ゴースト〜天国からのささやき Ghost Whisperer シーズン4 http://www.ntv.co.jp/ghost3/

30 Jul. 2010
第15話 真夜中の儀式 Greek Tragedy

脚本／Christina M. Kim
監督／Karen Gaviola
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ジムとキスしたメリンダ。

4人の女学生は学生寮で寝ていると突然何者かが寝室に乱入して
4人の女性に袋をかぶせて拉致する。
彼女達は大学の女子友愛会「シグマ・シータ・カイ」の入会
希望者。入会には度胸試しが求められており、4人は下着姿の
まま森へと連れて行かれる。
会のリーダーであるマケンナからは、4人に対して怖じ気づいた
り弱さを見せたものは生き残れない事を告げ、自分の価値を
証明しろという。シグマ・シータ・カイの紋章である蛇、
金の短剣、球、ワタリガラスのいずれかを回収するよう求める。
指示書を渡すので、それを手に入れたら地図に書かれた指定の
場所に行くよう告げる。ただしみんなで協力したり、顔に
かぶせられた布袋を外したり、今日のことを誰かに話したら
永久追放になる事を語る。アシュリーからは、輪縄を見つけた
ら、そこは誰かが脱落したり死んだものなので決して触れては
いけない事を告げ、背を向けて反対側に走る様指示する。
会のメンバーであるエミリーはコートニーを呼び出すと、時間
の無駄だとしてもう帰って良いと語るが・・・

翌日メリンダとデリアは、メリンダとジムの事について語り合
っていると噂の彼がコーヒーを持ってやってくる。ジムは今夜
一緒に美術館に行かないか?として、ロドニー・セーブルの
作品展が有るのだという。僕の趣味だかどうかはよく分からな
いとしながらも、自分の過去の人格が行こうとしている事を
示唆する。デリアはメリンダの事を後押しして、私が全てを
やっておくので、二人で行ってきてと告げる。メリンダに
対して霊が出て来てもちゃんと今はダメだと話すべきだと語る。

イーライの勤める大学では"シグマ・シーターカイ"入会週間だ
と掲げられている中で、イーライが出版した新刊本の"親密性
と献身 恐れも打ち砕く強い絆"についての本を受け取りにいく。
売れているものだというイーライにこれからジムとデートする
のだが、霊が居る事を告げる。黒のスリップ姿にスニーカー
を履いた布袋を被った霊だという。メリンダは霊に近づくと
何が有ったのか?と尋ねる。すると霊は姉妹に聞いてと言って
消えてしまう。姉妹とは友愛会の会員の事で、儀式で何か
起きた人物が出て来ているのではないか?という。大学では
儀式は禁止されているが、影では今なお伝統的に行われている
のだとイーライは語る。しかし入会儀式で死んだ人物でも
入れば学内で噂になっているはずだというイーライ。
メリンダは霊は一人の生徒・マケンナの事を見ていた事を告げ
ると、イーライは自分が調べておくのでメリンダはデート
してくれと語る。
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大学のソロリティで起きた事件。
メリンダはジムとの関係を前進させようとするが、そんな時に
限って彼女の前に霊が現れてしまう。覆面を被った不気味な
霊が見る先にいたのは、ソロリティの会員だった事も有り、
儀式で何らかの犠牲者が出たのではないかと疑っていく。

日本でも女子会などと呼ばれるけど、ここでは大学での秘密
結社のようなもの。それも女性版。
アメリカのドラマや映画を見ていれば一度はこのソロリティネタ
に触れる事が有るけれど、絆や姉妹関係を結ぶためにも、
入会には色んな厳しい掟なり条件がある様子。
ただ一度結ばれた繋がりは、社会人になってからも影響力
を発揮するもので、特に地位の高い者たちが、良い意味でも
悪い意味でも繋がり・連帯感を持って助け合う姿が見られる。

冒頭からビックリするほどの究極の姿が有り、男性に襲われた
のかと思いつつ女性同士で行っているものだった。

アメリカの場合、戦場などで結ばれる強い結束感などの物語
が多数描かれている事も多く、そういうものの女性版という
感じがする。同じ苦楽を共にした人物だからこその繋がりを
求めているのだろう。
日本の場合、ヤクザや暴走族に通じる所があるのかも。

本当の絆とは何かという事を改めて感じさせるという内容だっ
た。そしてこの悪縁を絶つために、霊が一人の現役の生徒を
見殺しにしようとする姿が有る。

ただ今回のドラマ、レベッカの視点から見れば、ローレン
に気持ちを伝えるべき者が有るのではないかという気がする。
最後は時間が足りなかったのか、メッセージをメリンダに托し
て不自然な形で消えてしまった。

ダレもが入会儀式で嫌な思いをしているのに、いざ入会して
しまうとイジメのような形で荷担してしまう所が何とも
言えない。特別な存在で居たいが為に、それを守ろうとする
心理が働くのか。

レベッカを演じたのは、「デスパレートな妻たち」のスーザン
の娘・ジュリー役のAndrea Bowen。

メリンダの行動を不審に思うジムに対して、そろそろメリンダ
も説明しても良いのではなかろうか。

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