FBI 失踪者を追え!
Without a Trace

制作総指揮/ジェリー・ブラッカイマー


第10話 白夜の太陽


脚本/Hank Steinberg 監督/Michelle Maxwell MacLaren
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N.Yの閑静な住宅地スミスタウンで朝8時、夫のグレッグは
妻・サラに見送られ、娘・カイラ(6歳)を車で学校へ連れてい
く。それが終わると自らが経営するクリーニング工場へと足を
運ぶ予定だった。しかし夫は学校にも出勤もしておらず行方不
明になる。

すぐにFBIのジャックたちはサラから事情を聞く。
借金は無い。結婚生活は順調そのもの。虐待している事実も
無いと疑いの目を向けるジャックらに語る。昨晩の行動を聞く
と、夫が夕飯の時間に遅れたくらいだという。遅くなる時には
必ず電話があると言うが・・

失踪6時間。グレッグの従業員・クレインに前歴があることが
分かり早速事情を聞きに行く。4年前保護観察官に紹介されて
この工場で働くようになったという。店長・グレッグはとても
良い人で浮気一つしていないと証言するが、後で聞いていた
従業員の一人・コニーは、それは嘘だと反論。時々アリスとい
う名の女性が会いに来ていたという。

何故クレインはそれを知りつつも店長を褒めちぎっていたのか。
そして謎の女性は浮気相手なのか?
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過去をほじくっていくと限りなく怪しい経歴ばかりしか見えて
こないグレッグ。納税の申告をしていないばかりか、大学や
高校に在籍していた記録もない。

ドラマとして急展開を見せたのは、失踪者としてグレッグ親子
がマスコミによって報道されたこと。顔写真が出たことで
目撃者情報が集まり、喫茶店で女性と逢っていたという情報を
知る。その女性がクレジットカードを使っていたことで身元が
判明する。
分かってみるとなんとグレッグは証人保護プログラムを受けて
いる男性だった。
妻のサラにしてみれば過去を偽ってきた夫に対して複雑な心境
だろうけど、これは仕方がない事だよね。
とても誠実そうに見えていたので、女性と裏切っていなくて
ホッとした。

しかし刑事のやることもえげつない。
証言させるために変装してグレッグに圧力をかける。
本人にしてみればどれだけ心の負担となっているのか知る由も
無いって感じで、人間性を疑いたくなるような事だった。

最後に狙撃された時は完全にFBIの策略だとは思っていたけど、
死を偽装する事でもう大丈夫なのだろうか?
あの母親とも今後は逢えるのかな。なんか12年も逢っていない
という母親の気持ちを考えるといたたまれなくなる事件だね。

ジャック・マローン (Anthony LaPaglia) FBI
サマンサ・スペード (Poppy Montgomery) FBI
ヴィヴィアン・ジョンソン (Marianne Jean-Baptiste) FBI
ダニー・タイラー (Enrique Murciano) FBI
マーティン・フィッツジェラルド (Eric Close) FBI

グレッグ・ピッチャード (Brett Cullen) ピーター・レイモンド
サラ・ピッチャード (Dana Wheeler-Nicholson) 妻
カイラ・ピッチャード (Bryn Lauren Lemon) 娘
チュック (Tomas Arana) 刑事
クレイン・アンダース (Nigel Thatch) 前歴のある従業員?
エマ (Gwen Van Dam) ピーターの母
アリス・ブッカー (Ion Overman) デニース・チャンドラー刑事
--- (Pavel Lychnikoff) 刑務所の囚人
ハンナ・マローン (Vanessa Marano) 娘
コニー (Magda Harout) クリーニング店従業員
--- (Hilary Angelo) 通報してきた喫茶店のウェイトレス?
--- (Vasili Bogazianos) ニックという名の料理店の男?

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