ゴースト〜天国からのささやき
(2005) Ghost Whisperer

http://www.ntv.co.jp/ghost/


第5話 遠き日の友情
Lost Boys

監督/David Fallon 脚本/Peter O'Fallon
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メリンダとアンドレアはオーナーのエイブラハムから頼まれ
旧養護施設から競売に掛けられそうなものを施設から運びだ
そうとする。地下室の倉庫を調べていくと、メリンダは子供の
霊を見つける。薄気味悪いアンドレアはそうそうに退散し、
その場をメリンダに任せる。
建物に取り憑いた霊は向こうの世界に送るのは難しいとメリン
ダ。
オーナーのエイブラハムに聞くとここは1956年に火事で半分が
消失し、4人の子供・ラット、マーティ、ビック、アーニーを
失ったとの事だった。
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何故ラットは頑なに話し合うことを拒むのか。
そして四人目の被害者であるアーニーの消息は一体どこに有る
のか。

正直ネタとしては分かりやすい展開だった。
新しいオーナーであるノースロップがこの養護施設に関わって
いることは明らかだし、アーニーではないかとの想像も難しく
は無い。
単純な話と言えばそれまでだが、結構感動できる話だった。

幽霊とはいえ子供たちの霊。
顔が薄汚れているのは死んだときのままって所なのだろうか。
ラットに気遣う余りあまり容易にメリンダに近づくことが出来
なかったが、一度気を許すと本当に人懐っこく、本を読んで
とせがむところは可愛らしかった。

二人は向こうの世界に行くことを容易に了承するが問題は
ラットだった。ラットが了承しない限りは他の二人も行かない
という。

ラットはリーダー格の子供と言うこともあり、死なせたことに
対して信頼を裏切ったと思っている。そして養護施設で育った
彼らの心の傷は予想以上に深い。

養子としてもらわれていった弟のマイキーは、向こうの世界に
居るのか?
そう告げられメリンダは居ると答える。しかし向こうの世界の
事など分からない彼女にとっては賭け同然の言葉だったのかも
知れない。

競売会場にいたノースロップがアーニーだという事は自明の理。
彼の中にも蝋燭の火の不始末によってみんなを死なせてしまっ
た心の傷が存在していた。
どうやって霊の存在が見えるのかは、当時彼が大切にしていた
宝物の存在が有ることをもってそれを証明する。

結局この思い出の養護施設、ノースロップ氏は壊してしまった
のかな。

メリンダ・ゴードン (ジェニファー・ラブ・ヒューイット) 霊能者
ジム・クランシー (デビッド・コンラッド) 消防士
アンドレア・モレノ (アイシャ・タイラー) アンティーク店

トビアス・ノースロップ (Bruce Weitz) "アーニー"
ルー・ピーターソン (James Patrick Stuart) ジムの親友
ダーク・エイブラハム (Rance Howard) 養護施設オーナー
ラット (Lorenzo James Henrie) リーダー格の子供
ビック (Max Jansen) 帽子を被った子供
マーティ (Terrence Hardy Jr.) 黒人の子
アーニー (Zach Mills) ラットの親友
ラルフ (Austin Brooks) ジムが途中で連れてくる男性

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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