ゴースト〜天国からのささやき
Ghost Whisperer シーズン4

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23 Jan. 2009
第13話 湖底の霊たち Body of Water

脚本/P.K. Simonds、Laurie McCarthy
監督/Jennifer Love Hewitt
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メリンダは以前ウォッチャーと呼ばれる霊から警告を受けて
いた。
生と死の世界を行き来する代償を負うことになるという
事。そのせいでジムは撃たれて亡くなったと考えていた。

サムの元に婚約者のニッキー(ニコル)がやってくる。
ニコルは婚約指輪を渡そうとしてくれていたサムの記憶が
無い事を知って記
憶を取り戻す手助けをするため、朝から
一緒に出かけようとしていた

デリアはメリンダの家にいくと、一日中一緒に居るなんて
不味いのではないか?とし、てっきり二人は別れるものだと
思っていた事を語る。
ニコルはメリンダの元を尋ねてくると、現在ホテルに住んで
いるが、出来るだけサムの傍に居たい事を告げ、記憶の戻って
いないサムの元に滞在する訳にもいかないので、メリンダの
家に泊めて欲しいと頼む。メリンダは内心嫌で仕方が無かった
が、仕方なく泊める事にする。

一方大学生たちは夜、キャンプファイアをしに湖の畔まで
やってくる。その中の一人、ポーラは突然服を脱ぎ出すと
湖で泳いでくると行って寒い中湖に飛び込んでしまう。
ボーイフレンドのマークを始めとして仲間達は、急いで
戻る様告げる。何よりも
魚が大量に死んでいるのを目にして
声を荒げてポーラに呼びかける。ポーラは湖で
潜水している
と、突然足を引っ張られる感覚
が有った。急いで沖にたどり
着いて事なきを得るが・・・

イーライはメリンダを呼び出し、湖の方に付き合って欲しい
という。現在湖の水を大学の生物学者たちに水質検査を依頼
しているが、この件では君の方が仕事は早そうだという。
生徒の一人が湖で恐ろしい体験をしたのだとし、湖の中で
足を引っ張られた事を話す。彼女の父・エドウィン・ハサウェ
イは今年亡くなっているので何か関係が有るのではないか
というものだった。
到着するとメリンダはびっくりする程の多くの霊が湖に居る
事が分かる。イーライの耳にも届くように霊は
"誰にも話すな"
と警告してくる。

エドウィンの事を調べる。52歳、マラソン中に脳卒中で倒れた
というものだった。しかしメリンダは
霊の半数は腐敗が進んで
いた
とし、何か不自然だという。
霊は死んだ場所に近づく傾向
が有る
のであの場所と死んだ場所に関連があるのではないか?
という。あの場にいた霊の一人は、ポーラの父・エドウィンで
有ったことを語る。何か秘密を見守っている様だとし、警告
してきた意味は何なのか。

そんな中イーライの携帯に電話が鳴り水質検査の結果が出た
という。ある種の病原体が大量に検出されており、
ハリケーン
の犠牲者が浸かっていた水と同じような状況
だという。
警察や疾病センターは湖をさらう事になったと語る。

イーライの元にサムとニッキーがやってくる。
カップルでカウセリングを受けるのか?と尋ねるが、サム一人
で受けるとのことだった。イーライは前世療法という催眠療法
を受けてみないか?と尋ねると、それをするとどう役に立つのか?
と逆に問われる。潜在意識を解き放ってくれるものだという。
ニッキーの事に関して、腕を回したような感触は有るのだが、
結婚のことに関しては全く覚えがないのだという。また自分
は子供を欲しがっていた様な感覚が有るのに、彼女は何故
それを黙って居るのか分からないという。イーライはその相手
がニッキーとは限らないのではないか?として、イーライは
メリンダの事を示唆するが、10年の付き合いよりも大事な人
なんてあり得ないとサムは否定してしまう。

そんな中、湖に潜っていたダイバーから8名の遺体が発見され
たとの報告が入る。更にその数は増えそうだという。
エドウィンはメリンダたちの前に現れ、案の定大騒ぎになっ
てしまった事を非難。しかしメリンダは大切に思ってくれた
人には言うべきだという。しかしエドウィンは生きている人
たちを守りたいのだと語ると消えてしまう。一体何から守ろう
というのか。

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今回監督を担当したのは、プロデューサ・製作総指揮を勤め
ているメリンダ役のJennifer Love Hewittだったようだ。
監督の立場でクレジットされているのは、シーズン4の13話
シーズン5の1話15話の三話。

ドラマとしては何だかイマイチよく分からない話で、思わせ
ぶりに登場してきていたウォッチャーの存在が、期待して
いる割に単純に現世に留まり、生きている人たちを助ける為
に霊を勧誘しているような不思議な存在だった。
彼女のお陰でジムも留まることが出来たのだろうか?

最終的にはエドウィンの妻の追悼会によって全員が光の中に
召されてしまったけれど、ウォッチャーの役割自体がハッキリ
しない。

シナリオとしてもイマイチよく分からない流れが有った。
結局葬儀場のセシックが、敵対的買収のチキン合戦で資金を
使い果たして火葬も出来ない程の状態だったので、遺体を
湖に捨てたのか。
遺体を見せる事は妻を傷つけると考えて、発見されない様に
しつつも、こういう扱いをしてくれた葬儀屋にはきっちり
お礼をしてもらうとする辺りの利益の相反みたいなものが
有って複雑だ。

ジムを巡る争いもなんだかややこしい。
メリンダがジムを引き合いに出す事をサムは嫌がっている
感じで、サムは君に僕のことなど分からないとする辺りの
皮肉な感じは面白いのだけど、やっぱりニコルとの最後の流れ
を考えていくと、一緒について行くのが自然な感じにも見えた。


■使用された曲

・The Scriptの"The Man Who Can't Be Moved"
・Nadia Fayの"Possibilities"
・In for the Killの"Against the Girl"
・Katie Herzigの"Hologram"
Stasia Congerの"Not Me"
・Ryan Haniflの"Something About You"
Rosi Golanの"Come Around"
Shakespear's Sisterの"Stay"

メリンダ・ゴードン (Jennifer Love Hewitt) 霊能者
ジム・クランシー (David Conrad) 救命救急士
デリア・バンクス (Camryn Manheim) アンティーク店手伝い
ネッド・バンクス (Christoph Sanders) デリアの息子
ティム・フラハーティ (Thomas F. Wilson) ジムの同僚
ガブリエル・ローレンス (Ignacio Serricchio) メリンダ義弟
イーライ・ジェームズ (Jamie Kennedy) ロックランド大・心理学者
サム・ルーカス (Kenneth Mitchell) 交通事故死、ジムが体に乗り移る

カール・セシック (David Clennon) セシック葬儀場、末期癌
エドウィン・ハサウェイ (Arye Gross) 父親、霊
マーレーン・ハサウェイ (Jessica Tuck) 母親
ポーラ・ハサウェイ (Emma Bell) 娘、大学生
--- (April Grace) The Watcher
ニッキ (Teri Polo) サムの婚約者
Mrs.セシック (Annie Abbott) カールの妻
マーク (Blake Hood) ポーラのボーイフレンド
--- (Floriana Lima) Female Co-Ed
--- (Jenny Radelet) Co-Ed
--- (Greg D. Johnson) Lake Spirit
--- (Doby Daenger) Ghost

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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