ゴースト〜天国からのささやき Ghost Whisperer シーズン2 http://www.ntv.co.jp/ghost2/

第17話 盗まれた死体 The Walk-in

脚本／Breen Frazier 監督／Eric Laneuville
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ティムが夜勤をすっぱかしたせいで、そのしわ寄せを喰らう
ジム。不審な遺体が見つかったためにジムはセントラルの
遺体安置所まで運ぶので帰宅が遅くなるとメリンダに告げる。

遺体安置所にはハロルドが居た。
そこには身元不明の遺体が一体有った。足の指を見ると中指が
一本無かった。
早速司法解剖しようとするハロルドだが、その時突然停電に
見舞われる。変電盤を見に行く間に遺体が無くなってしまう。

メリンダは一人ベッドで寝る中で、違和感を感じ目が覚める。
霊が有ることは気配で分かるが、その霊が一向に出てこよう
としない。姿を見せてくれと訴えるが・・・そこにちょうど
ジムが帰宅する。今までには無い霊だとメリンダ。

翌日ジムは職場に行くとティムに文句を告げる。
仕事に関してもデリアとの事に関してもスッポかすなんて
酷いことを訴える。ティムはいざ逢うとなった際に怖じけつい
てしまった事を告白する。今後こそ腹にくくるというが、
果たしてデリアは許してくれるのか?と。
ジムはロッカーに置いておいた指輪がなくなっていることに
気がつく。辺りを探すと、床には血の付着する足跡がついて
いた。その足跡は夕べ遺体として見た中指の無いものだと
分かる。

ハロルドに事情を聞きに行くと、停電の間に遺体が無くなった
という。遺体の写真はデジカメで撮ってあるとし、ひき逃げで
殺害されたみたいだと語る。自分は死後硬直しているのを
確認しているので死んでいたのは間違いないという。

そんな中、メリンダの前に霊の存在が現れる。
何故みんな俺の体が見えないのかという。俺は別に逃げたく
など無いのに、体が勝手に逃げているとし、しかもみんなに
見られていると語る。現在銅像の姿が見えるというと、ジムは
その遺体が何処にいるのか分かるのだった。
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死んだはずの遺体が勝手に動き回る。
遺体の魂と交信するメリンダは、遺体が自分の意思とは関係な
く動いている事を聞いてリック教授に相談しに行くと、
ブードゥー教では遺体に魂を吹き込んだりする事が出来るとし、
現在の状況は恐らく、魂同士が体の主導権を奪おうとし有って
いるのではないかと推察する。

いくら何でも遺体を動いてしまうのは不味いだろうと言わん
ばかりの展開で、これが出来るのならば、これまでにも同様
に遺体が動き回る事例は多いんじゃないかという感じがする。

同窓会に込められた思い。

二人の人間の死が、全くの別人ではなく、同級生で有った事。
一人の絶望して自殺した男性・ブライアンと、車椅子の男性
ジェイソンの不思議な関係が描かれた。

この二人、生前に出会い励まし合っていればこんな結末には
ならなかったのではなかろうかという感じがする。
ジェイソンは仕方ないとしても、ブライアンの結末はこんな
感じにならなかったのではないかな。

今回は一度に二人の霊を取り扱うことで珍しいものが有った
し、二人の要求を一度に扱っていくことが出来るのか興味深い
ものが有ったと思う。

霊以外ではデリアとティムの関係が描かれた。
デリアとのデートをすっぽかしたティム。何らかの事情がある
のかと思えば単なる怖じ気づいたとのこと。
その後のティムのおしゃれな誘い方・謝罪の仕方が続くけれど
こんな大胆なことが出来るのならば、最初から約束をすっぽか
さなければ良いのにね。

同窓会とは成功者が寄り集まる場だと言われているけど、
人生を挫折した人にとっては微妙な位置づけになってしまう
ものだね。