CIA ザ・カンパニー
(the Company 2007年、ミニシリーズ)

監督 : ミカエル・サロモン
製作総指揮 : リドリー・スコット、トニー・スコット、ジョン・
キャリー
脚本 : ケン・ノーラン
原作 : ロバート・リテル

http://axn.co.jp/program/thecompany/



第1話 ベルリンの疑惑 前編

脚本/監督/Mikael Salomon
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1954年ベルリン。
犬をつれた男性が町を歩く中、一人の男・
コンスタンティング
は様子を伺いながらCIAの隠れ家の様子を見守る。
ベルリンのCIA支局を率いているハーベイは、約束したコンス
タンティングが来ないことに苛立ち、ベルリンにはスパイなど
沢山いるとして諦めようとする。しかし彼はやってくる。西ド
イツへの脱出を求める彼に対して、これは困難だと告げるハー
ベイ。脱出は困難を極め、アメリカへの亡命にも金がかかると
告げる。それに見合う情報が有れば話は別だという。
それを聞いたコンスタンティングは、
イギリス情報局秘密情報
部(MI6)
の内部に居るソ連側のスパイの名前を言ったらどうか?
という。夏のストックホルム、冬のチューリッヒの任務報告日
を調べれば十分特定できるとし、スパイが交信した時に声の
入った録音テープが有るという。

その情報を受けた
CIA対敵諜報部ジェームズ・アングルトン
の事務所では、
エイドリアンと共に話を検証するが、ソ連側
スパイなどあり得ないという。エイドリアナはジェームズが
独自の情報分析アルゴリズムによって陰謀を暴いていく姿に
関心を示す。

KGBが上手でもしかするとコンスタンティングを使って情報を
操っているのではないか?と疑うが、ハーベイはそれでも知ら
ないフリをしてこっちも偽の情報を流せば良いことを告げる。

4年前、
コネティカット州ニューヘブンで、大学対抗のボート
大会。
イェール大のボート部にいたレオジャック、そして
エフゲニーはその大会で見事優勝を果たす。この大会を最後に
三人は別の道を歩むことになっていた。三人は自らをトロイカ
と名付け、仲良く大学生活を送ってきたのである。
しかしそんな中、ボート部の元コーチがジャックらに接触して
くる。
最後の乾杯の場で、ジャックたちはオーストラリア人・
ステラ
と共に盛り上がる。

1950年アメリカ・NY市
CIAにスカウトされたジャックとレオは、そこで説明会を受ける。
ソ連との冷戦の中、外交問題を有利に動かすためにはCIAの
存在は欠かせないという。そんな説明会の最中、ジャックたち
に声を掛けるものがいた。自ら
エビット3世"エビー"だという彼
はジャックとレオがイェール大の学生である事を見抜き、誰に
引き抜かれたのか?と問う。
説明会ではスパイ活動には教科書など無く、現地で学べとし、
無理だと思う者は今のウチに退出せよと言われる。

コンスタンティンが約束のテープを持ってくる筈が一向に時間
になっても来なかった。見張り役で犬を連れた
"イエス"が警察
が来たことを示唆した為に、ハーベイらは咄嗟に逃げ出す。
屋上に行くと、ハーベイやジャックは物陰に隠れる。
そして相手が来るやいなや銃弾を浴びせ殺す。一人KGBだと名乗る
ものが命乞いをする。しかし何故自分たちの計画がばれたのか?
と疑問に感じる。

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ベルリン支局で活動するものたち

ジャックとハーベイが主にここで働いている。
ハーベイはソーサラー(魔術師)と呼ばれる人物。
当然ながらスパイ活動にはコードネームが付けられている人
たちが多く、情報を収集する為にジャックらはスパイと
接触する。

CIA対敵諜報部

ここにはジェームズ・アングルトン、通称"マザー"と呼ばれる
CIAの優秀な分析官が居る。そしてエイドリアンが助手みたい
な形なのかな。
見ていると弁護士事務所みたいな所だった。
彼は長年スパイやら情報やらを選り分けていて、真実に辿り
つくプロの様だ。
そんな役をマイケル・キートンが演じているのだから豪華。
黒縁のメガネで威厳が有りそうな感じだね。

元々はイェール大のボート部

ここに入部しているのは、ジャック、レオ、エフゲニー、
そしてボリソフ。これらの仲良しな者達が、4年後には敵味方
で分かれて諜報活動をしているのだから皮肉だね。
ジャックがエフゲニーの目の前に現れる事はあるのかな。

モスクワ

スタリックというKGBの将軍の元、エフゲニーは工作員として
育て上げられていく。エフゲニーはユダヤ人のアザリアと
出会い恋に落ちるが、皮肉にも冷戦時代の中、ゆっくりもして
居られない。スタリックが俺らが犠牲になりアザリアたちと
自由に愛し合える時代を築いてきたので、今度は君が犠牲に
なる時だとした事で、仕方なく加わることになる。

ジャックはスパイのリリーと出会う

暗号名はレインボー。彼女がもたらす情報はとても有益で、
彼女は教授と呼ばれる人物と何やら行動を共にしているという。
自らはバレエをしていて、ジャックと会うときは必ず木曜日
の練習の場。男臭いドラマの中に、目に優しいリリーのレオタ
ード姿という感じ。毎回のように胸の所から情報紙を取り出す
所がまたエロイ。

バレエ"ジゼル"のチケットを送り、デートする事に成功する。

アザリアは行方不明者の名簿を作る

両親もまた1941年突然行方不明になり、突然死亡通知が来たと
いう。彼女はエフゲニーの前でスターリンはヒトラー以下だ
とこき下ろす。一応旧ソ連でもこれだけ自由な思想は出来た
のね。

暗号名スナイパーの教授

リリーと一緒にいる彼。
リリーは少しでも尾行したり近付いたら下りるとするが、
あっさりと尾行され盗聴され・・・

リリーに近付いていくと彼女はかつてソ連兵がドイツに来て
酔って乱暴をはかれたときに助けてくれたのだという。
彼に借りが有るとして危険な活動に手を貸しているのだとか。

ジャック・マコーリフ (Chris O'Donnell) CIA
ハーベイ・トリッティ (Alfred Molina) "魔術師"
ジェームズ・アングルトン (Michael Keaton) "マザー"
レオ・クリツキー (Alessandro Nivola) CIA
エフゲニー・ツィピン (Rory Cochrane) ソ連側スパイ、同級生
エイドリアン・フィルビー (Tom Hollander) 二重スパイ
フランク・ウィスナー (Ted Atherton) CIA
ヴァンカ・ボリソフ (Hristo Mitzkov) ソ連側スパイ。同級生
フィリップ・スウィート (Barry Flatman) 父
フォーレン・エンジェル (Peter Rudolf)
スウィート・ジーザス (Gabor Nagypal)
ニキータ・フルシチョフ (ZoltAn Berzsenyi) ソ連大統領
Mr.エフゲニー (LAszlo Konter) エフゲニーの父
リリー (Alexandra Maria Lara) スパイ"レインボー"
コンスタンティンク・ヴィシネフスキー (Levente Torkoly) スパ

エルンスト・ロフラー (Berndt Von Bomches) 教授
--- (Damon E. White) MI5

--- (Ulrich Thomsen)
--- (Stephen Bogaert)
--- (Rick Roberts)
--- (Cedric Smith)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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