ゴースト〜天国からのささやき Ghost Whisperer シーズン3 http://www.ntv.co.jp/ghost3/

第17話 父との再会 Stranglehold

脚本／P.K. Simonds、Laurie McCarthy 監督／Eric Laneuville
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メリンダの前に現れるようになったマイクの男の霊は、一体何
をメリンダに伝えようとしているのか。
メリンダは父親・トムと関係が有ると感じ、ジムの友人の探偵
のカールに頼んで調べてもらうと、トムが死んだとされる記録
は残されておらず、彼は料理人として働いていた記録があると
いう。検事補をしていたトムが何故料理人として働いていたのか。
カールは去り際にメリンダに対して数字を残すが、本人は書いた
記憶が無いという。

翌日、メリンダはリックに相談する。
メリンダは憑依した霊が送られてきた数字の意味を考えている
と、リックからもしかすると裁判の訴訟番号ではないか?という。
1979年に起きた裁判にトムが関わっているのではないかという。
裁判所で記録は調べられるとして、記録を調べに行こうとする。
しかし一体誰が真実を伝えたがっているのか。

メリンダはジムにも相談する。9歳の時に父親が出て行ったが、
記憶にないと思っていたことが憑依した霊によって、なんだか
体験していたかのように思い出されることを告げる。
裁判記録を見ると、訴訟番号の事件は、10歳のマイケル少年が
森で亡くなった事件で、トムが担当していた案件だった。
容疑者はポール・イーストで第一発見者だったが、彼が有罪に
なったという。

メリンダはマイケルの事件と父の件で関連が有るのかどうか
調べる為に、マイケルの実家にいき、母・エレン・ウィルキンス
とその息子のグレアムに逢うことにする。メリンダは調べて
いる事が有ると告げ、自分の父親が失踪していることに関連して
マイケルの事と何か関係が有りそうだと告げる。エレンは事件
に関しては思い出したくないとしてメリンダを遠ざけようとする
が、グレアムは話だけでも聞いてあげようとして家にあげる。
するとメリンダにはマイケルの霊が見える。マイケルはメリンダ
を見ると、お前なんか帰れと敵意をむき出しにする。

メリンダが通された部屋で話を聞いていると、家の中で不自然
な事が次々と起こり始める。メリンダにはマイケルがしている
事だと見えていた。エレンはマイケルがこの家に居る事は
明らかで自分の中ではまだ息子は亡くなっていないので、死んだ
話はしたくないという。エレンはメリンダに帰って欲しいと
告げるが・・・
二階で遊んでいたデイジーとピアス。
すると何やら言い争いする声が聞こえる。エレンが様子を
見にいくとメリンダも一緒について行く。そこはかつてのマイ
ケルの部屋で、孫のデイジーにも幽霊が見えている様だった。

メリンダは思い切って自分には霊の存在が見える事を口にする
と、エレンは全く驚きも見せなかった。マイケルが居る事を
実感していること。そして孫にはマイケルが見える事を熟知
していたが、グレアムには心配を掛けまいとして黙っている
のだという。30年前にマイケルが亡くなった時からずっと
ここにいる様な事を聞く。
メリンダはマイケルに向かって、メッセージを送ってきている
のは貴方なのか?と尋ね、ずっとこの家に居るには何か理由が
あるのではないか?と尋ねる。そしてエレンに対して、マイケル
を何時までもここに留まらせておくのではなく、旅立たせた方
が良いと告げるが、エレンは自分が亡くなった時に一緒につれて
いくとし、それまでソッとして置いて欲しいと語る。

デリアにエレンと逢ってきた事を話す中、メリンダは過去の
記事を検索していると、有罪となったポールが刑務所の火事に
乗じて脱走している事を知る。そして未だに逃走中の身で有る
とのことだった。

その夜、メリンダは再びマスクマンの夢を見る。
血の付いた足跡と、少女の姿が見える。更にはメリンダの父・
トムの姿が有り、お前に危険が迫っているという父から、思い
込みだけで誰も信用するなとし、私さえも容易に信じるなと
忠告する。

翌朝、ジムにも夢のことを話す。夢にしてはあまりにリアル
過ぎること。ジムはマスクの男のことについて話を聞いている
と、もしかすると顔が赤みがかっているのであれば、火事の
際には透明のマスクをかぶせられることがあるという事を聞く。
彼に殺された誰かが私に幻視を見せているのか?と益々訳が
分からなくなる。

リックと一緒に街の資料室へと赴く。
記録保管人に裁判記録を見せて欲しいと告げる。気むずかしい
保管人である事は以前にも関わって知っていたメリンダだが、
今回は容易に記録を見せてくれる事に驚く。
しかし記録を見ると、ちょうど見たいと思っている記録だけが
抜け落ちていた。保管人がシュレッダーで処分しようとして
居る事を知り、奪い返す。保管人も何者かに憑依されている事
を知る。
記録を見てみると、ポールは裁判後もトムを脅していたであろ
う事が記録として記されているのを見る。それを見て、父が
自分たちの前から消えたのは、脅されていたからなのかと
メリンダは納得していくが・・・
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メリンダは自分に何を伝えようとする不気味な透明のマスクマン
に悩まされる。父親が失踪したことと何か関係が有るのか。
調べていく内に、意外な事実が発覚し、父が生きている事も
判明していく。

父親の失踪の流れは、幽霊・悪霊との大戦争とか、過去に起き
た霊にまつわる大事件がこの街の地下に隠されていて、パンドラ
の箱っぽい事実が存在している事に関わっているのかと思った
けど、今回見た限りでは単純に冤罪を生んでしまった為に、
霊によって憑依され、その為に逃げ回っていたという感じがする。

父親はメリンダの義弟・ガブリエルも巻き込んだ騒動だけど、
父親は全ての事実を把握した上で、ガブリエルに助けを求めて
いたという事なのだろうか。

気になるのは、トムがどの段階でこの事件が冤罪であると分かっ
たのかという事か。
最初から分かってポールを有罪に導いていたとするならばかなり
凶悪なものが有るし、途中で無罪だと発覚したのであれば、
訂正する機会を見失い単純に逃げていただけという事も有る。

どっちにしても子供の流れはちょっぴり気の毒なものがあり、
大人が勝手にこの件を広げてしまったことで、悩んでいる様な
状況だね。


エレン役の女性、Tess Harperは「デニス・ホッパー」主演の
ドラマ「クラッシュ」でウェンディ役の女性。CSのフジで
放送している「ブレイキング・バッド」ではミセス・パンクマン
役で登場。