第6話 母と子の明日（あした）（後編）Nickel and Dimed

脚本／Jan Nash 監督／John Showalter

母親コリーンが居なくなった原因は、麻薬の運び屋として働き
失った一片の麻薬の保証を払えなくなった為のモノだと分かる。
サムは自ら志願して麻薬潜入捜査を行うと語る。

サムがこの事件に肩入れする様子が時折過去の回想シーンの中
で描かれていた。
彼女自身もコリーン親子のように、母親が多忙で相手にされず
寂しい思いをしてきた事。最後に母親に連絡を入れる彼女が
なんともいえない雰囲気が漂っていた。

ドラマとしては既に概要は暴かれている。
おとり捜査によって組織のメンバーの割り出しを行い、運び屋
だけでなく、大元の組織壊滅を狙うモノ。

途中でコリーンが死体で見つかるという緊迫感がドラマを包んだが
それでも辞めようとしないサムの強さが目立った。なんといっても
ジョアンナの紐・レスの太い腕を掴んで跪かせる彼女の逞しさが
凄かった。

ちょっと簡単におとり捜査に引っかかりすぎる感じはしたが、
組織に自分の正体がバレた時の緊迫感、あの花瓶を落とす辺りは
本当に恐かった。

アメリカにも結構低所得層の人間が多いんだね。
アルバイトを掛け持ちしても一杯一杯の労働者が居るっていうのは
ちょっと寂しいね。

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

出演者
アンソニー・ラパリア (ジャック・マローン) FBI/ボス
ポピー・モンゴメリー (サマンサ・スペード) FBI/金髪
マリアンヌ・ジャン・バプティスト (ビビアン・ジョンソン) FBI
エンリケ・ムルシアーノ (ダニー・テイラー) 警察官からFBIへ
エリック・クローズ (マーティン・フィッツジェラルド) 父もFBI高官

guest
Faleolo Alailima () 用心棒
Audrey Marie Anderson (コリーン・マクグラス) 失踪者
Lilli Birdsell () サマンサの母親
Boyuen (ニラン・キェット) 麻薬
Jeanne Chinn (メレディス) ウェイトレス。麻薬
Mo Gaffney (ジョアンナ) 工場で働く女性
Sung Kang (D.Kニマット) 麻薬
Tim Kelleher (デュアン・バーディック) 店長
Jerry Kernion (ハウィ) 工場の男。犯人の一味
Sage Mears (サマンサ) ティーンエージの頃
Geoff Meed (ジョン・バーンズ) 麻薬関係。似顔絵の男
Susan Mosher (ローズ)
Mary Matilyn Mouser (エイミー・ローズ) 近所の子。サムと仲良し
Gerard O'Donnell (レス) ジョアンナの夫
Jim Ortlieb (クロード・クリアリィ)
Aspen Payge () 若い頃のサマンサ。螢を捕りたい
Alex Skuby (ブライアン)
Connor Sullivan (ジェイク・マクグラス) 残された子供
Garret Sullivan (ジェイク・マクグラス) 残された子供