ゴースト〜天国からのささやき Ghost Whisperer シーズン3 http://www.ntv.co.jp/ghost3/

第6話 写真からのメッセージ Double Exposure

脚本／Laurie McCarthy 監督／Eric Laneuville
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ペイン教授の同僚でファインアート科と呼ばれるフォトグラフ
の教授を務めるクラウディア教授は生徒からの信頼も厚い。
この日新人の歓迎会が行われ、ペインは彼女と一緒に同席する
ことになっていた。
ステイシーは学生新聞に載せるとして、教授に話しかけて写真
を撮るが、なんとペインと一緒に写っているはずの彼女の写真
が写っていない事に気がつく。しかも部屋の中にある写真には
どれも彼女の姿が無いことに気がつく。

ペインは夜にもかかわらず急いでメリンダの家に行くと、この
事実を報告し写真を見せる。
メリンダは写真を見ると、何やらうっすらと霊が写っているの
を目にする。

大学に行き話を聞いていると、ケビンという大学院生が二週間
前に自動車運転の事故で死亡していることを知る。
クラウディア教授の生徒で、写真家として才能の有る有望な
若者だった。
教授から話を聞くと、ある日帰宅したら、突然あらゆる写真か
ら自分の姿が無くなっている事に気がついたという。それも
ケビンが亡くなった翌日からだという。
生徒の一人ジョセフや教授からケビンについて話を聞くと、
才能はあるが辛抱強くない一面があり、コンテスト出場への
推薦を頼まれたが断っていた事を知る。しかしクラウディアは
写真家にとっては一度きりのチャンスなので、じっくりと
経験を積んで才能を開花させて欲しかったという。
ジョセフの写真を見ていると、そこにも半透明の影が出ている
事に気がつく。

話を聞いているウチにケビンは亡くなった当日150kmで車を
走行し自損事故を起こしていたとのこと。キャリアを断たれた
訳ではなかったのに、推薦されたのがケビンではなくジョセフ
に失望して自殺したのではないかという。
そんなケビンの撮った写真を見ているウチに、浮かび上がっ
て来たのはなんと女性の姿だった。
恐らくクラウディアは何かに気がついているハズだが、それを
隠している可能性が高いという。しかしその女性の写真を
見せてもクラウディアやジョセフは見たことがない人だと
告げる。
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ペイン教授の同僚・クラウディアの前に現れる霊の存在。
決して傷付けようとする物ではないが、彼女自身を写真の中
から消そうとしている意図は果たしてなんなのか。

このドラマもシーズン3で今の舞台であるグランドビューの町
の謎を解決して、場面展開を図ろうとしている意図がある
のだろうか。そんな展開を予感させる、ジムの突然の医学部
進学の話。ジムは南ミシガン大の医学部を想定して話をして
いたが、店のことも含めて果たしてどうなるのだろうか。
ただデリアやジムのクレジットを見ると、このドラマの最終
シーズンであるシーズン5まできっちりクレジットされている
ので街を離れることは無さそうだけどね。

さて今回は久しぶりに、街の歴史やメリンダの血筋とは
全く関係のない極普通の死者からのメッセージだった。

写真というと昔から魂を撮られるだとか、色々と霊にまつわる
話が浮上するけれど、まさにそんな一面を描きたかったのか。

意外なのは霊として存在していたのがケビンの彼女のソフィー
ではなくケビンだったこと。
なんで写真の中にソフィーの姿が浮び上がってきたのか
イマイチ分からない流れだったけど、ソフィーに誤解された
ままでは死んでも死にきれないとする思いがあったのかな。

悲しいことにケビンを死なせてしまったきっかけは、ケビン
自身でも有り、ソフィーにもその一端は存在する。どちらが悪いのか
という面ではなかなか気難しい話ではあるけど、浮気しつつ君の
方を愛していたとか言われても微妙だろうし、自分のビデオメッセージ
をきっかけにして死なせてしまったとなれば、ソフィーにとっても
後味が悪い話だね。

動画であるビデオメッセージと写真が訴えかける表現力の
違いなんかもドラマとしては描きたかったのだろうか。