ゴースト〜天国からのささやき
Ghost Whisperer シーズン4

http://www.ntv.co.jp/ghost3/





Feb. 27, 2009
第16話 ゴースト・バスター Ghost Busted

脚本/P.K. Simonds、Mark B. Perry
監督/John Behring
--------------------------------------------------------
ロックランド大学で起きた学生達の事件解決の場面にメリンダ
が居たのを目にしたジム。メリンダに夕べの事を尋ねると、消
防署にいたと嘘をついた事で、彼女に対する不信感が募る。

メリンダはデリアに
最近のジムの態度が変だと相談する。原因は
霊である事は明らか
なので、デリアは正直に話してみたらどう
か?という。最悪でも変なヤツくらいに思われるだけだろうと。
メリンダもジムの霊がサムに乗り移った事は内緒にして、
とり
あえず霊が見えるという事を話してみる
という。

そんな中、ジムと一緒に食事に行った帰りに、メリンダたちの
前に
超常現象調査隊(SPI)と書かれた車が近所の屋敷に駐まって
いるのを目にする。家の主は、ジョンデヴォン夫妻だったが、
家で妙な事が起こり始めたので超常現象調査隊のライナスに調査を
依頼したのだという。メリンダたちはライナスに話しかけると
彼は自らを紹介がてら、霊体からはエネルギーが出ているので
それを測定しているのだという。
ジムはゴーストハンターなんて
どうかしていると端からライナスの事を否定
する。

メリンダはイーライの元に行くと、ジムは自分の能力のことを
真面目に聞いてくれるはずはないとして、先ほど起きた話を
彼に説明して相談する。真実を明かせば以前の
"真実を暴け"
BLOGの時のような事が起きるとして、真実は打ち明けたいが
どうしようも出来ない事を語る。

イーライはメリンダと共にSPIの元に行くと、色々と説明を受ける。
装置を使えば霊の存在や音を感知できるが、話せないという。
色々と説明を受ける中で、ライナスは最近TIDCからMRSCと呼ばれる
多周波高感度カメラを導入したので霊を写すことが出来る様に
なったという。後は霊が出てくるのをひたすらカメラを設置
したまま待つだけだという。
するとイーライは階段で声が聞こえるのを耳にする。ライナスに
対して階段の方にカメラを向けろと告げると、ライナスのカメラ
に霊が写るのを目にする。
ライナスは何故霊が居る事が分かった
のか?と尋ねると、自分には霊の言葉が聞こえる
と語る。

初めて霊を写したことで興奮し、インターネットにも掲載する
ライナス。イーライも初めて霊を目にしたことで興奮していた。

元の家の所有者を調べるメリンダ。
所有者はエブリン・ベルズベリーであり、72年から住んでいる
が数年前に失踪しているのだという。

一方イーライはエブリンの隣人であるジェフリーの家にいき、
エブリンの事を尋ねる。すると10年前に引っ越してきてすぐに
エブリンは失踪してしまったので詳しくは知らないが、
Mrs.ブル
ーベリー
と呼んでいたという。よくブルーベリーを使ったスイ
ーツを作っていたという。家には一人でインコと一緒に住んで
いて、クリスマスにブルーベリー入りのタルトをもらったという。
その2、3週間後に居なくなってしまったという。

サムは店番をしているデリアの元にやってくるとメリンダの事に
ついてさり気なく尋ねる。彼女には何か秘密が多いということ。
デリアは確かに一人で動く事は多いとするが、彼女には色々と
事情が有るのだと語る。何か有るのであれば離して欲しいという
サムに対して、彼女はとても広い心の持ち主であり、多くの人を
助けているが、その事で脚光を浴びたり認められるような事は
したくない人なのだと語る。もしも打ち明けられた際には偏見
無しで受け止めて挙げて欲しいと語る。

--------------------------------------------------------

ジムはメリンダの突飛な言動に違和感を覚える中、何か秘密
を抱えているのではないかとして探り出す。一方メリンダも
自分には霊が見えることを話そうとするがタイミングを逸して
なかなか現状を話せずにいた。

相変わらずまどろっこしい展開が続いているこのドラマ。
シーズン4の放送を通して、そろそろこのドラマもネタとして
やり尽くしてしまった感じが有るなという事を実感させる。

ドラマとしては、如何にもメリンダが告白しづらい状況を作る
為にジムが予め出る杭は打つかのように、霊に呼応する人に
対する激しいまでの憤り感が描かれた。

霊が見えるという人物に対して、軽蔑の視線を送るアメリカ
人の視線が異常とも思える程敏感。
胡散臭いという意識が有ったとしても、知り合いならばまずは
冷静に話を聞いても良さそうなものが有るのに、病院行った方が
良いくらいの勢いで突っかかってくるところは、日本では
まずあり得ない感じがする。

そんなうさんくささを助長するゴースバスターズの存在が
今回描かれた。
守護天使なんて言葉が出てくるとどうしても私はラブリーガル
を思い出してしまうけど、守護天使を信じたい気持ちと、実際
に身近にいると感じている人の能力とはまた違うものがある
と思うので、今回のライナスには悪意はないにしろ、駆除法を
確立していないゴーストバスターズなんて職業は辞めさ
せた方が良いと思うのは気のせいなのだろうか。

ライナスを端から否定してしまった元恋人の父親が霊となって
彼に一つのきっかけを与えていたけど、例えこれでライナスの
存在が有名になったとしても除霊するスキルは持ち合わせていない
し、どうすれば良いんだろうね。

失踪した家の主は、結局パニックルームで自然死してしまった
という事なのだろうか。失踪しても失踪者の届け出がない限り
はああいう場所にずっと見つかるまでとどまっている訳で、
孤独死の寂しさを感じさせた。
2000年問題とかY2K信者なんて言葉、久しぶりに聞いた気がする。

さてメリンダはFBI捜査官にさせられてしまった時にはどう
なるかと思った。一字違いでグッドワイフに居る調査員
のカリンダみたいな事が出来るとは思わないけど、心霊捜査員
としての可能性は持ち合わせているよね。

■使用された曲

・The Scriptの"The Man Who Can't Be Moved"
・Rose Rossiの"Hello to You"
・Clifton Castelloeの"Lost in a Cave"
・Ray Lamontagneの"Let It Be Me"

メリンダ・ゴードン (Jennifer Love Hewitt) 霊能者
ジム・クランシー (David Conrad) 救命救急士
デリア・バンクス (Camryn Manheim) アンティーク店手伝い
ネッド・バンクス (Christoph Sanders) デリアの息子
ティム・フラハーティ (Thomas F. Wilson) ジムの同僚
ガブリエル・ローレンス (Ignacio Serricchio) メリンダ義弟
イーライ・ジェームズ (Jamie Kennedy) ロックランド大・心理学者
サム・ルーカス (Kenneth Mitchell) 交通事故死、ジムが体に乗り移る

ライナス・ヴァンホーン (Patrick J. Adams) 超常現象調査隊SPI
--- (Michael O'Neill) Male Ghost
キャリー (Jenna Leigh Green) ライナスの元彼女
ジョン (Edwin Hodge) 幽霊屋敷の主
デヴォン (Linara Washington) ジョンの妻
ジェフリー・クロケット (Patrick Labyorteaux) エブリンの隣人
--- (Debbie Campbell) New Client Wife
--- (Jeffrey Stubblefield) New Client Husband
ジェイコブ (Brandon Killham) 10歳の少年
--- (Patrick Weil) Townsman

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system