ゴースト〜天国からのささやき
Ghost Whisperer シーズン4

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May 8, 2009
第22話 ヴァンパイアの誘惑 Endless Love

脚本/P.K. Simonds
監督/Ian Sander
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ジムから二度目のプロポーズを受けたメリンダ。
メリンダは無くしたと思っていた婚約指輪に、ジムが改めて

"永遠に"との文字を刻む為に宝石店に出していた事を知る。


デリアは結婚式を行うと言う事で、そのプランをメリンダたち
と共に行う。とても複雑な状況で、メリンダの中ではジムとの
二度目の結婚式だが、ジムの見た目はサムであること。
そしてメリンダのお腹の中にはジムだった頃に着床したであろう
子供が居る事で、サムがジムの子を育てるという事になっている
のである。その為にジムの母やメリンダの母、そしてサムの関係者
も呼ばなければならず、結婚式の席決めに関しては神経を尖ら
せていた。メリンダたちは時期を見て説明しようとしていたが、
デリアでさえ、理解するのに何ヶ月もかかった事を他の人が
容易に信じるモノかと頭を抱える。

帰宅したネッドはメリンダのお腹が大きくなってきたのを見て
これが
"腹ボテ"かと呟く。デリアはなんて言葉を使うのかと
ネッドを叱ろうとするが、メリンダはそれを止め、今とても
幸せだという。ネッドは学校の
友達たちと家で勉強会の為に
同級生を招くが、セリーナが遅刻している事を知る。セリーナ
はやってくるが、鍵が見つからなかった事を告げ、ノートも
忘れてきたという。デリアは息子は今回のテストに賭けている
のにあの子は言い訳ばかりだと憤りに感じる中で、メリンダは
セリーナを見つめる若い男の霊を見る。

セリーナは帰宅すると、母・カレン、父・レイの名前を呼ぶ。
暗くなった家には誰も居ず、留守電には母親からのメッセージ
が吹き込まれていた。遅くなるので先に食事を食べていて
欲しいとの事だった。
セリーナは一人部屋で勉強するが眠くなったためにベッドに
横たわる。すると
突然窓が開いて、セリーナは眠ったまま
歩き出すと外へと出て行く

カレンは帰宅すると娘が居ないことに気がつき、夫のレイに
電話するが留守電になっていて繋がらなかった。
カレンはデリアの元に電話すると、セリーナが居なくなった事
を告げる。この家からは2時間前に帰宅した事を告げると、
セリーナのカバンや携帯は家に置いて有る事を告げ、窓が開けっ
放しであることから強盗が入って連れ去ったのかも知れないと
嘆く。デリアは電話を切ったらすぐに警察に電話するよう
告げ、私たちもすぐにそちらにいくと語る。

自動車でデリア、ネッド、メリンダはカレンの元に行くと
友人宅が有る
オーク通りへと向かう。メリンダは道中、最近
娘さんは何かに悩んでいたり、身内が亡くなったりしたことは
無いか?と尋ねるが、特にその様子はなかったという。
するとオーク通りを裸足で歩いているセリーナの姿を見かけ
保護する。
セリーナの手は真っ赤な血のようなもので濡れていた。
セリーナに声を掛けると突然正気を取り戻したようにして、
現状を把握できずパニックに陥る。

翌日、学校でセリーナはジョナサンとロッカーの前で会話して
いるのをネッドが目撃する。ネッドはセリーナに声を掛ける中
セリーナがロッカーを開けると、突然
スズメ蛾は飛びだし、
そしてロッカーの中に
プルメリアの花が置かれていた。

メリンダはカレンの元に行くと、自分には霊の姿が見える事を
告げ、セリーナに若い男の子の霊が取り憑いていた事を見た
事を語る。

セリーナは教室にいたジョナサンの元に近づくと、ロッカー
に仕掛けをしたのは貴方ではないかと問い詰める。こんな
仕掛けの意味がわかるのはジョナサンしか居ないと訴えるが、
ジョナサンは身に覚えが無く、セリーナに対して変人ではない
か?と告げる。そんな中、突然
ジョナサンの身の回りにチョーク
の粉が降りかかり咳き込む姿
が有った。

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ネッドの同級生・セリーナの様子が最近おかしい事に気がつく。
勉強会でネッドの家に来た彼女の姿を見たメリンダは、彼女に
取り憑く男性の霊の姿を見ていく。身内に誰か不幸が起きたのか
を調べていく内に、ゾーイによると、起きている事は全て
吸血鬼に関する出来事である事を聞かされる。

冒頭からメリンダとイーライの間で、失礼にも会話途中に電話を
斬り合う姿が笑えた。"謝罪受付ダイヤルです"と告げるイーライ。
わるうございましたと答えるメリンダ。早くも良い関係になってるな。

人間の心の中に誰にでも存在する孤独というモノに抽出した
話だった。最後にイーライがゾーイとの関係にそんな孤独さを
感じさせる様な要素を挿入していて、淋しそうにしてメリンダ
夫婦がイチャ付くのを見ていたのが印象的。

相変わらずアメリカの若者の間では大人気のヴァンパイアの存在
を展開に引っかけて描いたモノ。
霊が見えるメリンダにとっては、ヴァンパイアなど存在しない
事は明らかで、都合良く作った造形物である事は明らかだけど、
人はヴァンパイアのような愛情の形を求めるものなのかが焦点と
して描かれた。

セリーナとアンドルー・カーソンの関係がイマイチよく分からず
引っ越しする前の関係性がよく分からない。近所に住んでいた
人物だという事は明らかだけど、実際にはメールのやりとり
などを行っていたのか?見たところでは気持ちは伝えられず
メールは下書きの段階で止めていた感じだけどね。

単なる霊のハズが、ヴァンパイアに扮して近づくという事で、
嘘を付いてまで愛を手にしようとするアンドルーに対して、貴方の
している事は愛ではなくエゴだとしていたけど、メリンダたち
がしようとしている事はエゴに該当しないのかどうかも気になる。

他人から見ればストーカーだとされる人物だったとしても、
ストーカーになる程に人の愛される事を求める人物も居るという
所なのか。ストーカーとヴァンパイアはある意味表裏一体として
存在しているのかも。

愛は決して自分から求めるものではないこと。
ただ求める為に努力する事は決してエゴとは言えないだろう事
なので、なんとも難しい所だね。



■使用された曲

・'Siri Svegler'の"Their Wine"
・Luscious Redheadの"Don't You Dig Too Deep"
・Gabe Dixon Bandの"Disappear"

メリンダ・ゴードン (Jennifer Love Hewitt) 霊能者
ジム・クランシー (David Conrad) 救命救急士
デリア・バンクス (Camryn Manheim) アンティーク店手伝い
ネッド・バンクス (Christoph Sanders) デリアの息子
ティム・フラハーティ (Thomas F. Wilson) ジムの同僚
ガブリエル・ローレンス (Ignacio Serricchio) メリンダ義弟
イーライ・ジェームズ (Jamie Kennedy) ロックランド大・心理学者
サム・ルーカス (Kenneth Mitchell) 交通事故死、ジムが体に乗り移る

ゾーイ・ラモス (Jaclyn DeSantis) 大学教授、ブードゥー教

セリーナ・ウェステン (Alexa Vega) 娘、ネッドの同級生
アンドリュー・カーソン (Jake Thomas) 5週間前に亡くなった
レイ・ウェステン (Erich Anderson) 夫、浮気している
ジョナサン・ハークネス (Andrew James Allen) セリーナの友人
カレン・ウェステン (Gail O'Grady) セリーナの母
ロックスミス (Frank Crim)
--- (Becky Wu) Waitress
--- (Mohammad Kavianpour) Grandview Pedestrian
--- (Patrick Weil) Townsman

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