第20話 小さな町の悪夢 The Bogie Man

脚本／Jennifer Levin 監督／Rob Bailey

小さな街でデイジーという13歳の少女が失踪する。
失踪する2、3ヶ月前から彼女の様子がおかしくなったという。
またこの町では7年前にもアンバーという13歳の少女が殺害
されており、その容疑者・カーティスは証拠不十分のまま
不起訴になっていた。

一人の人間のミスが犯した事件と家庭内での虐待が重なり合った
事件だった。

アメリカのドラマでよくある形の閉鎖的な田舎町で、街ぐるみで
過去の不祥事を隠蔽している事件かと思ったが、実際には
真相を知るのは一人の警察官だけだった。

カーティスが7年間この街に居続けた理由が、現実から逃避する
事を嫌った為のモノ。逃げれば犯人の烙印を自ら押すようなもの
で、潔白の証明の機会を伺っていたのかも知れない。

保安官が犯したミスは決して許されるモノではない。
特に一人の人間の人生を奪い、結果的に命まで奪い去ってしまっ
た。

過去の事件に関して未解決のまま終わってしまうので、やや消化
不良だった。

ナイフを買ったのがデイジーでそのナイフに付いたDNAは
父親のモノだった。これだけの物証でジャックは家庭内で虐待の
事実を暴いてしまうのだから凄いモノがあった。

今回は、ビブの子供が登場。
ソープ家と対照的に親子関係を強調する意味で描かれたのかな。

マーティンがサムと決別宣言。
深くは突っ込まれなかったけど、冒頭から胃がもたれ掛かる
ようなシーンでしたね。

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

出演者
アンソニー・ラパリア (ジャック・マローン) FBI/ボス
ポピー・モンゴメリー (サマンサ・スペード) FBI/金髪
マリアンヌ・ジャン・バプティスト (ビビアン・ジョンソン) FBI
エンリケ・ムルシアーノ (ダニー・テイラー) 警察官からFBIへ
エリック・クローズ (マーティン・フィッツジェラルド) 父もFBI高官

guest
Dwier Brown (マット・ソープ) デイジーの父親
Andrew Cappelletti ... Donut man
Thomas F. Duffy (ボブ) ナイフを売った
Cynthia Ettinger (キャシィ・ソープ) デイジーの母親
Lindsey Ginter (パドン) 保安官。重要な物証を無くす
Brandon Keener (フォックス) 副保安官
John Krasinski (カーティス・ホーン) 容疑者として目を付けられる
Megan Lusk (アンバー・ブライス) 殺された少女
Randy Oglesby (ブライス) 牧師。アンバーの父親
Ashley Rose Orr (デイジー・ソープ) 失踪者
William Turner (レジー)
Max Jansen Weinstein (リード) 情報提供の子供。目撃者
Michael J. Willett (アーロン) デイジーの男友達