ゴースト〜天国からのささやき
Ghost Whisperer シーズン4

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第3話 アバター霊 Ghost in the Machine

脚本/Jeannine Renshaw 監督/Steven Robman
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臨死体験をした心理学者のイーライは、霊の声が聞こえる様に
なった。この日イーライは霊が見えるという先輩のメリンダに
色々と相談に行く。ようやく集まってくる霊は少なくなったが
それでもハミングしている霊に取り憑かれていると。メリンダ
は霊を安心させるか声を遮断する訓練をするようアドバイス
する。

そんな中、メリンダのアンティーク店のパソコンを直しに
デリア息子・ネッドがやってくる。ネッドにイーライを紹介。
ネッドはイーライが霊の声が聞こえるのを知って凄いと告げる。
店のコンピュータが直ると、
アルトワールド2と呼ばれる仮想
ネット世界にアクセスを試みる。アバターを使って仮想空間内
のゲームセンターに行こうとしているネッドに対してメリンダ
は宇宙語を聞いている様で何をしているのか全く分からなかっ
た。ネッドはメリンダ用のアバターを作り仮想空間では、実生活
と同様の行動を取れることを語り、それを説明する。
そんな中、メリンダのアバターを見つめているアバターの姿
が有った。ハンドル名はフェニックスと呼ばれる人物で、いつ
もみんなの事を黙ってみている人だという。メリンダは画面を
通して自分の事を見られている気がするとして、不思議な感覚
にとらわれると共に、突然あの子は何処だ?と告げ、画面内から
メガネ姿の男性が飛び出してくるのを見る。
フェニックスは思った様に動く事が出来ない様で、店内に有る
商品をなぎ倒すと、店の外へと出て行ってしまう。
メリンダは私が彼を画面から引きずり出してしまったのだと
告げる。
恐らく現実世界に突然来たので混乱していたのだろうという。

フェニックスを始めとして先ほどのアバターを操る人物は
主に
書店&カフェ"ベイリッジ"からアクセスしている事が分かり
店にいく。そこでセドナと呼ばれる女性の事をフェニックスは
よく気にしていた事を知る。

メリンダは帰宅すると、ゲーム中に亡くなった人物が居ないか
調べてみる。ジムはメリンダに話しかけると、自分も昔は
ゲーム"アステロイド"を10時間プレイしたもんだと語る。
そんな中、ゲームを連続でプレイした人物が韓国とオレゴン
に居る事が分かる。オレゴンのカーティス・グリーンという
人物で、5日間連続してゲームをした結果脱水症状で亡くなって
いた。

メリンダはネッドを連れてベイリッジにいくと、セドナに声を
かけて接触して欲しいという。

そんな中、昨日からフェニックスのアバターが全く動かなくな
っている事を知る。一体フェニックスは何を伝えようとしている
のか。

ネッドはセドナに接触することに成功する。
彼女の名前はアリスで有り、フェニックスの件を聞いて見る。
しかし彼とはアバターだけしか知らない事を告げる。
そんな中、ネッドと共にカフェに居たイーライの元に、フェニ
ックスの霊が近づいて話しかけてくる。アリスに近づくなと
圧力を掛けていることを知り、イーライはフェニックスに対して
あくまでお前はバーチェル空間の中だけで存在している人物
であり、僕らに構うなと声を荒げる。イーライは会話している
つもりでも、周りの人には独り言を言っている様にしか見えず
不審がられる。妄想性人格障害の誇大妄想型の症状が有るとし
恐らくアリスの事を彼女とでも思い込んでいるのだろうという。
この場合、視点を変えさせて現実に戻させるのだという。

そんな中、フェニックスのアバターが消えていた。
メリンダは画面に手をさしのべると、なんとメリンダ自身が
仮想空間内に飛び込んでいる感覚に陥る。すぐにまた現実に
戻ってきて、メリンダはイーライやネッドに今起きた事を
説明し、もう一度仮想空間内に入ってフェニックスを捜して
くると告げる。

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ドラマとしては新鮮な世界観を描こうとしたのかも知れない
けど、霊の世界と仮想空間と現実世界が複雑に絡み合い
なんだかよく分からなくなりそうな話だった。

生前から父親は娘のアリスの事を仮想空間内・アバターで見守
っている姿が有り、相談役になっていたこと。
その原因は父親自身が浮気で離婚した事で、現実社会では
娘との接触を禁じられていたために、仕方なく仮想空間内で
相談役に徹しつつ見守っていた様だ。

それとは別に少女を狙うカルという名の人物が居て、色々と
他人のアドレスをハッキングして、接触している形跡が見つか
る。
カルとフェニックスが同一では無いかとする内には、目の前
に居るメガネのアバターが危ない人物にしか思えなかったけれ
ど、徐々に真相を知るウチに娘を守る父親の姿である事が
分かり安心させていく。

仮想空間内でのコミュニケーションに安全性を見いだすもの。
逆に素性の分からない相手だとして危険性を示すものの両面
が描かれ、色々と一長一短な一面が存在する。
ただ安易にネットで接触してくる人物との現実での交流には
危険が伴うという事が端的に描かれ、怖い結末へと導かれた
感じ。

それにしても今回は遊び心が大きかったというか、メリンダ
がアバター姿になり仮想空間内に入り込む姿は笑えた。
ドラマにしては相当予算のかかりそうなエピソードだった。
仮想空間内であるならば、現実社会では出来ない事が出来ると
いう事を示したかったのかな。

イーライの知り合いの刑事・サムという新キャラの登場。
刑事と知り合いが居た方が、何かと便利という事で登場させた
のかな。

メリンダ・ゴードン (ジェニファー・ラブ・ヒューイット) 霊能者
ジム・クランシー (デビッド・コンラッド) 救命救急士
デリア・バンクス (カムリン・マンハイム) アンティーク店手伝い
ネッド・バンクス (Christoph Sanders) デリアの息子
ティム・フラハーティ (Thomas F. Wilson) ジムの同僚
ガブリエル・ローレンス (Ignacio Serricchio) メリンダ義弟
イーライ・ジェームズ (Jamie Kennedy) ロックランド大・心理学 者

ラリー・ジョーンズ (Raphael Sbarge) 父親、インターネット中死
アリス・ジョーンズ (Vanessa Marano) 娘、15歳
ブライアン (Tom Pelphrey)
ペニー・ジョーンズ (Molly Hagan) 母
サマンサ・ブレア (Ion Overman) "サム"、イーライと知り合い刑事
フェニックス (James Immekus) アバター内に居るラリー
ビル・エリット (Rif Hutton) カルがメールをハッキング。黒人
--- (Gina Chai) Receptionist
カル (Daniel Kountz) 犯人
--- (Danny Bolero) Clerk
--- (Ritchie Hoffman) Arcade Car Driver
--- (Steve Dargan) Towns Person

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