ゴースト〜天国からのささやき Ghost Whisperer シーズン4 http://www.ntv.co.jp/ghost3/

第4話 海に消えた愛 Save Our Souls

脚本／Mark B. Perry 監督／Gloria Muzio
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メリンダとジムは、廃船の決まった豪華客船・クラリドン号で
三日間のクルーズを楽しむ為にジムは休みをもらう。船は
出航後に解体が決まっており、船内の装飾品などは競売にかけ
られる。デリアは二人の出港を見送る為に港まで来ていた。
メリンダは名目上、アンティークの買い付けという事だったが、
実際にはメリンダはついに子供を授かる事に同意し、この
クルーズ内でジムとの熱い夜を過ごそうとしていたのである。
しかしデリアから、先週船から身投げした女性が居るみたいよ
と言われる。手すりの傍に靴が置いて有って自殺したのだろう
という。折角の雰囲気が台無しになるかと思えば、メリンダの
前にはなんと船に居着いている20人以上の幽霊の姿を目撃する。

乗船して初めて声を掛けてきた霊はベティという顔に鬱血痕の
有る女性だった。彼女からこの船の呪縛霊たちは船の解体に
よって居場所が無くなると思い不安になっていると聞かされる。
ベティ自身は心臓発作で船内で亡くなっており、倒れた際に
顔にあざがついた事を説明する。ベティが乗船したのは1999年
の事だった。

メリンダたちは自分たちの部屋へと向かうと、部屋には何故か
リッチとジュリアという新婚客がいた。二人はM108号室に
泊まっているが、リッチは何故か蒸し暑さを訴え、ボイラーの
音がうるさくまるで幽霊の声のように聞こえるとして、部屋を
変えてもらう事を相談していた。二人はサウサンプトンから
乗船したとし、リッチは船が大好きな人なのだと言う。

メリンダはスパで休憩してからジムとディナーの為に合流する。
ジムはメリンダがなかなか約束の時間に訪れない為に、船の
パンフレットを隅々まで読んでいた。メリンダは遅れた理由の
中で、ジュリアとスパで逢ったこと。ジュリアの夫のリッチは
ベットでの関係に問題が有り、行為の最中に寝てしまうという
不思議な行動を取っている事が分かる。またその後のマッサー
ジに於いては、マッサージ師が寄港した港で降りてしまった為
に、変わりの人がなかなか捕まらなかったとのことだった。
そんな中二人は甲板で寝ているリッチの姿を見る。メリンダは
そこでリッチに取り憑く水に濡れた長い髪の毛の女性の姿を
目撃する。

ジムはリッチに取り憑く女性の霊の件で話をすると、もしかす
ると投身したという女性が取り憑いているのかもしれないと
語る。メリンダはジムに対して、リッチと"男同士"の会話の
中で事情を聞き出して欲しいと頼む。一方ジュリアはメリンダ
の前でリッチが過度の睡魔に対して破綻の危機である事を告げ
"名ばかりの夫"だと語る。甲板で寝ていた事を聞くと、ジュリア
はリッチに船医に見てもらうべきだと提言する。

ディナーの際に、メリンダたちは投身自殺した女性のことを
ジュリアたちに尋ねる。すると女性はジョージア・ケントと
呼ばれる女性でハリファックス寄港の直前に飛び降りたという。
リッチは何度かスカッシュのコートですれ違っていたという
事だった。リッチが毎朝スカッシュをしている事を聞いて、
メリンダはジムもスカッシュが好きだと語る。すると翌朝8時
に男同士でスカッシュの勝負をすることになる。
メリンダたちは部屋に戻るが、ジュリアは戻りたくないとして
カラオケナイトでリアーナの曲を熱唱すると語る。

メリンダの元には、数々の幽霊たちが話しかけてくる。
メリンダはまとめて私が面倒を見ると語りつつ、深夜で寝てい
るイーライに電話して、今から沢山の幽霊の心残りの言葉を
聞かさせるので成仏させるために近親者に幽霊の言葉を伝えて
欲しいと完全に丸投げする。

翌朝スカッシュ対決するジムとリッチ。
シャワー室にいくリッチの背中が激しくひっかき傷があるのを
目にする。ジムはどうしたのか?と尋ねるが、リッチには身に
覚えがないという。
ジムはAttendantの男性から、スカッシュコートの予約リストを
見せてもらう。するとリッチとジョージアの名前が予約されて
いるのを目にする。ジョージアはアリバイ作りのためにコート
に予約を入れていたであろう事を知る。

メリンダはジュリアから、ジョージアは船から落ちたが助かって
いたという事実を掴んでくる。マッサージ師が下船している事
を知って、ジョージアと熱愛関係に有ったであろうことを知り
大体の事情を掴む。夫が保険金を受け取ることになっていたと
のことから、自殺工作をしていたのであろうと。しかしそうな
るとリッチに取り憑いている霊は一体何者なのかと疑問に感じ
る。メリンダは女性の霊に近づくとあなたの力になると説明
するが、女性は"私と結婚すると言ったのにウソをついたのだ"
と告げ消えてしまう。
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メリンダとジムは子作り旅行のために、三日間のクルーズ旅行
へと出かける。しかしその船には、過去になくなった人たち
の霊が集まっており、特に一人の若い女性が、メリンダたち
と知り有った男性・リッチに取り憑いている事を知る。

完全に迷惑な幽霊のお話って感じのネタ。

老朽化した船には幽霊も多数取り憑いている事から、これまで
に船上で合った人の生死をかけたドラマが多数存在している
のだろうなと思わせる感じ。
それだけネタが有るのだから、今回搭乗するビルという名の
海事史研究家なんて人物が存在できるのだろうけどね。

リッチはM108号室に泊まったが為に被害にあった人物。
昔のことなので幽霊のローレライも恋人の顔を忘れてしまった
のだろうか。これまで多数の客のカップルを壊してきたローレ
ライの霊は、これらカップルが亡くなった時には、幽霊が幽霊
を恨んで死にきれない状況という幽霊同士の恨みのパターンが
存在していくのかも。

リッチは殺されそうになるも、M108号室の乗客に被害はいない
とか、ちょっとあり得ない感じがする。

ベティという霊がもう少し力になってくれるのかと思った
けど、彼女の場合1999年の霊なのであんまり事情に精通してい
ない様子。
ローレライが亡くなったのは1975年のこと。

ネプチューンの号の乗客の儀式に使う標章として三つ叉、
卵、小麦粉の件など、時代を思い出させる為だけに情報として
提示したのだろうか。

ビルにも容疑の目が向けられたり、クリフにも怪しい視線が
向けられるも、どちらも身の潔白が証明された。

寄港する港で男女のカップルが結ばれ、別れる話というのは
昔のロマンス小説にはありがちな設定だと思うけど、なんと
なく切ないね。

そしてメリンダに懐妊の兆候。
今回の子作り船の旅も関係なかったか。

幽霊・ローレライ役のPeyton Listは、「MAD MEN」での
ジェーン・スターリング役を演じた女性。秘書だったのに
共同経営者のロジャーと結婚して玉の輿に乗った女性。
「フラッシュフォワード」では、ベビーシッター役として登場
し、化学治療をするブライスを支え続ける役だった。