FBI 失踪者を追え！ Without a Trace 制作総指揮／ジェリー・ブラッカイマー

第12話 暴力からの脱出 Underground Railroad

脚本／Hank Steinberg 監督／Tom McLoughlin
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朝食を作っていた妊婦の妻・キャシーの容体が少し悪くなり
病院に連れてきた夫・ポール。念のために今夜は検査入院した
方が良いという医師。ポールは仕事のために2時間ほど病院を
後にすると言うが、1時間後彼女は病院から居なくなる。

キャシーの検査の結果は妊娠中毒症である事が判明。すぐに
手術しないと母子共に危ない状況であるという。

失踪21時間後、ポールに事情を聞くジャックたち。
妻が朝、軽い目眩で病院に連れて行ったこと、夫婦生活は現在
が最も幸せな時期である事を告げる。医師に入院するよう言わ
れた為に妻が勝手に帰るような行動を取るはずはないという。
夫にはアリバイが存在していた。経営している自動車店で働い
ていた。監視カメラの映像をダニーとマーティンは見ることに
なる。
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今回は夫の虐待から逃げるために妻がとった行動だった。

誘拐とは違うので緊迫感は無いかと思いきや、妊娠中毒症という
状況をつくって一刻も早く探さねばならない状況を作った感じ
だった。

ドラマとしては早くから虐待の事実が明らかになっていくので
それ程心配する内容ではなかった。
失踪23時間当たりで、キャシーの旧友から事情を聞いたときに
何故か疎遠な関係になっていることや、失踪24時間後にジャック
たちの目の前でポールは犯人を見つけたら殺してやるという
自制の利かない行動を取り始めている事から、虐待の事実が明ら
かになっていく。

意外なのはキャシーの母親がその事実を知って黙っていた点。
なんとなく母の夫も虐待していそうな雰囲気は有ったな。
特に何の疑いもなくポールに住所を渡している辺りは、変に
男性同士の結束感が生まれていた。

女性支援団体の存在が一つアクセントとして存在したが、この
組織が防波堤となるには少々無理があり、見つかるのは時間の
問題だったのかな。

今回は潜入捜査したビブの大活躍の話でした。

ジャック・マローン (Anthony LaPaglia) FBI
サマンサ・スペード (Poppy Montgomery) FBI
ヴィヴィアン・ジョンソン (Marianne Jean-Baptiste) FBI
ダニー・タイラー (Enrique Murciano) FBI
マーティン・フィッツジェラルド (Eric Close) FBI

クレウツァー (Alan Blumenfeld) 医師
リッチー・ドブソン (A.J. Buckley) 弟
ジュリー (Tara Buck)
キャシー・ドブソン (Nicole DeHuff) 妻。妊娠8ヶ月
ポール・ドブソン (Jeffrey Pierce) 夫。虐待
リック・ジェンキンス (Taylor Emerson)
ユアン・ウィルソン (Laurel Holloman) 女性支援団体
モリー (Patrice Johnson)
ロサリンド・カンデル (Natalia Nogulich)
ダイアン (Damara Reilly) 元刑事、女性支援団体
フェルドマン (John Rubinstein) 医師
マイケル・ポセイ (Steve Ryan)
チュック (Eric Scott Gould) 刑事

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)