ゴースト〜天国からのささやき
Ghost Whisperer シーズン4

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Mar. 6, 2009
第17話 歪められた記憶 Delusions of Grandview

脚本/Jefery Levy
監督/Laurie McCarthy、Mark B. Perry
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メリンダはジムに対して、霊が見えることを告白。
理解するのに時間はかかるだろうが見守る事を約束する。

翌日メリンダが何かに向かって話しているのをジムは窓越し
に目にする。これが霊と話している姿なのか。メリンダの元を
尋ねると、デリアと電話で話していただけだと判明する。
しかし霊と話すのは電話無しで今の様に話す事だと告げる。
ジムはメリンダに質問が有るとして、霊はどのようにして
現れるのかを尋ねる。ここに来たりするし、突然出くわすこと
が有る事。助けを求めてやってくる霊も多いという。そんな
霊がこの世から光の世界へと旅立たせるのが私の役割だという。
ジムは想像を超えていてなかなか理解が難しい事を口にするが、
出来れば
今日一日メリンダに同行して、その仕事を見たいと告
げる。
仕事というよりも使命だとするメリンダ。ジムは決して
茶化したりはしないと約束するが・・・

ジムは本日
パークデール学園(幼稚園)の改装工事を請け負って
いるので、ちょっと立ち寄る事を告げる。
ペニー先生の元、園児達は外で遊んでいるが、その中に多数の
霊が居る事が分かる。特にグリーアという霊はフランス語の
歌を歌っている事が判明する。
改装前にはクリニックだったという話だというジム。メリンダ
はここに霊が居る事を告げ、恐らく当時の患者だろうと語る。

昨年ここに学園が出来るまでは、1962年に設立したケアクリニック
だった事が判明。
バレースプリングス療養所と呼ばれる精神科
の施設だった。
その話をアンティーク店でするメリンダたち。デリアやネッドは
メリンダがその事実を知って話をしていると思っているでしょ
う?と告げる。私も最初はメリンダの能力について疑っていたが、
彼女に助けられる人を見たから信じる事になったという。
ジムは霊は危害を加えたりはしないのだろう?と告げるが、時々
警戒が必要だという。時に幼い子には霊の存在が見える為に
霊が影響を与えることはよくあるのだという。大人は霊を否定
するので見えなくなるものだが、子供にもみえるのだと。
フランス語の歌を教えていたのは霊の一人だと語る。

メリンダたちはイーライの元に相談に行く。
イーライの元に
61年に病棟が閉鎖された際に寄贈された資料
残されていた。写真・カルテを見る限り、メリンダが見た霊の
一人はグリーア・クリークソン(23歳)だと判明する。カルテ
によると出産後に入院しており、
邪悪な心が有ると言って自ら
入院しているとのこと。恐らく
PPDと呼ばれる産後鬱であり
当時は精神医学は発展していなかったので、そのように診断さ
れたのだろうと語る。59年に死亡しているがその死因は書かれて
いないという。
セラピー日誌が残されていて、グリーア本人が
それを書いていた事が分かる。彼女は子供・ダグラスを溺死
させているのだという。

その頃幼稚園では突然トッドが黒板に黒いペンで
"死んだら静か
になる"
と書く。教師のペニーは驚く中、ロザリン院長に報告。
報告している間少しだけ教室から目を離した途端に、
子供達
全員が居なくなっている
事を知る。

メリンダたちが幼稚園に行くと、周りは警察官で溢れていた。
ジルから事情を聞くと、一クラス分の園児が消え去ってしまった
のだという。霊が害を与える可能性が有るとし、メリンダは
この事はダレにも言わず内密に解決したいと告げる。

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ついにメリンダはジムにすべてを告白。彼はメリンダを理解
する為に同行して彼女のしている事を見て回るが・・・

ジムに理解させる為のエピソードなので、極簡単な案件だったら
良かったんだけど、死んでいるマッドなドクターがやっぱり死ん
でいる霊を操っているとする複雑な状況が実にややこしい内容だ
った。
メレディスの事情を知っているものでもかなりやっかいだと感じ
させるネタだったかも。

しかも今回の霊が精神的に病んでいるという状況が有るので、
ただでさえ解決には相当気むずかしく感じるものが有るだろ
うし、ちょっとエピソードとしてはイマイチだった感じもする。

あのデリアでさえ腹だたしいくらいになかなかメリンダを
理解しないシーンが描かれてきたので、ジムが信じられないのも
仕方がないけど、自分から理解しようとする意思表明をした
のに、勝手に自分なりの結論で、メリンダを異常扱いすると
いうまさに、なんてやつだと思わず突っ込まずには居られない
展開ではある。

ジムに言われればまだ良いんだけど、顔はサムだし、言われた
らカチーンと来そうなものが有るな。

メリンダの事を否定するということは、イーライの事も否定
しているのだろうか。

霊を納得させる流れにはある程度説得力が有ったけど、
霊の息子はメリンダの言葉だけの説明だったし、母親の言葉
として伝えるのは相当無理が有った気がする。
息子は母と2歳の時に別れて、母の記憶も無い訳だしね。

幽霊のバート医師は、このエピソードだけでなく、次のエピソードにも
登場する予定だ。

■使用された曲

・The Scriptの"The Man Who Can't Be Moved"
・Lisa Hanniganの"An Ocean and a Rock"
・Darby Stanchfieldの"Alouette"
・Sara Hazeの"Life Beyond"

メリンダ・ゴードン (Jennifer Love Hewitt) 霊能者
ジム・クランシー (David Conrad) 救命救急士
デリア・バンクス (Camryn Manheim) アンティーク店手伝い
ネッド・バンクス (Christoph Sanders) デリアの息子
ティム・フラハーティ (Thomas F. Wilson) ジムの同僚
ガブリエル・ローレンス (Ignacio Serricchio) メリンダ義弟
イーライ・ジェームズ (Jamie Kennedy) ロックランド大・心理学者
サム・ルーカス (Kenneth Mitchell) 交通事故死、ジムが体に乗り移る

バード (Michael O'Keefe) 医師・精神科
グリーア・クラークソン (Darby Stanchfield) 23歳、出産後鬱
ダグ・クラークソン (Mark L. Taylor) グリーアの息子
ロザリン (Caitlin Dulany) 保育園長
ペニー (Ogy Durham) 園の先生
--- (Kirk Bovill) Straight Jacket Ghost
ジル (Raquel Bell)
トッド (Aaron Hart) 文字を書く園児
--- (Kelly King) Todd's Mother
--- (Patrick Weil) Townsman

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