ゴースト〜天国からのささやき Ghost Whisperer シーズン3 http://www.ntv.co.jp/ghost3/

第8話 究極の選択 Bad Blood

脚本／Teddy Tenenbaum 監督／Peter Werner
--------------------------------------------------------
メリッサはデリアと共に郊外のサンフレアに向かう。
10年間に4度も宿主が変わったとする住宅にシンクレア家が
引っ越してくることになったのである。幽霊のせいなのか?と
疑うも、メリンダは基本的に霊は人の精気を奪う為に空き屋に
居着くことはないのだという。
スティーブとその娘・マーラと逢う二人。ここからショッピン
グモールまでは最短でも16kmも有るため、娘はちょっぴり不満
顔。しかしメリンダがアンティークショップのオーナーだと
知ると、家に残されていたレトロなゲームのやり方を教えて欲
しいとマーラに頼まれる。ゲームはツイスターだった。
メリンダは外のガレージで霊の姿を見た感じがして、一人そこ
を訪れる。メリンダは何処にいるともない霊に対して、力に
なる事を告げるが、霊はどちらか一方が死ぬことになるとして
意味ありげな言葉を残していく。
そんな中、屋根から血がしたたり落ちてくるのを目にする。
しかし調べてみると単にペンキが落ちてきただけだった。

デリアは霊の存在を信じず、必ず法則が有るはずで、合理的に
説明がつくものだという。
デリアはメリンダが霊を見た事を知る。妻が亡くなった経緯は
何か聞いていないか?と問うが知らないという。デリアはステ
ィーブが自分と同様に愛する人を亡くして悲しんでいる家庭で
あることから、メリンダに対して幽霊で混乱させるような事は
しないで欲しいと告げる。メリンダは自分が騒動を起こしてい
る様なデリアの言い方に不快になる。

帰宅するとメリンダはジムにデリアの事を話す。
今まで散々怪奇現象を見てきているのに、未だに霊の存在を
否定し続けているという。ジムはそういう人も居るのだとして
今回の件もメリンダが静かに霊を送り出してあげればいいの
ではないかと語る。

メリンダは翌日あのガレージにいく。
するとそこにはスティーブの姿があった。スティーブは先日
見たスティーブとは違うような表情を見せる。メリンダは
マーラの為にプレゼントを持ってきたとして、彼女が可愛が
っている猫の首輪を見せる。これを直接娘に渡したいことを
告げる。
メリンダはマーラに逢うと、スティーブの事について尋ねる。
すると父は母親が亡くなってからがっさとあの調子だった事を
告げ、マーラはママが支えだったとして、時々父親にはママの
死で責められている気がすると告げる。
気がつくと猫のドーラが居なくなっている事に気がついた
マーラは家中を探し回ると、雨の中外に佇んでいた父が、
猫の遺体の目の前にいた。スティーブは自分が見つけたとき
には死んでいたのだと告げるが・・・
--------------------------------------------------------

妻が亡くなったのを機に、郊外の空き家に引っ越してきたシン
クレア家。空き家に霊は存在しないとするメリンダの主張を
裏切り、シンクレア家を襲う男女霊が父と娘に取り憑いていく。

なんだかよく分からない話だったな。
自縛霊とも言うべき霊の存在だったのだろうか。

完全にゲームの駒にされてしまう人間たち。
心に傷を背負い、隙間が有る為にそんな霊によって乗り移
られてしまう格好だけど、まさに不条理の極みのような感じ。

デリアってまだ不動産業も続けているのだっけか。

メリンダとデリアが言い争いしていくというのも珍しい状況
だけど、確かにデリアはこれまでのメリンダとのやりとりの
中で超常現象に関しては、もう少し柔軟な考えを持っても
良いはずなのに未だに意固地になっている姿がある。まぁ
今回のシンクレア家は、デリアが感情移入するに値する
自分と似たような境遇にある家庭だけど、メリンダが家庭を
滅茶苦茶にしている訳ではないんだし、なんとなく言いがかり
のような感じにも見える。

何故親子が今の状況に至るのか、そしてこの家に取り憑く
霊の存在の二つの霊の件が加わりドラマとしては複雑な感じ
にも思える。

マット役のMatthew Morrisonは、「glee」のマシュー先生役
でお馴染みだね。