第12話 模範囚の手紙 Penitence

脚本／Allison Abner 監督／Scott White

刑務所内で乱闘騒ぎの途中、2人の囚人が居なくなる。
1人はデーモン。1人はマック。単なる脱獄かに思えたが、
マックの姉ローラがFBIに駆け込み、失踪者として捜索して
欲しいと訴えてくる。

FBIの捜査は何処まで行えばいいのか。
一見すると単なる脱獄犯。しかし仮釈放まで2週間の身であり、
様々な証言から改心したように思える男がその様な大胆な
事を行うだろうとかという疑問が生じてくる。

ドラマとして面白いところは、やはりマックは本当に改心した
のかどうか判断に迷うような証言が出たりして、情報が錯綜して
いることだろうか。
本人の行動や態度を見るとギャング団を抜けたがっている様にも
見える。
しかしローラの嘘が微妙にこの辺の真実を混乱させて居るよう
にも思える。

ちょうと同時期にギャング団のリーダー・カンザスを重罪へと
導く裁判の為の証言人が現れたという設定が絶妙だった。
しかも2人の人間が刑務所から居なくなった事によって、当然
彼も脱獄したと思ってしまう。

信じて待っていた姉の健気さ。そして父親に暴力を奮われて
育った環境の悪さ。最後に可愛がっていたランダルに裏切られる
結末。マックの可哀想な人生を一端を見るエピソードでした。

出演者
アンソニー・ラパリア (ジャック・マローン) FBI/ボス
ポピー・モンゴメリー (サマンサ・スペード) FBI/金髪
マリアンヌ・ジャン・バプティスト (ビビアン・ジョンソン) FBI
エンリケ・ムルシアーノ (ダニー・テイラー) 警察官からFBIへ
エリック・クローズ (マーティン・フィッツジェラルド) 父もFBI高官

guest
Aleesa Adams (ナン)
Rob Brownstein () 仮釈放コミッショナー
Andrew Bryniarski (ビースト) 囚人
Joe Cappelletti () 看守#1
Kaine Bennett Charleston () 輸送された囚人
Jeremy Davidson (ジェームズ・マカボイ) 失踪。通称'マック'
Dave Florek (教授) 囚人
Jenny Gago (ウォーデン・ヒラリー・ガティエス) 刑務所長
Faye Jackson (ステファニー・ディアンジェロ) 遺族の妻
Reggie Jordan () 看守#2
Damien Leake () 牧師
Billy Lush (ランダル・ボーエン) マックの同居房
Dean Norris (ティム・オルリー) 看守
Cyril O'Reilly (カンザス・ドーエル) 囚人。ギャングリーダー
Anne Ramsay (ローラ・マカボイ) マックの姉
Corey Reynolds (デーモン・フェリス) 脱走する囚人
Greg Fitzpatrick (ディアンジェロ) マックに殺される。
Stephen Pisani () SWATチーム

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)