ゴースト〜天国からのささやき
Ghost Whisperer シーズン4

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第10話 愛の囚人 Ball and Chain

脚本/Jeannine Renshaw、Christina M. Kim
監督/Eric Laneuville
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ジム(サム)は無くした記憶を取り戻し、自分が何者か知る為の
手がかりが欲しいと考えていたが、突然1ヶ月前に購入した
婚約指輪が銀行の貸金庫から出てくる。

メリンダはジムが出かけようとしているのを知り、自分もタイ
ミングを合わせて出かけようとする。メリンダはこれから
ファ
ーマーズマーケット
にいく事を告げると、ジムは食器棚を作る
仕事が入ったので出かけるという。メリンダは
婚約指輪の事を
聞きづらそうに尋ねるが、ジムは深くは言及しようとしなかっ
た。

メリンダはその事をデリアに相談すると、デリアはチャーリー
もそういうタイプの人間だった事を告げる。デリアはメリンダ
に対して彼が他の女性に走るはずはないとして慰めるも、
もしも恋人の香水のにおいを嗅いだら
記憶が戻りフラリと
行ってしまうかもしれないと不安
を告げる。メリンダはデリアに指輪の
件でそれとなく聞いてくれないかと頼む。
そんな中二人がマーケットで買い物をしていると、メリンダ
には女性がリンゴを買おうとして手を出す霊の姿を見る。
メリンダは霊のタミー・ガードナーという女性に声を掛けると
私は毎週土曜日にマーケットに来ていたが、何時の頃からか
無視され始めたのだという。
死んだという自覚の無い霊である事を知り、メリンダは彼女の
夫だとするロジャーの元に行く。
ロジャーに対して奥さんの件で話があるとすると、彼はもう
すぐ戻るという。一時間くらい前に出かけたとのこと。
そんな会話をしている際にエリザベスというロジャーの妻が
帰宅する。
メリンダは自分はアンティーク店を経営していて、タミーと
いう女性に依頼されて来た事を告げると、ロジャーは最初の
妻だと告げ、彼女とは離婚したのだという。
二年前に家を出た
きり音沙汰がない
との事だった。

しかしメリンダが帰宅してディナーを作っていると、突然
ロジャーが家まで尋ねてくる。妻のことで話を聞かせて欲しい
とのこと。彼女は二年前の10月15日に家出したとし、その日は
4回目の結婚記念日だったのでよく覚えているという。彼女は
いつもフラっと何処かに居なくなってしまうが、二日くらい
すると帰宅するという。その日もいつものように出かけたのか
と思ったが三日経っても帰らないのでいつもと違うと気がついた
との事だった。連絡が無いのは逆に安定していたのかと思った
という。彼女は
気分障害で感情をコントロール出来ず、医師に
相談すると双極性障害の一種だろうとの事
だった。一緒に居ても
妻が何を考えているのか分からず辛かったという。

メリンダは翌日イーライに相談する。まずはタミーが何故
死んだのか調べるのが先決だろうとの事だった。
躁状態の患者は悲観的な事実を受け入れようとしない傾向に
有るとし、タミーもその様な状態だろうという。

タミーはクリーニング店にいくと夫・ロジャーの服を取りに
いく。しかし店員から無視されることに怒り、室内のハンガー
を能力で滅茶苦茶にする。
市場に行っていたメリンダとイーライは偶然その悲鳴を聞いて
タミーが暴れているのを知り話しかける。ロジャーには新しい
家族が居るので、貴方も前向きに進むべきだと。
メリンダはタミーに
既に貴方は亡くなっていて、周りの人に
貴方の声は聞こえない事を告げる
。何が有ったのか覚えていない
のか?と問う。眠り込んでしまったが、何故眠くなったか覚え
ていないという。高い木のある原っぱに浮かんでいたという。

イーライは捜索の末、
ペンマール公園だろうとし、捜索を
開始する。すると茂みの中で不自然に止まっている車を発見
する。なんと車は排気ガスにホースが繋がっていて、自殺した
様な形跡があった。すぐにイーライは知人のブレア刑事に通報
する。

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メリンダとジム。
ジムがサムとしての生活を追求していくことによって、メリン
ダとしては、ジムが離れていく事が想像され辛いという状況の中、
鏡に映るサムの姿を見ていると、どうしてもメリンダに対して、
それはジムではないと声を掛けたくなる。肝心のデリアも既に
それを阻止する立場の人間ではなくなっているので、違和感が
有るな。

さて今回の霊は記憶を無くした霊・タミー。
生前彼女は気分障害というものを患っていたということで、
元々記憶が曖昧なのかと思わせるものが有ったけど、あくまで
それは犯人が先入観を植え付ける為に発したウソだった。

イーライがタミーの遺体を見つける辺りが神がかり過ぎていた
し、イーライの存在がどうしても前任者のリック・ペイン教授
を越えていない一面があるけど、心理学者らしく、犯人像を
警察にプロファイリングして欲しいと頼まれる一面がある
所などは、そうした方向性を持たせたいのかなと。

ドラマはシーズン3までは、記憶が曖昧なウチは死者の顔は
限りなくゾンビに近くて、記憶を取り戻すウチに少しずつ
正常な顔に戻るとされていたけど、シーズン4では特殊メイク
が無くなってしまった感じだね。

タミーが主張する子供の存在は果たしてなんなのか。
タミーが子供や夫を捨てていくという違和感の有る状況を
上手い事精神病の枠で払拭した感じがするけどね。

メリンダは虐待・変人男のロジャーと単独で何度も会ってい
たと考えると、後々になってゾッとしてくる話だったな。
特にロジャーと初めて会った夜に再びメリンダの家に来た際
に、容易に家に上げてしまった辺りは、軽率な感じもしたし
被害者にならなくて良かったなぁ。

最後はエリザベスが立ち上がり、襲われているメリンダを
助ける格好になったけど、ストックホルム症候群のマインド
コントロールが解けたのだろうか。そんな行動が出来るのな
らばもっと早い段階に・・・って感じなんだろうけどね。

メリンダ・ゴードン (Jennifer Love Hewitt) 霊能者
ジム・クランシー (David Conrad) 救命救急士
デリア・バンクス (Camryn Manheim) アンティーク店手伝い
ネッド・バンクス (Christoph Sanders) デリアの息子
ティム・フラハーティ (Thomas F. Wilson) ジムの同僚
ガブリエル・ローレンス (Ignacio Serricchio) メリンダ義弟
イーライ・ジェームズ (Jamie Kennedy) ロックランド大・心理学者
サム・ルーカス (Kenneth Mitchell) 交通事故死、ジムが体に乗り移る

タミー・ガードナー (Rena Sofer) サラ・エバース。誘拐される
エリザベス・ガードナー (Bree Turner) ロジャーに虐待される後妻
ロジャー・ガードナー (George Newbern) 電気工、虐待男
トマス・エバース (David Burke) サラの夫
サム・ブレア (Ion Overman) 刑事
--- (Toshi Toda) Fruit Vendor
--- (Jerrika Hinton) Clerk
--- (Mackenzie Varner) Girl
リッチ・エバース (Zachary Winard) トマスの息子・長男
--- (Eric Bolton) Perp
ジョー・エバース (Theron Harrison) トムスの息子・次男


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