FBI 失踪者を追え!
Without a Trace

制作総指揮/ジェリー・ブラッカイマー


第16話 月影のクレア
Clare de Lune

脚本/Allison Abner、Jan Nash 監督/Mel Damski
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16歳のクレア・メトカフは精神不安定のために施設へと入れら
れていた。そんな施設でも暴れ出して保護室に入れられる。
しかし主治医が来るまでの1時間の間に保護室にいたはずの
彼女の姿は消えていなくなっていた。

保護室の鍵は15名の職員全員が持つが、当時勤務していたのは
5人の職員だという。病棟に設置してあるはずの監視カメラの
線は何者かに切断されていることから職員の関与を疑う。

この施設の作りを知る者ならば裏庭を通るはず。
そんな中、この施設で2年前に保護室にいた少年が自殺していた
事を知る。今度そんな事件が発覚すれば営業停止は必至であり
職員たちはそれを恐れてカメラを隠したのか。

クレアの父・ローレンスの元へといく。
精神障害について何か原因となるモノは分かっているのか尋ね
る。母親・オリビアの自殺が原因だろうという。当時発見者の
クレアはもの凄くショックを受けており、カウンセリングを
受けさせようとはしていたが彼女が嫌がり、また気持ちも落ち
着いていたので受けさせなかったとの事だった。

当時クレアを保護室へと連れて行ったマイケルに話しを聞く。
クレアは消灯後にもテレビを見ていてそれを注意したら突然
暴れ出したという。その時彼女に告げられたアザが生々しく
彼の顔についていた。

担当のコビントン医師にも話しを聞く。
彼女はストレス性障害だったという。絵画治療を行い随分
効果が出てきていたという。彼女が当初書いていた絵の中に
旧家を題材にしたモノがあり、その屋敷を襲う黒いモンスター
の絵が描かれていた。それが彼女の心の闇だという事は一目
瞭然だった。
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今回はこの失踪事件を通してダニーの過去があぶり出された。
随分彼が精神世界に精通していると思ったら、こんな過去が
有ったのね。
幼い頃走行中の車の中で両親の喧嘩を止めようとして声を掛けた
事で事故に合い、両親を失ったようだ。
ジャックはジャックで妙に絵画の世界を熟知していたみたい
だし、FBIには色んな知識が必要なんだなという感じだ。

ドラマでは父親のライバルの建設会社の男性が疑われたり、
また過去の母親の自殺の件に関して父親が犯人ではないのかと
臭わせたりしたが、早い内から嘘発見器に掛けられ、その容疑も
晴れてしまった。
見ていたのはクレア自身のトラウマとなった過去の映像。
まさか自分自身で意図せず母親を死に至らしめていたという
辛い過去だった。

まぁそれを語れずにいたとしたならば確かに精神的に参ってし
まうのかも知れないね。

しかし施設でマイケルが脱走に加担していたのは良いとしても
保護室からどうやって出たのだろうね。
その辺の経緯はかなり曖昧なモノがあった。

ジャック・マローン (Anthony LaPaglia) FBI
サマンサ・スペード (Poppy Montgomery) FBI
ヴィヴィアン・ジョンソン (Marianne Jean-Baptiste) FBI
ダニー・タイラー (Enrique Murciano) FBI
マーティン・フィッツジェラルド (Eric Close) FBI

クレア・メトカフ (Amber Tamblyn) 娘・16歳、精神的な病
ローレンス・メトカフ (Scott Paulin) 父・建設業
ディラン・リンカーン (Phillip Van Dyke) クレアの彼
コビントン (Jessica Lundy) 医師
ケイト (Allison Mackie) ローレンスの後妻
デビッド・ブラマン (Robert Clohessy) ローレンスのライバル
マイケル・ビーチャー (Rick D. Wasserman) 病院職員
サンドラ (Aria Noelle Curzon) 患者・クレアのルームメイト
--- (Shailene Woodley) 若い頃のクレア
--- (H. Richard Greene) 施設長
オリビア (Bonnie Burroughs) クレアの母

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