ゴースト〜天国からのささやき Ghost Whisperer シーズン3 http://www.ntv.co.jp/ghost3/

第9話 霊を見る少女 All Ghosts Lead to Grandview

脚本／P.K. Simonds、Laurie McCarthy 監督／Fred Toye
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メリンダとジムはキャンプに来ていた。
テントに戻ると遠くから女の子がテントを物色している姿を
見かける。近付いて声を掛けると、女の子は逃げてしまう。
急いで追いかけるジムは彼女を掴まえ、何もしないとして女の
子を落ち着かせる。メリンダは一緒に暖かい食事でも取ろう
と彼女を誘う。
話しかけるがなかなか自分のことを話そうとはしない彼女。
名前はベッカ。両親は居らず里親の元から逃げてきたのだと
いう。この森には2、3週間前から居ることを告げ、家には戻さ
ないで欲しいと頼む。対応に困るメリンダたちだが、取りあえ
ず今晩はこのテントで眠ることになる。
深夜寝ているベッカの事を見ている男性の霊・ダニエルの姿が
あった。ベッカの悲鳴で目が覚めるメリンダたち。メリンダ
にもその霊が見えると、霊は彼女は僕の者だとして消えて
しまう。

翌朝、ベッカの姿がテントから無くなっていた。
ジムは荷物から車の鍵が無くなっていることに気がつき急いで
駐車場へと走る。すると縁石に乗り上げ立ち往生している
車を見つける。ベッカが運転している事を知り急いで座席から
降ろす。メリンダはベッカに取り憑いている霊に対して、
今すぐ消えなさいと語ると、ベッカはメリンダも霊が見えるの
だという事を知る。

ベッカを自宅へと連れて帰る。
実家にも連絡を入れると、すぐに迎えに来るという。
しかしベッカの家からは遠く飛行機で来るまでの間、メリンダ
はベッカに対して霊の扱い方について教えることにする。
メリンダは決して幽霊は恐いものでも危険でもない事を告げる。
ダニエルとは森で出会ったのだという。人間よりも寧ろ霊の
方が怖がっているのだとし、霊は現在の自分の置かれた状況
を把握していない場合が殆どだという。心の声を聞いて霊を
旅立たせることが重要であることを告げる。

ベッカをアンティーク店に連れて行くと、デリアと逢わせる。
デリアはメリンダが自分と同じように霊に対する扱いを教育
することが本当に良いことなのかと告げる。しかしメリンダ
は自分には色々と教えてくれる祖母の存在があったが、彼女
は両親からも異常者扱いされ、ガブリエルの様に薬漬け状態
にされている事を語る。
ベッカに対して男の子の霊が何を望んでいるのか見つけない
とダメだとするが、ベッカは怖がってしまい、なかなか上手く
は事が運ばなかった。
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メリンダと動揺に幽霊を見ることが出来る少女・ベッカと出会
いが有る。彼女がセントルイスからこの土地に来たのは偶然
なのか。霊の存在に動揺している彼女にメリンダは自分の経験
を話していくが・・・

ベッカ役のMakenzie Vegaは、現在NHKBSで放送中の「グッド
ワイフ」で主人公アリシアの娘・グレース役を演じている子
だ。
残念ながらこのエピソード以降、「ゴースト」には登場しない
みたいだけど、メリンダと動揺に霊の見える存在というのが
この世には居ることが少しずつ明らかにされる。

ダニエルの件に関して、メリンダが解決してしまえばすぐに
終わりそうな流れだったけど、敢えてベッカに解決させる
ところが描かれた。

アメリカでは霊が見えるという事を口にしただけで異常者扱い
しすぎる所があるな。完全に薬漬けの状態にするところも
なんとも不思議な感じ。アメリカでは個性を広げて、子供の
性格を受け入れていきそうな印象もあるんだけどね。

ドラマとしては二段階有り、まずはダニエルの件を解決する
流れ。両親から見捨てられたと勘違いしているダニエルの
両親がメリンダの店の地下に魂が居ることが判明し、探しに
いく。

もう一方は、ベッカが両親に自分の持つ能力について理解さ
せるという流れだった。両親を引き合わせた動脈瘤で亡くなった
ラリーの話を引き合いに出して信用させるところはシンプル
な流れ。ほぼダニエルのパートだけでドラマとしては成立
してしまっているのでやっつけ的な感じもしてしまう。

そしてまたしてもガブリエルの登場。
一体彼は何をしているのか。メリンダの父親を信用すべき
なのか、それともガブリエルがしている事が正しいのか。
今のところそれを判断すべき材料が無いので何とも言えない。
ベッカのような霊能力者を集めて何かしようとしているのかな。