかしボブは血友病は
伝染するはずはないと指摘する。普通血友病は、高齢者がかか
るケースが多いが、メキシコのものは年齢も様々だという。
一方キャロラインは
パシフィックノースワイヤー&ケーブル社
がNorBACを相手に1億2500万ドル相当の訴訟を用意している事
を報告。
メイコはインターネットの
"むかつく科学.com"での記事に気に
なるものが有ったと報告。イラクに派兵している民間企業の
バトルサポートサービス社は、アメリカ国防省からの依頼で雑用の
為にイラクへ渡っているが、低所得者層を雇って問題が起きて
いるという。そこで働いている人の1/3は関節の痛みや極度の
脱毛症に悩んでいるという。キャロラインたちは、NorBACの
仕事の分野ではないとし、会議を終えて皆立ち去ってしまう。
しかしデビットだけはメイコの話に耳を傾ける。
患者は中枢神経、自己免疫システムに異常が有るという。
広報を担当している
ルイズ・ラポートをすぐに呼び寄せると
告げる。

一方ジルは会議の場から様子が変だった。
キャロラインが様子を聞きに行くと、論文を提出したが、別の
研究者から実験の方法に問題があると指摘され、自分の書いた
レポートの中身を横取りされかかっているとの事。その反論の
為には3週間程度の実験が必要であり、ジルは3週間休暇が
もらえないか?と頼む。

ボブはデビットの元を尋ねると、他の研究所である
"カネコ化
粧品"
から上級研究員待遇で引き抜きの話があるという。
自分の長年の夢だが、デビットが行かない方が良いというのな
らば辞めるという。デビッドはボブに一番好きなことは何か?
と尋ねると、デビットと仕事をすること、犬、香水である事を
告げ、よく考えて結論を出すよう語る。

キャロラインは担当医の元に行くと、乳ガンでは無かった事
を知らされる。少し血圧が高いぞと言われると、その問題は
もう解決したと語る。

キャロラインはデビットの元に行き、ジルの事を相談する。
現在彼女の研究が横取りされようとしているのだとし、俺たち
に手はない事を語る。ジルなしで一ヶ月もやれるのか?という
キャロライン。
そんな中、ルイザが研究所にやってくる。
ルイザは車椅子にのっており、イラクでの仕事の内容を話す。
防護服を着てイラクの軍用品の処理を任されていたこと。
現場の作業員の10人が現在死にかけており、友人だった
アント
ニオ・サントス
は命を落としたことを語る。現在偏頭痛と
目眩、そして足の感覚が無くなってしまった事を告げるが、診療
を受けた限りでは、それらの病気がイラクへ渡ったこととの
因果関係は無いのだという。
デビットはルイザを自宅に招き入れる。
彼女が持ってきた資料に目を通すが、病状が有りすぎて証明
するのが難しいという。でもなんとか証明してみせるとする
とルイザは大喜びする。

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ジルは論文を横取りされ大忙し

殆ど寝ずに反論のために実験しているけど、NorBACとしても
もう少し人員を集めた方が良いんじゃないかという気がする。
まぁ自分の研究のために1ヶ月近く休ませてくれるとする
NorBACも優しすぎるかなという気がする。

イラクでの細菌工場跡地の件

デビットとメイコは、民間会社のバトルサポートサービスで
イラクに渡った従業員が、異変を訴えている件を担当する。
キャロラインは忙しい事を理由に、関わるべき案件ではない
と訴えるが、特にメイコは必死になって従業員たちの肩を
もって調査に挑む

ボブは引き抜きの話を受ける

化粧品会社から引き抜きがあったボブ。
ボブは人見知りで新しい会社で馴染むのは難しい為に、すぐに
戻ってくるとして完全放置状態のデビット。
果たしてデビットの思惑通りに戻っていくのか。
ちょっと放置された事でボブが寂しそうにしていたね。

メキシコでの血友病感染

サックスと呼ばれるもので、血液凝固を阻害するウィルスでは
ないという。環境要因が問題で食べ物か何かで口から入っている
のではないかと推察。現地に行かない限りは、これ以上の事
は分からないとのこと。カルロスたちが来週にメキシコに
飛びそうかな。

イラクでの問題点

CC3チームが担当していた雑用では、シャイニングアーマー製
の防護服を使っていることを知る。
キャロラインはアメリカに渡り、国防省のコナーから駆け引き
によってこの防護服を借りてくる。コナーがキャロラインに
気がある事を利用して散々暴れまくった感じもする。

服はバッキーボールと呼ばれる性質のナノ繊維技術を採用した
もので完璧だという。しかし問題はエアータンク。
コナーも防護服を貸してくれたが、エアータンクを貸してくれ
無いこと。これほどの防護服を着て作業させる事に何の意味
が有るのかを掴んでいく。

結局WATRという水分の再生技術/水リサイクルプログラムを使
っていて、イラクのハマルという世界一汚染された地域の水質
をこの再生技術で生きながらえる事が出来るのかの実験も兼ね
ていたみたい。

バトルサポートサービスとシャイニングアーマーは同じ系列の
子会社であること。その親会社であるガーフィールド社は、
大統領の顧問をしていた人物がCEOをしている事。
毎年アメリカでは2500億ドル分の軍事を民間企業で採用している
事から、色々と癒着の構図が明らかになっていく。


デビット・サンドストロム (Peter Outerbridge) NorBACの主任科学者。専門は分子生物学。
キャロライン・モリソン (Maxim Roy) NorBAC管理責任者
カルロス・セラーノ (Conrad Pla) NorBACの研究員。医師
メイコ・トラン (Mayko Nguyen) 専門は生物情報学。
ボブ・メルニコフ (Dmitry Chepovetsky) 専門は生化学。
ヒラ・カーン (Mishu Vellani) 研究員怪しい??
ウェストン・フィールド (Greg Bryk) キャロラインのアシスタント。
リリス・サンドストロム (Ellen Page) デビッドの娘。
ミック・スローン (Mark Rendall) クローン人間?

ジル・ラングストン (Sarah Strange) ヒラの後任?
シューラー (Rosemary Dunsmore) 下院議員
コリン・リグビー (Vincent Walsh) イギリス諜報機関・MI-5


コナー・マクグイン (Maurice Dean Wint) イラク派兵を担当する軍人
ルイザ・ラポート (Inga Cadranel) イラクで病気を・・
アントニオ・サントス (Jorge Molina) イラクで死亡
リタ・ロペス・フェルナンデス (Michelle Hospedales) 胸にしこり
ベントン (Jess Mal Gibbons) 胸にしこり
--- (Alison Lawrence) 看護師


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