リスナー 心を読む青い瞳 The Listener (2009年カナダ) http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/624

第2話 放火犯 Emotional Rescue

脚本／Russ Cochrane 監督／Ken Girotti
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トビーとオズは救命士の免許更新のために試験を受けていた。
横転した車の中にいる女性を助けようとするが、窓から抜け出
せなくなるという大失態を演じる。

そんな中、トビーの頭の中に映像が入ってくる。近くのビル
の一室が爆発し被害者を出すというもの。早速その現場の近く
にいくと部屋が大爆発を起こす。
部屋の中にいた患者を搬送する。患者はヴィンス・ピレルと
いう男性。トビーも助ける際に負傷していたのをオリビアが
見つけて処置する。一方現場には消防士のトム・クロフォード
も負傷して病院を訪れていた。

トビーの元にマークスが会いに来る。またしても偶然被害現場
に居た彼を不審に思う彼女。その時被害者センターのカイル・
エルソンもやってきて紹介される。
マークスによると被害現場は覚せい剤の製造工場になっている
場所でそこから出荷して爆発したのだろうとのこと。
被害者のピレルという名に見覚えがあったトビーは彼に会いに
いくと、幼い頃養護施設で一緒だったピレルだと知る。
彼はかつて製造工場にしていたが今はやっていなかったという。
ダクトから火が出たのを目撃したとの事から、何者かが意図的
に放火を引き起こしたのだろうと感じる。
すぐにトビーはマークスに告げに行く。誰かが引火し覚せい剤
の原料に発火したのだろうという事。そして現場で撮ってきた
写真を見せる。ダクトには紙テープとタイマーのようなものが
有り、他人が火災を起こした証拠だと告げる。しかしマークス
は写真だけでは捜査出来無いと言われる。

この界隈で6週間の内に5件の火事が起きていることを知る。
トムと再び病院で逢うとトビーは一連の火災は放火ではないか
と尋ねる。

トビーは放火について調べていくと、データベースの中から
ウェイド・リッチャーという男性に突き当たる。同じ様な手口
で過去に犯行に及んだ事。トビーは彼の母親に会い、ウェイド
の仕事場を訪れる。するとそこでは怪しげな人形を作る姿を
目撃する。
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★トビーとオズ、救命士免許更新のために試験を受ける。

展開としてはぐだぐだな流れだった。
これが必要な要素かどうかは分からないが、主人公達のキャラ
クター性に迫るという意味では、良いエピソードなのかも
知れない。

★トビーは幼い頃、施設で育っていた。

施設の仲間、ヴィンスとの再会。
大けがを負っているのにTシャツを気にしているところが
如何にも外国のドラマのジョークって感じのやりとりだった。
ヴィンスは覚せい剤の製造人になり、トビーは救命士になる。
二人の将来を行き違えてしまったものは何だったのだろうか。

★相変わらず仕事をしないカナダ警察。

トビーが現場写真の中で警察の知らないタイマーを撮ってきた
という所が如何にも警察の駄目さ加減を象徴している。
出火場所を調べれば簡単に発覚しそうだけどね。
マークスの後手を踏むような捜査もちょっと鈍くささを感じる
ものだな。

★次々と容疑者が変わっていく展開。

心が読めるのになかなか真相にたどり着かない辺りの段取りは
上手く演出されていた。最初は被害者が出火元だと疑い、
次は放火魔・ウェイド。そして消防士のトムの心の声から、
彼はヒーローになりたくて自ら火災を引き起こしているのだろう
と思わせた。結局犯人は被害者センターで働くカイル。
逮捕されても不起訴になった人物を狙った犯行。
法律では裁けない事を法に変わってお仕置きするという動機は
時々ドラマでは見られるものだね。

★トビーはオリビアとトムの関係に嫉妬した?

オリビアがトムと接近する姿を目撃。
しかも逆にオリビアはトビーとマークスが近づくのを目撃
している。相変わらずオリビアの心のウチが良く解らないな。
今回の件でトビーが心のウチを開かさないことに嫌がっている
事は分かるけれど、本音では好きだという気持ちは残っている
のだろうか?

トビー・ローガン (Craig Olejnik) 救命士。人の心が読める
シャーリーン・マークス (Lisa Marcos) 刑事
オズマン・ベイ (Ennis Esmer) 救命士"オズ"
オリビア・フォーセット (Mylene Robic) 医師。トビーの彼女
ブライアン・ベッカー (Anthony Lemke)
ジョージ・ライダー (Arnold Pinnock) 隊長、救命士の上司

トム・クロフォード (Diego Klattenhoff) 消防士
カイル・エルソン (Matt Gordon) 被害者センター。犯人
ヴィンス・ピレル (Michael Miller) トビーと施設が同じだった
デビッド・ジャー (Danny Waugh) 医師
Mrs.リッチャー (Louise Nicol) ウェイドの母
ウェイド・リッチャー (Salvatore Antonio) 元放火魔
ヘザー・ウォレス (Rebecca Amare) ヴィンスの彼女
--- (Sharmila Dey) 負傷者女性

マヤ (Lara Jean Chorostecki) トビーの母。能力者
--- (John Fleming) 若い頃のトビ

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)